先日、かまぼこのこと話題にしましたが...。知人の蒲鉾職人(千葉県)...、この方私より年下
なのですが、蒲鉾製造の技術は超一級で、仕事に向かう姿勢その他、深く敬服しております。
連絡ありまして、年末のかき入れ時...忙しいでしょ...と言ったら、原料が無いんです...と。
一般的に最近の蒲鉾は冷凍のすり身(スケソウダラ・冷凍品)。しかしながら先般の話題で
はありませんが、一級職人はハレ(正月等)の日用は水揚げ直後の新鮮な原料、しかも
白グチを使う...。その白グチ(バックナンバー銚子の魚参照)が全く揚がらない....。
白グチ...の話が銚子の知人(廻船問屋さん)から船に伝わり、そうか白グチか...と言いながら
漁師さん方、漆黒・極寒の海に出て行きました...。白グチを狙って漁をする訳でなく、この日
はブリ狙いのようでしたが、漁師の経験則...あの漁場なら混獲で入るかな...と。
自然相手ですので、こればかりは致し方ないのですが、もしなかったら?と聞いたら、今年の
スペシャル蒲鉾(生の白グチ使用)は作れないな...と寂しそうで...。もし水揚げがあれば、
27日に製造。ちょうど私は27日その場(蒲鉾製造現場)に...。さてどうなりますか...。