風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

先輩

2007-07-16 | 風屋日記
昨日の試合が終わったあと、
母ちゃんとぼんやり球場の外を歩いていたら
今の3年が1年の時に3年だった
うちの長男の元チームメイトたちが
正面玄関前に5~6人たむろっていた。
「あ、こんちわ!」「ちわっ」
と挨拶してくれる。
昔のボウズ頭とは違い
みんな髪も伸びてとてもお洒落。

しばし近況などの立ち話をしているうちに
長いこと控室で試合後のミーティングしていた選手たちが
重い足取りで出てきた。
「あー来た来た。お疲れ様」
「お前らスゴイよ。マジすごい!」
「いい試合ありがとう」
ヤツらは後輩たちを応援しに来て
その試合に感動し
わざわざ出てくるのを待っていてくれたのだ。

その中のひとりのmixiの日記を見た。
「1年に入ってきた時は体も小さく力もなくて
みんなのイジられ役だったヤツが
今日見たら堂々として背番号4を着けてた。
その背番号に
彼のこの2年間の努力が透けて見えた」
と書いてあった。
その彼は
生まれたばかりの時に父親を交通事故で亡くし、
今はお母さんとお祖母さんと暮らしている。
体は小さくても芯がある。
先輩はちゃんとそれを感じたのだ。

いろんなことにジンとした1日。


写真は今朝、犬の散歩時に見つけたアゲハ蝶。
コメント (2)
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