「風屋」というハンドルネームについては
このブログの第一回目(2004.8.18)でちょっとだけ触れたが、
もともとブログを始める前、というよりネットを使いはじめる前から
およそ20年近く使い続けているペンネームだ。
事情により、いろんな方に頼まれてコピーライターの真似事をしてみたり、
あるいは地方発信のミニコミの通信員をしたりするために使い始めた。
「情報屋」とでも受取ってもらえればいい意味だったが、
カッコよく言うと
「花も揺らすし、時には大木を倒すこともある」風を目指したネーミングだった。
でもね。コピーライトでも通信員報告でも、
結局は実名を名乗ることができなかった憶病者ということなんだなぁ。
最初は自分の書くコピーや文章に自信がなくてのペンネーム。
それが段々実名で書かないことの気楽さに甘えられることがわかってきた。
それ以来、文章が人の目に触れる時は(ゴーストライターの時を除き)私は「風屋」だ。
そしてネットを始め、ブログを始めて、なおさら実名を出すことに臆病になった。
今井紀明さんのブログが話題だ。
いうまでもなく、一昨年イラクで人質となり生還した3人の中のひとり。
当時高校を卒業したばかりで、劣化ウラン弾の使用を糾弾する団体を主宰していた。
イラクで人質となった時の世論からの「自己責任」批判を覚えておられると思う。
手紙で、メールで、電話で何百という批判が彼らに集まった。
そして2年近くたった今、今井さんは自分のブログを立ち上げ、それらを公開し始めた。
・・・途端に、またものすごい数の批判コメントが殺到している。もちろんTBも。
今日現在、アクセスが集中して開くことができない状態だ。
手紙を公開したことに対しては色んな考えがあろう。
「ちと大人気ない行為だ」との声も多い。
だが私は、彼自身が直接体験したことを彼自身で考え公開したことに対し、
とやかくいうつもりは毛頭ない。
彼なりの考えがあってのことだろうし、第一それらの批判によって彼がどう感じたのかは
彼じゃなければ分からないことだからだ。
ただここで言いたいのは、それらの批判や中傷がほとんど匿名であるのに対し
今井さんは逃げも隠れもせずに堂々と名前を出していることだ。
すごいよ。とても私にはできない。
匿名による他者への攻撃について、これまで散々書いてきているのに
そういう自分が名乗る勇気を持てないというのは情けない。
でもね、匿名性のウラ側に深い闇を感じるんだよ。
イラクにおけるテロと人質事件について、
あるいは人質となった、生還した3人や殺された香田さんについての
私の考えはこれまでに何度か書いているものの、
2004.10.18「日記」、2004.10.27「雪」、
2004.10.28「被害者の不幸、加害者の不幸」の3回の記述で
言いたいことは大体表現しているつもり。
「だったらそれを実名で書いてみろよ。なぁにが風屋だよ」と
別の自分の声も聞こえるけどやっぱりできないなぁ。
検索によりアクセスしてくる人達のことを考えると、
今井さんの名前をココに書くだけでも結構勇気が必要だったんだよ。
このブログの第一回目(2004.8.18)でちょっとだけ触れたが、
もともとブログを始める前、というよりネットを使いはじめる前から
およそ20年近く使い続けているペンネームだ。
事情により、いろんな方に頼まれてコピーライターの真似事をしてみたり、
あるいは地方発信のミニコミの通信員をしたりするために使い始めた。
「情報屋」とでも受取ってもらえればいい意味だったが、
カッコよく言うと
「花も揺らすし、時には大木を倒すこともある」風を目指したネーミングだった。
でもね。コピーライトでも通信員報告でも、
結局は実名を名乗ることができなかった憶病者ということなんだなぁ。
最初は自分の書くコピーや文章に自信がなくてのペンネーム。
それが段々実名で書かないことの気楽さに甘えられることがわかってきた。
それ以来、文章が人の目に触れる時は(ゴーストライターの時を除き)私は「風屋」だ。
そしてネットを始め、ブログを始めて、なおさら実名を出すことに臆病になった。
今井紀明さんのブログが話題だ。
いうまでもなく、一昨年イラクで人質となり生還した3人の中のひとり。
当時高校を卒業したばかりで、劣化ウラン弾の使用を糾弾する団体を主宰していた。
イラクで人質となった時の世論からの「自己責任」批判を覚えておられると思う。
手紙で、メールで、電話で何百という批判が彼らに集まった。
そして2年近くたった今、今井さんは自分のブログを立ち上げ、それらを公開し始めた。
・・・途端に、またものすごい数の批判コメントが殺到している。もちろんTBも。
今日現在、アクセスが集中して開くことができない状態だ。
手紙を公開したことに対しては色んな考えがあろう。
「ちと大人気ない行為だ」との声も多い。
だが私は、彼自身が直接体験したことを彼自身で考え公開したことに対し、
とやかくいうつもりは毛頭ない。
彼なりの考えがあってのことだろうし、第一それらの批判によって彼がどう感じたのかは
彼じゃなければ分からないことだからだ。
ただここで言いたいのは、それらの批判や中傷がほとんど匿名であるのに対し
今井さんは逃げも隠れもせずに堂々と名前を出していることだ。
すごいよ。とても私にはできない。
匿名による他者への攻撃について、これまで散々書いてきているのに
そういう自分が名乗る勇気を持てないというのは情けない。
でもね、匿名性のウラ側に深い闇を感じるんだよ。
イラクにおけるテロと人質事件について、
あるいは人質となった、生還した3人や殺された香田さんについての
私の考えはこれまでに何度か書いているものの、
2004.10.18「日記」、2004.10.27「雪」、
2004.10.28「被害者の不幸、加害者の不幸」の3回の記述で
言いたいことは大体表現しているつもり。
「だったらそれを実名で書いてみろよ。なぁにが風屋だよ」と
別の自分の声も聞こえるけどやっぱりできないなぁ。
検索によりアクセスしてくる人達のことを考えると、
今井さんの名前をココに書くだけでも結構勇気が必要だったんだよ。
決して失敗しない人たち
それは
決して挑戦しない人たちだものね。
今井君が提示した批判の手紙についても、彼はきっと「ボクに同情してくれ」という気持ちから、公にしたのではないと感じています。読んだ人が一人、一人、それを読み取ればいいし、考えることが出来れば充分に意義のあることですから。
人の批判は簡単だもん。
風屋さんの批判でもしましょうか?
ええっとね・・・・・・・・・
でもホントにきっちり批判を聞いてみたい気もする。
やたらと他人に厳しい風潮がここのところ顕著ですよね。
悪く言えば「他人の揚げ足取り社会」。
いちいち相手の悪いところを(匿名で)上げつらう、
やたらと「親切な方々」が増えてきているように感じます。
まずは自分の事を自分の頭で考えることが大事なのに。
もちろん今井さんは「同情を買う」ためじゃないですよ。
誹謗中傷をした人、黙って見過ごした人、無関心な人に
じっくりと考えて欲しかったのでしょう。
それに対してまた、よく考えもしないで批判する人達がいる。
残念なことだと思います。
>失敗しない人達=挑戦しない人達
なるほど、言えるなぁ。
少しだけ真剣で真面目コメントです。
風屋さんの趣旨と逸れてしまうかも知れませんが,
イラクの問題について考えたことがありました。
(とうてい私ごときには深くは語れないのですが・・)
最前線で直視される方の実名ブログです。
フリージャーナリスト志葉 玲さん
http://reishiva.exblog.jp/
そこで,5月ごろ話題になっていたこと・・
http://reishiva.exblog.jp/2392714
同様に新聞記者の高田昌幸さんのエントリ
http://newsnews.exblog.jp/1323305
当時日本国民に対して,外務省がイラクからの
退避勧告を出してたにもかかわらず,
「自己責任」で現地職探しを行う人向け,
公営の職業紹介所求職を指導していなかった・・・
と言う事実にいくつかの論がよせられました。
・*・*・*・*・*・
さて,匿名性について。
私も,HPをアップする際に実名か匿名かについて
ずっと悩みました。最終的には匿名でのアップに。
・・確かに「公」の中の自己責任については
ぬるくなってしまいます。
私にはそこまで,自分の実践公開について
勇気を持つことはできませんでした。今もそうですが。
同じく,高田昌幸さんのサイトでも言及されていました。
その是非については,こうした情報公開の時代では,
諸刃の剣的な両側面を孕んでいると思います。。。
http://newsnews.exblog.jp/1868249#1868249_1
モラルバックボーン。
匿名であっても,何らかの「自己責任」を
きちんと表明できるように。
(まだまだぬるいコメントですけど)
発言している本人には変わりないのですもの。
匿名を笠に着てはいけない・・。自戒。
これから社会に出て行く
私の子どもたちにも,教え子達にもきちんと
自覚してほしいところです。。
なかなか質の良いジョークかと思いきや(^^;
匿名でOKだと思います。
自分の発言責任はもちろん必要なのですが、
自分だけそういうことに気を使ったとしても、
攻撃して来る人間は匿名の闇に隠れ、
発言責任すらありません。
群集の後ろから他人の背に隠れて石を投げるようなもん。
そういう輩が跋扈しているネットの世界では
専守防衛も必要なのかも知れません。
うちの息子は実名でブログやってるなぁ・・・。