銚子・角巳之・三代目

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月日は百代の過客にして...①

2020年04月06日 | 日記・エッセイ・コラム

繋がり...①の写真は、銚子第二魚市場にて水揚げ中の、北部太平洋巻き網船団...。青森以南~銚子以北を漁場
とし、イワシ、アジ、サバを狙って操業しております。1船団(1ケ統)・3艘(探索船・本船・運搬船)1セット。
私の記憶が確かであれば、千葉県は3ケ統のみ。他はすべて他県船籍...。銚子港水揚げの90%近くが他県船籍かと。

②は銚子~九十九里の二艘巻き。こちらはほぼ千葉県船籍。近海、日帰りで、こちらも上記青魚が中心...。③は
延縄船団...。19㌧型・5人乗り。宮崎・高知を主力(この2県で銚子港水揚げの80%ほど)とし、マグロを追い
掛けて黒潮を遡上しております...。銚子港水揚げと言っても、水揚げする船...、その多くが他県船籍であります...。

以上のこと、決して偶然でなく、歴史的な“繋がり”、地理的な“繋がり”、人的な“繋がり”...で、時間を掛けて醸成
されてきたもの...。みなさん、それぞれの故郷を後に、銚子を第二の故郷として生活されております。自らの故郷
にいる時間より、船の上、銚子をはじめとした故郷以外の港町にいる時間の方が断然長い方々...。

銚子では地元船以外を旅船...、などと呼んでおります。旅の人は大切にしろ。地元(銚子の)格言であります。
離れていても繋がっている。血は繋がっていなくとも家族同然...。ふと、タイトルの言葉が浮かびました。
月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり...舟の上に生涯を浮かべ...(続きは次回に)