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風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

小さな恋のメロディ

2022-05-19 | 映画・芝居・TV

確かまだ小学生だった頃、女の子たちの間で
マーク・レスターという子役の男の子が人気だった。
こちとら、まだまだ泥だらけで遊びたい盛りのガキだったから
名前は知っていたが「へんっ」てな感じで興味なし。
どうやらそのスターはこの映画に出ていると知ったけれど
映画そのものもアイドル映画みたいに思えて
当時は興味なく、見もしなかった。

先週、BSでこの映画が放送された。
タイトルと、懐かしい子役の名前を見て、
ふと見ようという気になった。
平日だったので録画し、週末ゆっくりと鑑賞。
案外いい映画だったな。
しかもこれはアイドル映画でもないし、
子ども向けの映画でもない。

取り繕ってばかりで肝心なことに答えない教師、
子どものためと言いながら、子どものことをみていない親たち。
そんな幼い頃、ぼんやり感じていた大人たちへの理不尽な思いが、
この映画ではちゃんと描かれている。
自分もそんな子ども時代の感覚を忘れていた。
子どもには子どもたちの世界がある。
そのことも。
そんな映画を作った大人たちをリスペクト。
どこか、映画「糸」の前半部分を思い出させる作品だった。

マーク・レスターは私よりも2歳上、
相手役のトレイシー・ハイドは1歳上、
2人とももう役者はやめて、それぞれの道を歩んでいるとのこと。
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歴史の面白さ

2022-04-15 | 映画・芝居・TV
NHK大河ドラマの「鎌倉殿の13人」が面白い。
三谷さん脚本の妙で現代語、笑えるシーンも多いのだが
一方で現代の価値観ではわからない
当時の社会の陰惨な恐ろしさもきちんと描かれている。
学校で歴史を習うと、どうしても暗記教科と捉えられがちだが
こうやってドラマ化されると人物の心情や流れがわかって
より歴史上の出来事が身近に感じられる。
もっと楽しむには、ドラマでは描かれない歴史の知識を
重ね合わせて考えてみるといい。

例えば、岩手県はこの当時藤原清衡の時代。
都からやってきて豪族となった藤原経清の子だ。
母は源義家に滅ぼされた安倍貞任の身内だから、源氏は仇。
そう考えると頼朝が清衡を恐れている理由がわかる。
頼朝によって平泉の藤原政権が滅ぼされたあと
当地を治めたのは平泉攻めで功績があった稗貫氏と和賀氏。
どちらも長野周辺出身の中条氏という御家人だった。
一方岩手県北から青森南部地方を治めることにしたのは
甲斐の武田(甲斐源氏・源義家の弟新羅三郎義光の後裔)身内の
南部氏(山梨県身延南部郷出身)だった。
のちに稗貫氏・和賀氏は秀吉の小田原攻めに与せず滅ぼされ
その領地を受け持ったのが南部氏だった。
言ってみれば、鎌倉の河内源氏勢が甲斐源氏勢に負けたことになる。
そう考えると面白い。

頼朝は清衡を恐れていたらしいが
実際の平泉は浄土思想を持っていて、当地独自文化があり、
他国に攻め込むことはなかった。
(ただし清衡自身は兄弟を討ってその地位を得た)
遡ると、古くは阿弖流為(アテルイ)も坂上田村麻呂に攻められ
安倍一族も源氏に攻められ、藤原氏も頼朝に滅ぼされた。
下って戊辰戦争の時も盛岡藩は奥羽列藩同盟藩ながら戦闘には消極的。
秋田へ攻め入ったものの、破れて責に問われている。
自ら他地域への侵略行為や戦さを仕掛けたことがないというのが
現岩手地域の歴史だった。

そんな歴史のことを考えながらドラマを見る。
ストーリーを追いかけるだけより数倍楽しめること受けあいだ。
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明日最終回

2022-04-07 | 映画・芝居・TV

NHKの朝ドラ「カムカムエブリバディ」は明日最終回。
このドラマの影響で、この半年間
何度「回転焼き(当地では大判焼き)」を食べただろうか(笑)
これまでも嫌いじゃないので、それなりに食べたのだが
この半年、それまでの比じゃないほど食べた。
やっぱりTVの影響力はすさまじい。
たまたま買い物に行くスーパーの敷地内で
山形本社の味まんがキッチンカーを出していて
その美味しさに気づくとほぼ同時のドラマだったから。
孫も好きという言い訳でずいぶん買った。
ドラマ終了と同時に、このキッチンカー営業も
今月下旬で終了とのこと。
スイ爺(スイーツ爺)としてはとても寂しい。

さてカムカム。
私が毎日朝ドラを見始めたのは
会社を辞めてからだから2014年後半からの約8年ほど。
もちろんそれ以前放送の、岩手が舞台だったあまちゃんなどは
夜の放送を見たりしていたのだが、
それらも含め、今回のカムカムは1番の出来ではないか?
個人的にランキングにすると、カムカムに続き
2番があまちゃん、3番がひよっこだ。
あまちゃんも、ひよっこもそれなりにロスは感じたが
今回のカムカムロスは2週間ほど前からもう感じていた。
終わってほしくないなぁ。
毎朝の楽しみがなくなるのは寂しい。

次のドラマ「ちむどんどん」の舞台が沖縄ということで、
それなりに楽しみだからまだ救われるものの、
そうじゃなかったらもっとロス症状はひどかったと思う。
ひなたは私とほぼ同世代(4歳下)で安子は父とほぼ同世代(2歳下)。
親の子ども時代〜私の若い頃を見ているようで
なんだかとても親近感を抱いていたのだ。
ドラマを見ながら、親たちの子ども時代や若い頃を重ね
ひなたや五十嵐が生きた時代に自分を重ねた。
我が家の100年の物語とも言える。

ともかく、出演者の皆さん、スタッフの皆さんお疲れ様でした。
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ドラマ版「きのう何食べた?」

2022-01-06 | 映画・芝居・TV

映画版を見逃したので、Netflixでドラマ版を視聴。
面白いなー、これ。
真面目で堅物、きっちりしているようで優柔不断なシロちゃんと
ちゃらんぽらんなようでいて、繊細に見て感じているケンジ。
この2人のキャラクターの組み合わせが秀逸。
毎回出てくる食事の詳しいレシピも、
料理に興味ないワタシでも作りたいと思わせるほどだし、
普段気付きにくい、生活の中での性的マイノリティが感じる生き辛さを
当事者目線でひとつひとつ丁寧に描いているところも興味深い。
こうやって、ごく当たり前にいる隣人と認識し
お互いのことを認め合える社会は
たぶんどんな人たちでも生きやすい社会なんだろうな。
そういう意味で、優しい気持ちになれるドラマ。
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新日本紀行

2022-01-05 | 映画・芝居・TV

もう50年ほど前にNHKで放送されていた「新日本紀行」。
最近になって4kで映像加工して再放送されている。
この日見たのは、昭和43年放送の「浅草」。
2010年から2014年まで、東京赴任の間は身近だったまちだし、
昭和30〜40年代の、高度経済成長下の東京に憧れ
都電が走っていた頃住みたかったと思っている私には
見逃せない番組だった。
ちょうど、ちょっと前に「浅草キッド」見たしね。

昭和30〜40年代といえば、私が生まれて小学校〜中学校の頃。
最近、歳のせいか、あの頃の日本が懐かしくて仕方ない。
まだどこかで戦後を引きずりつつ、次々に新しいものが生まれた時代。
昨日より今日、今日より明日豊かになった時代。
都会では貪欲により豊かさを追い求め、
地方では昔ながらの生活慣習がまだ大事にされていた時代。
人々はそれぞれのささやかな日常を生き、
時代は猛スピードながら、どこか他人にゆるかった時代。
そんな人々の生業がこの番組に記録されている。


最近の若い人たちが昭和という時代に興味を持っていると知った。
どんなイメージなのかわからないけれど
この番組にはリアルな昭和が映し出されている。
私のような年配者が懐かしがるだけではなく
若い人にもできれば見て欲しい番組だ。
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NHK紅白歌合戦2021

2022-01-02 | 映画・芝居・TV

ともかく年が明けた。
今年は令和4年(2022年)。
昨日の神楽は、はじめ数人のお客様だったが、
最後の方は結構の人数の方に見に来ていただき、
進行もスムーズでとても良かったと思う。
コロナで昨年帰省できず、2年ぶり参加のメンバーがいて
集まったみんなもテンションも高めだったし、
やっぱり人数が多いと楽だワ(^^)
今後また新しい演目にチャレンジの話も出たし
コロナ状況次第だけど遠征の予定もあるし、
今後の上根子神楽に乞うご期待。

さて、話は昨年暮れに戻る。
来年ほぼ惰性で観ている紅白歌合戦だが
今回は新しいコンセプトの下でとても良かった。
テーマは「カラフル」。
最近NHKではSDGsに注力しているせいもあろうが、
多様性と共生がテーマだった。
本来、男性と女性を白と紅に分けること自体
コンセプトに反しているとは思うんだけど、
NHKでもそこは徐々に見直すと談話を残しているし、
番組の構成が根本から問われる部分なので
今回は仕方ないと思われる。
今後に期待だろう。

例年「応援団」と称する馬鹿騒ぎにうんざりしていたので、
今回のようにスッキリ歌だけ聴かせてもらう方がいい。
選曲もテーマに沿ったものが多かっなと感じた。
そこはさすがにNHK。
まだまだ描き方は不足だとは思うんだけど、
こういうテーマに取り組んだこと自体を評価しよう。

本来、性は男と女という択一じゃない。
人種や宗教、文化、イデオロギーもそうだけど、
カテゴリーには分けられずグラデーションになっている。
まずはそれを理解するところからだね。
ただ、相手の立場になって物事を考えるという想像力は、
基本的に必要なことだと思うよ。
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ドラマ「青天を衝け」

2021-12-28 | 映画・芝居・TV

大河ドラマ「青天を衝け」はよかったな。
近代日本の産業・経済の祖を築いた人間として取り上げると
事前に思っていたので、実はあまり期待してなかったんだけど、
実はそれだけじゃなかった。
個人的には、大衆の愚かしさや、
薩長による明治新政府のダメっぷりをちゃんと描いた点を評価したい。
「国と国ではなく人と人」という思想も共感。
隣国の脅威を殊更言い立てる人たちに聞かせたいと思った。
自分だけではなく、みんなの幸せを・・・というのは
宮沢賢治さんに通じるところもあるよね。
明治から大正、昭和初期にかけて生きた理念の人たちはすごい。

最後の
「いま日の本はどうなってる?」
「それが・・・恥ずかしくてとても言えません」
に笑っちゃった😁
政治家の皆さんや、保身に汲々としている高級官僚など
国のお偉いさん方はこの言葉をどう聞いたかな?

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「浅草キッド」

2021-12-17 | 映画・芝居・TV

物事にはすべからく表と裏がある。
最新のファッションと化粧品の香り漂う百貨店にもバックヤードが
眩いほどのスポットライトが当たるテレビのスタジオも
セットの裏側に回るとベニヤ板や小道具などが剥き出しだ。
きらびやかなステージも、そこを降りると雑多な楽屋や現実がある。
かっこいい技や芸も、身に付けるまでの努力や苦労がある。
颯爽とスーツを着こなし、ハットを被って街を闊歩するスターも
家に帰ると木賃アパートだったりするのだ。

NETFLIX配信のこの作品は
北野武さんが下積み時代からスタートなった今に至るまで
師匠と仰いだ深見千三郎さんとの師弟の物語。
原作は武さんご自身だが、脚本と監督は劇団ひとりさんだ。
とにかく深見役の大泉洋さんがはまり役。
この人以外には考えられないキャスティングだろう。
驚いたのは武さん役の柳楽優弥さん。
若い頃の武さんが完全に乗り移っている。
ストリップの踊り子役の門脇麦さんの健気な姿もいい。
深見の奥さんで踊り子役の鈴木保奈美さんも。
特訓したという大泉さんと柳楽さんのタップダンスも見事だったな。
劇団ひとりさんの脚本は、とにかくセリフ回しが素晴らしい。
含みのあるセリフのやり取りが泣かせるのだ。

泣いたよ。
特に後半はただただ泣けた。
深見師匠と武さんのやり取りがとにかく泣かせる。
何度でもみたい作品だ。

テレビドラマはスポンサーの意向が強く反映されるし
一般家庭に届けるという意味ではそう過激な描写もできない。
映画はある意味ギャンブルだし、
配給会社がつかなければ資金集めにも苦労する。
でもweb配信ドラマはサブスクではじめから予算が見えているし
見たくない人は見なきゃいいから、多少過激な描写もできる。
だから「全裸監督」のような作品も生み出せるわけだ。
これからはNETFLIXなどによる製作ドラマが面白いかもしれない。
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「騙し絵の牙」

2021-12-01 | 映画・芝居・TV

レンタル期間中に2度も見た作品は初めて。
それだけ面白く、興味深い作品だった。
もちろん自分の仕事に近い業界が舞台ということもあるが
状況が二転三転するエンタメ性に引き込まれた。
大泉洋にあて書きしたという原作も確かにさもありなん。
手練れの役者たちもいい味を出している。

残念なのは、いろいろ無理があるところ。
なぜ高野は飛行場で会った人が神座だと思ったのか。
神座が書いた、箱入りの分厚い本が
なぜ半年もかからないうちに出版できたのか、
正当防衛とも思える、初犯の銃刀法違反で
なぜ実刑収監されているのか・・・などなど。
それがどのように原作に書かれているのか
ちょっと興味があるので読んでみようと思う。
こうやって作家の術中にハマっていく自分がいる(^^;
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「護られなかった者たちへ」

2021-11-18 | 映画・芝居・TV

ひとがひとりで生きることは難しい。
少しでも生きやすくするためにたくさんのひとが集団を作り、
その中でそれぞれの役割を担っているのが社会。
ひとつの社会を、同じような文化や方向性を持って
強固な集団にしているのが国だ。
ひとの歩みは人により、年齢によりそれぞれだから
集団が大きくなればなるほど、取り残されていく人々がいる。
そに人たちをみんなで救うために公平に金を出し合う。
互助的な使い方をするために税金はあるのではなかろうか。
税金とセーフティネットの原点はソコだと思う。

残念ながら、現代の「日本」という国ではそれが薄い。
唯一のセーフティネットである生活保護も
がんじがらめに規定が施され
最前線でそれを守るべき人たちの疲弊も想像以上だろう。
この社会派作品に登場する人たちは誰も悪くはない(のだろう)が
それではこの作品に描かれるような悲劇を避けるためには
一体どうすればいいのか。
現場を担う最前線の担当者たちが、
上層部ではなく救うべき人に目を向ければいい?
それも現実的ではないことをちゃんとこの作品では描いている。
震災当時の被災者サポート体制が足りなかった?
未曾有の災害渦中で、それもまた誰も責められない。

やはり制度不備なのだろう。
本作品で描かれていない、もっと根本的な問題提起がされている。
にも関わらず、この国のトップは
自助、共助、公助という順番をさらりと答える。
税金で賄われる国の予算は大手企業や政権周辺に使われ
他国の人々を傷つける道具(武器)の購入に使われる。
ならば税金を払う必要があるか?
選挙というのは権力を選んだり、イデオロギーに賛同するのではなく
税金の使い方を問うものであるべきじゃないか?
そんなことを感じながらの鑑賞。

内田慈さん演じる母親の言葉が痛かった。
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「マスカレードナイト」

2021-10-17 | 映画・芝居・TV

「マスカレードホテル」が面白かったし
本作も東野圭吾さんの原作を夢中になって読んだので
かなり期待して、久しぶりの映画館に出かけた。

正直言って、原作の方が良い。
原作に込められた社会的問題提起も薄く
まぁ言ってみれば木村拓哉さんファンのための映画。
「マスカレードホテル」の時の長澤まさみさんは光っていたが
本作では長澤さんを木村さんの相手役として
むりやり露出を増やしている感じもした。

ちょっと驚いたのは
石黒賢さんがなかなかの年配者になっていたこと。
実直なベテランホテルマンの役なのだが
石黒さんといえばどうしても若者イメージだったから
ちょっとそのキャスティングに驚いた。
でも確かに、調べてみると石黒さんも55歳。
それなりの貫禄もついてくるよねぇ。
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「青い鳥」

2021-09-18 | 映画・芝居・TV

「大人はみんな、十四歳だった」
というキャッチフレーズがすべてを物語る。
大人になると様々な忖度やら、しがらみやら、保身やら、取り繕いが
日常の当たり前となり、それが「大人になること」と言われる。
その際たるものが政治なのかもしれない。
でもそれは本当に「大人になる」ことなのだろうか。

「忘れないことが責任」という言葉は
先日見たNHKドラマの「しかたないというてはいかんのです」を
思い起こさせてくれた。
もしかしたら「大人になる」とは
忖度やら、しがらみやら、保身やら、取り繕いを身につけることではなく
自分が生きていく中で
ひとつひとつ重い荷物を背負い続けることではないのか?
考え続けることではないのか?

2008年の映画。
原作は重松清さん。

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「罪の声」

2021-09-01 | 映画・芝居・TV

いろいろ調べてみると
グリコ・森永事件の時に挙げられていた犯人像に
この映画の登場人物が全てハマっている。
それらを網羅した上でのこのストーリー展開は見事。
本当にこうだったんじゃないかと思わせる。
ネタバレになるが、学生運動が絡んでいるというのも
なんかしっくり納得できた。

宇崎竜童さんがかっこいい。
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「風立ちぬ」

2021-08-28 | 映画・芝居・TV

この作品がジブリアニメの中で一番好きなのは
中学生の頃に堀辰雄の「風立ちぬ」「聖家族」を読み、
その世界に憧れていたこともあるし、
ささやかな幸せ、慎ましくも真剣な生への渇望、
そして飛行機を作るという大好きな仕事に没頭することが
そのまま優柔な武器を作ることになってしまうという矛盾など
生身の人間のリアルが描かれているから。
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憧れ

2021-07-26 | 映画・芝居・TV
小学校の頃、ピンキーとキラーズのピンキーに憧れていた。
とにかくかっこいい、歌がうまい、明るい。
私より9歳年上なので、当時まだ10代だったはずだが
とても大人に見えた。
今も現役でミュージカルなどで活躍しているという今陽子さん。
一度そのステージを見てみたいものだ。

中学校から高校にかけての憧れは伊藤蘭さんだった。
キャンディーズではセンターのお姉さんキャラ。
解散後、映画「ヒポクラテスたち」を何度も見た。
医学生役もハマる知性が感じられた。
最近シンガーとしての活動も再開した由。
まだまだ魅力たっぷり。

キャンディーズが解散して、胸にポッカリ開いた穴に
するりと入り込んできたのは石野真子さんだった。
高校2年から3年になる春休み
同級生の友人とともに東京の予備校春季講座に通ったのだが
予備校の寮があった武蔵境の駅前にレコード屋があり
デビューしたばかりの石野さんの等身大のパネルが立っていた。
その姿に憧れたのだ。
アイドル時代から2度の結婚、離婚を経て今も役者として現役。
若い頃より今の方が魅力的に見えるのは贔屓目だろうか。

この歳になっても「有名人では誰がタイプですか?」とたまに聞かれるが
大人になってから憧れの存在はそんなにいない。
例えば黒木瞳さんや永作博美さん、内田有紀さん、鶴田真由さん、
若手では長澤まさみさん、吉高由里子さんなどは素敵だと思うけれど、
「憧れ」という表現をするなら田中裕子さんだなぁ。
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