風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

天璋院篤姫

2008-08-18 | 風屋日記
昨夜のNHK大河ドラマ「天璋院篤姫」にて
幕府の威信を維持すべく
強引に公武合体を唱える家臣に天璋院が
「目先のことにとらわれるな。本筋を見極めよ。
 意地や見栄のために道を誤ることなかれ」
(こんなセリフじゃないけど、大体こんな意味)
と言ったことに喝采を叫んで見た。
すでに意味がなくなった諫早湾の干拓事業を
意地で押し進めたりなどしている中央省庁の官僚たちや
特にもNHK幹部はここんとこちゃんと見てたかい?

このセリフですぐに思い浮かんだのは
私自身が体験した雇用能力開発機構の無能ぶりだった。
わざわざ出向き、複数の職員に色々指導を受けながら
3~5cmの厚さほどの書類を提出したにもかかわらず
「所長の許可が下りませんでした」の一言で
払ってもらった助成金は申請の1/3にも満たない10万円足らず。
どう考えても納得のいかない判断しか下してくれない。
相談に行くと職員の皆さんがいつもヘラヘラ歓談中だったり、
椅子に反っくり返って新聞読んでる最中だったり。
役職者のほとんどが天下りらしいと後で聞いた。
いいご身分だ。

ところで昨夜のドラマの記憶も新しい今朝、
日経を開いたら「雇用能力開発機構廃止」の見出しが。
ようやくだよ(^^;
まだまだ文句を言いたい国の機関はあるけれど
少しずつでも正常化してくれるなら、まぁそれでもいいや。

昨夜は「篤姫」のあと、
戦時中の日本軍の中国での行為をルポしたNHK特集、
その後で「世界ウルルン滞在記スペシャル」で
戦争に傷ついた子どもたちの治療に当たっている
ドイツの「平和村」の様子を見た。
どちらも目先のことにとらわれて陰謀や暴力に走った結果
関係ない人達までが取り返しのつかないほど傷ついている。
見ていてとにかく腹が立った。
天璋院さん、世界中の為政者に一喝してくれないかな。

ということで、
昨夜はなかなか風呂に入るきっかけを掴めず、
布団に入った時は日付が変わった後だったのだった(笑)
コメント
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