銚子・角巳之・三代目

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2050年...③

2022年08月12日 | SDGs

5,000万年以上の太古の昔...。火山の大噴火によって地上に大量のCO2が噴出し、著しい
海洋酸性化を引き起こした形跡が(地層から)明らかになっているようです。この酸性化は
元に戻るまで17万年(これも地層からの推定)、戻したのは“生物ポンプ”という自然の働き...。

CO2が地球上に充満した時、海ではプランクトンが爆発的に増殖。プランクトンが光合成し、
その増えたプランクトンを小魚が、大きい魚が...と食物連鎖...。CO2はフンなど有機物の形で
海底に沈められていく...。暗く、冷たい海の底では炭素を含む有機物は殆ど分解されない...。

一つの仮説として、地球で大規模な気候変動、環境変化が起こった時、元の状態に戻そうと
する現象があり、それが生物ポンプ(上記のような増殖、連鎖、封じ込め...等)であり、天然
のCO2吸収装置であるけれど、昨今の排出量は生物ポンプの性能を上回るスピード...。

仮説が正しいとして現在、世界各地にてこの“生物ポンプ”の性能を維持しようとする動きが
紹介されておりました。国内にあってはアマモ(海藻の一種)、ベトナムでマングローブや、
フィリピン沖合での藻場実験...等々。(続きは次回に)