風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「桜雲台」

2020-03-21 | 文化

岩手県立花巻北高同窓会報の編集長になってかれこれ15年。
中学校のPTA会長を終えたばかりのころ、
当時母校の教員だった同級生から「同窓会報の編集手伝え」の連絡。
「PTA会長も、市PTA連合会副会長も終わったからいいよ」
と簡単に考えて安請け合いしたら「○日の同窓会役員会に来い」と。
「お、さっそく取材しろってか?」とおっとり刀で出かけた。
議事が進むのを、その同級生のとなりで見ていたら、突然議長から
「それでは新たに同窓会報編集長をお願いする方を紹介します」
とこちらに視線が飛んできた。
「え?」と戸惑う私に「いいから挨拶してこい」という同級生。
まだ状況をつかめずに、同級生の顔と議長の顔を交互に見ながら
ノロノロ立ち上がろうとすると、そこに議長の追い討ちが。
「なお、編集長は規定により同窓会副会長を兼務していただきます」
「は???どーゆーこと?」
と隣の同級生に小声で聞いたら、帰ってきた返事が
「世の中そういうもんだ。いいから早く行って挨拶してこい」
何を話したのか全く覚えていないのだが
いずれにせよ、それから15年間続けてきた。

始めたばかりの頃はまだ会社勤務だったから
まぁ同窓会に対するボランティアで良かったのだが、
今はまさに編集を生業とするフリーランス。
「本職だから、もうボランティアってわけにはいかないんだけどなぁ」
とブツブツ呟きながらも毎年1度の発行を続けている。
(もちろん請け負っている印刷会社の後輩のサポートあってのこと)
いろんな先輩たちや後輩たちの活躍が見られるし
すごい人たちにも取材で会ったりもできるし
それなりには楽しませてもらっている。
昔からのやり方を少しずつ変えてきたりしたしね。

さて、今年の五輪にも、
後輩である高橋英輝くんが20km競歩の日本代表に決まった。
彼には岩手大学時代に取材に行ったことがある。
雪の中、黙々と歩く姿を写真に撮り、いろいろ話も聞いた。
そんな彼が五輪に出るってのがとても嬉しい。
(彼はリオに続き、2度目の代表だけど)
できれば札幌まで行って応援したいけど、
果たしてこの状況下、開催できるのかなー(^^;
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