最近数十年ぶりに再会した小中学校時代の同級生が
東和町の古民家を買い取ってリノベーションを始めたという話を
1年ほど前から耳にしていた。
興味はめっちゃありながらも、
これまでなかなか行ってみるチャンスがなく、
場所すらよくわからなかったのだが、
facebookにUPされた彼のエントリーを見ていて興味が増し、
天気の良い休日だった先日、三密を避けながらぶらりと訪ねてみた。
築120円以上という土蔵の内部は見事にカフェスペースとなり
2階はミニシアターにもなりそうな創作がなされていた。
土蔵だし、周囲にあまり人が住んでいないので
音を気にすることなくライブなどもできそうな感じ。
2階ではプロジェクターを使ったセミナーなどにも使える。
作りかけのイングリッシュガーデンを挟んだ母屋は
民泊用にリノベーションされていた。
こちらも古い部分は築120年以上ということだが、
各部屋フローリングが貼られ、
日差しがいっぱい入って来ていて居心地がいい。
なによりも、昔ながらの作りで部屋をぐるりと囲む縁側がいい。
自然いっぱいの庭や林がまるでスペクタクルだ。
とにかく広い敷地の中には井戸もある。
水質調査をしていないので使えるかどうかわからないそうだが
蓋をあげて下を覗いてみるとちゃんと水が溜まっていた。
そのまま残っていること自体が貴重。
少なくとも脇のイングリッシュガーデンへの水やりはOKだろう。
もちろん外に水道もあるのだが。
ここにいて聞こえてくるのはすぐ裏を流れる猿ヶ石川の音、
少し向こうから聞こえる草刈機の音、
そしてウグイス、ヒヨドリ、ヒバリの声・・・。
うららかな日差しの中、
そのままベンチに座って帰りたくなくなる感じ。
ここは楽園。
彼はいい仕事してるなぁ。
消防や保健所の認可待ちというカフェ営業が始まったら
また来てみようか。
大丈夫、ここは人と接触する場所じゃない。