風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

被災地

2011-06-15 | 世界・平和
岩手は被災県。
全国的に見ればそうだろう。
しかし内陸部はどう見えているのだろうか。

岩手日報の記事にもある通り
大なり小なりの被害はある。
しかしそれでも声を大にしないところが岩手県民気質と感じる。
「もっと大変な人達がいるから」「私なんかまだマシ」
津波被害を受けて避難所にいる方々すら
そんな言葉を口にするのだ。
TVカメラやマイクを向けられても「恥ずかしい」と隠れる。
まして内陸の人達は自分の被害を語らない。

生活、仕事に我慢を強いられている人達はたくさんいる。
それでも人々は、
津波被害を受けた人達のことを思い、涙しながらも黙々と暮らしている。
一時期、ネット上で
「大きな被害を受けた沿岸部の人達に比べ、
 内陸部は何の被害も無くぬくぬくと日常生活をしていて
 同じ県内の沿岸部の人達には何もしない」
という東京からボランティアに来た人の言葉が話題となった。
何もしていないのではない。
何も語らないだけだ。
岩手県民とはそういう人達。

コメント
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