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風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

76年

2021-08-15 | 世界・平和
今日は終戦記念日。
戦争体験者は毎年確実に減りつつあるけど
直接体験者である親から話を聞いてきた我々世代は
(そしてまだ戦後を引きずっていた時代に育った我々世代は)
次の世代にその話をちゃんと引き継いでいるだろうかと
ふと思う。
我々世代の責任なんだけど、今の世相を見ていると
社会が歴史に学んでいるとは到底思えないのだ。
せめて今日は76年前に想いを馳せよう。
全ての戦争犠牲者に合掌。
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「しかたなかったと言うてはいかんのです」

2021-08-14 | 世界・平和

何もしなかった罪ということも、
 あるんじゃないだろうか」

なんであんなことができたんやろ」

私は仕方がなかったことにはできんとです」

人間の命に対して仕方ないはないのです。
 仕方なかったと言うてはいかんのです」

さまざまな真実がある。
昨夜のNHKドラマ。
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8月9日

2021-08-09 | 世界・平和
ヒロシマに続き、今日は76年目のナガサキ。
「長崎の鐘」の永井博士について書かれた本を
読もうと思う。

そういえば、
先日読み返した本の一節が頭に残っている。
「安らかにお眠りください 過ちは繰り返しませぬから」
という広島平和公園内の石碑の言葉。
「過ち」とは何か?「繰り返しませぬから」は誰の言葉か?
そんな問いかけがその本にはあった。
それを私たち日本人、いや人類全体が考え続ける必要がある。
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暴力の連鎖

2021-05-20 | 世界・平和
イスラエルとパレスチナの攻撃の応酬が止まらない。
こんな時、いつも犠牲になるのは
攻撃を仕掛けている人々ではなく子ども達や市井の人々だ。
悲しいかな、我々一般市民の力では何の役にも立てない。

元はと言えば、
ラマダンの最中に聖地からパレスチナに人々を追い出した
イスラエル政府のやり方に反発したハマスの攻撃が発端になっている。
力で排除したイスラエルも、それにロケット弾で対抗したハマスも
どっちもどっちではあるけれど、
遡るとイスラエルによるパレスチナ弾圧が続いていることが
ハマスの行動のベースとなっている。
ところが歴史を見てみると、どちらかが悪いとは言い切れない。
第二次大戦後に戦勝国となったイギリスやフランスが
ユダヤ人にも、パレスチナに人々にもいい顔をし
正反対の二重手形を降り出したのがそもそもの原因。
その西欧の国々は現状に対して知らん顔だ。
そう考えると、両国ともに被害者だろう。

そんな歴史を学んでこなかったせいか
防衛省の副大臣がイスラエル寄りの発言をして問題視されている。
歴史を学んでこなかった軽率な発言だと感じる。
アメリカ追随の姿勢を見せたかったのかもしれないが
ユダヤ人ロビーが選挙を左右するアメリカならではの事情により
イスラエル寄りの政策をとるアメリカと日本は違うだろう。
ましてイスラエルは過剰反撃。
そんな人が防衛副大臣であることに危うさを感じる。

暴力は暴力しか生まない。
そんな例を歴史的にも、国際的にもたくさん見てきているはずなのに
日本も、アメリカも、中国も、ロシアも、北朝鮮も、EUの国々も、
軍備拡張に余念がない。
なにが本当の「防衛」なのか、
SDGsが語られる現代においてよく考えてみる時期にきているだろう。
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存在意義・・・レーゾンデートル

2021-04-20 | 世界・平和

先日こんな新聞広告を見つけた。
ちょっと興味がある。
これらの問いは哲学の世界では基本中の基本。
というより、この命題を解きほぐすために哲学はある。

数日前のテレビで
とある有名人が同業の達人を指して
「彼は○○をするために生まれてきたようなもの」
という表現をしていた。
人はそれぞれこの世でなすべき役割がある。
それは何も大層なことばかりじゃない。
生まれてきただけで家族にとっては大切な存在。
普通に生きているだけで、その姿に救われる人もいる。
意識しなくても、自分が気づかないこともある。
無理をするんじゃなく、自分ができることをするだけで
その人の存在意義はある。
歯ブラシを作る人は、その歯ブラシを使う人の役に立っている。
野菜を売る人は、美味しく食べる消費者の役に立っている。
たとえ仕事がなくたって、消費活動に感謝する人もいる。
子にとって親は大事な存在だし、その逆も。
人は生きているだけで、その存在には意義がある。

ただし「我々はどこからきたのか」「何者であるか」という問いは重い。
人間は自然が産んだ奇跡と考えているが、
それならばその人間が自然を破壊する行為はどうなんだろう。
自らの出自を破壊しているようなものじゃないか?
原発による核のゴミの問題。
社会活動によって排出する二酸化炭素の影響。
森林伐採や、兵器による環境破壊。
我々はどこに向かうのか?
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76年目

2021-03-10 | 世界・平和
今日は東京大空襲忌。
生まれる前のことだけど、何度もその光景を想像してきた。
歴史的なこととして捉えるのではなく
その時の光景を想像してみるって大事なことだと思うんだ。
76年目、合掌。
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SDGs

2021-02-26 | 世界・平和
SDGsという言葉がよく聞かれるようになった。
「持続可能な開発目標」という言葉の意味を知っていても
なんとなく「環境問題でしょ?」と
わかったつもりになっている人もいると思うが、
実はそれだけではなく、
地球全体、社会全体で人間みんながこれから生きていくための
これから考えなければならない根本的な指針だ。
SDGsには17の大きな目標項目がある。







これだけでもどんなことを目指しているかわかると思う。
2、6、7、13、14、15は理解していても
もっと大事なのは1、3、4、5、8、11、16。
ジェンダーも、貧困問題も、不平等の問題(差別問題含む)も
SDGsの目標に重要項目として含まれる。
それら地球規模の目標に比べれば小さい問題に見えるが
「住み続けられるまちづくり」も地方の活性化にかかってくる。

ところで各国の状況はどうだろう。




緑は達成度合いが高く、赤に近づくにつれて低い。
途上国はまだまだ大きな問題を抱えているが
先進国と言われる国も環境面ではまだまだといえる。
中でも日本のジェンダー問題が真っ赤というのはいかがなものか。
奇しくも東京オリパラの組織委員長発言が問題になったばかり。
全ての目標に取り組む必要があるけれど
まずはそこと、10から始めない?
これらは国や企業だけの取り組みでは解消できない。
ひとりひとりの意識が大事だと思うんだ。
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私たちはあなたたちと共にいる

2021-02-23 | 世界・平和
ミャンマー、香港、ロシア、シリア、リビアほか
虐げられている全世界の人々へ。
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Merry Christmas❗️

2020-12-25 | 世界・平和

世界中の人たちが笑顔で過ごせる日でありますように。
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Happy Xmas(War Is Over)

2020-12-24 | 世界・平和

Let's hope it's a good one
without any fear.
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本質的な疑問

2020-10-16 | 世界・平和


今週の朝ドラ「エール」が秀逸。
これは朝ドラ史上に残る作品になるのではないか?
鉄男の微妙な変節。
セリフを極限まで削り、
ほんの5〜6分の間に淡々と描く重大な局面。
日常の中に突然やってくる悲劇。
「無為な死」を視聴者に否応なくぶつけてくる。
「終戦」ではなく「敗戦」と表現したナレーション。
後世の「わかったふり」史観ではなく
当時の人々はこう感じていたであろう視点・・・。

「僕何も知りませんでした。ごめんなさい」
の言葉が心に響いた。
そして「誰のために戦うのか」
という本質的な疑問を投げかけてくる。
誰もが死にたくない。
それは味方のみならず「敵」も同じ。
ならどうして戦わなければいけないのか。
いったいその殺し合いは何のために行われているのか。
「仇を討つ」「愛国の崇高な意志」「無駄死にさせるな」
これらは生きているもののエクスキューズ。
あるいはプロパガンダ的な詭弁。
祐一とともに責任もまたひとりひとりが背負っている。

どんな時代も、どこの国でも
犠牲になるのはいつも市井の人たちや弱いものたちだ。
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基本に立ち返っての提言

2020-09-18 | 世界・平和
人間社会は一定のルールを決めて成り立つ。
そのルールは構成員全員で決めるというのが民主主義。
ひとりひとりの人間が社会という集団を構成し、
相互扶助しながら生きるための方法だから
これは不変な定義だろう。
町内会でお金を集め、それを町内の人たちのために使うのと
公平に税金を集めて社会保障に使うのと
組織の大小だけの問題でなんらかわりはない。
そしてみんなの意見をまとめ、使い方を決めるのがトップだ。
それを基本に・・・

トランプ大統領へ
自分の選挙のために世界を撹乱するのはやめなさい。
自分の選挙のために自国内の分断を図るのはやめなさい。
他人を攻撃するのはやめなさい。
特に自国民を攻撃するのは、
自分を選んだ人たちを攻撃することだから
それは天に唾する行為と変わりない。
自国内で頻発のハリケーン災害、山火事などの
根本的対応のための地球環境問題にも取り組むべき。

中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国指導者へ
「人民」「共和国」を謳っている以上、
あなた方は「人民」のための存在であるはずだ。
そんな民たちを苦しめ弾圧することはやめなさい。
あなた方の国の基を支えているのは「人民」なのだから。
まして北朝鮮では「民主主義」を謳っている。
今の国の形を築いた故金日成氏も
決して独裁や国の私物化は望んでいなかったはずだ。

中東や中央アジア、アフリカ、アジアにある
いくつかの独裁政権にも同じことを言わなければならない。
個人の欲や権力維持のために自国民を犠牲にしてはいけない。
あなた方は単に自国民から信託を受けた形だけ。

そして、すべての国の為政者には
核兵器や戦略兵器の削減にも是非取り組んでいただきたい。
防衛だとか、脅威に対抗だとか
どんなに口当たりのいい理由をつけようとも
それらは単に「人を殺す道具」。

もちろん、ここまで書いたことは
日本の為政者たちにもそのままあてはまる。
世界で起きている様々な問題は
ほとんどが為政者たちの私利私欲によるものだ。
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勘違い

2020-08-28 | 世界・平和

先日の毎日新聞1面にこんな記事が載った。
SNSを通じて、自死した木村花さん中傷投稿した人が
勇気を持ってインタビューに応じ、後悔しているという記事だ。
これを見て、かつて女優の裕木奈江へのバッシングを思い出した。
なぜ裕木さんがバッシングされたかというと
(30年近く前のことなので知らない人も多いと思うが)
人気ドラマで不倫相手の家庭を壊す役柄を演じたことにより
「嫌われる女性」のレッテルを貼られてしまったから。
今回の事例にとてもよく似ている。

ドラマやバラエティーは作り物。
そこには台本があり、より「効果的」な演出が施される。
それを「それがその人の本当の姿」と勘違いする人たちが多い。
実はドラマやバラエティーばかりではない。
トーク番組なども、その人の生身の姿と思い込んでいる人もいるが
実は事務所側のイメージ戦略で作られた人物像である場合も多い。
(特にアイドル系に多いと思う)
私が実際に目にしたことがある、とある人気アイドルの女性たちは
テレビに映るよりもはるかに仕事人的大人の女性たちだった。
おちゃらけてばかりいる芸人さんは
周囲の人たちへの細かい気遣いができる素晴らしい人だった。
(あそこまでカメラの前でスタイルを作る姿はまるで熟練職人)
どんな人でも、テレビに映るのは虚像と思っていた方が間違いない。

テレビは必ずしも真実を映していない。
かつて、初めて海外派遣される自衛隊員たちが
防衛省を出発するシーンで大勢の人たちが万歳で送り出した場面を
テレビのニュースで見たことがあるのだが、
同じシーンをフリーの映像ジャーナリストが
もう少し引いた絵を撮っていて、あとからそれを確認したことがある。
万歳しているのはほんの十数人。
その後ろで警察に進路を塞がれた数百人の人たちが
海外派兵反対を叫んでいた。
ニュースですらも映像は操作される。

ちなみにそれは電波メディアだけではない。
本や雑誌、そしてこう言っちゃ身も蓋もないが新聞も
表現によって意図的にある方向へ世論形成を図る時がある。
そこまで意図していない場合でも
演出的に、よりキャッチーに「効果的」表現されることがある。
それによって傷つく人が出てきたとしても
版元にしてみれば売れることが最優先、勝てば官軍。
(新聞に載っている週刊誌の見出しはその典型的な例)
それも眉に唾つけて見る必要がある。

クリティカルシンキングという言葉がある。
日本語に訳すと「批判的思考」だ。
「それは本当にそうなのか?」「なぜそうなる?」と
常に疑問を持ち続けて本質を考える思考だ。
現代の日本社会では決定的にそれが欠けている気がする。
知識詰め込み型の教育では身につかない思考だからだ。
ある意味、為政者たちからは世論形成しやすい国民性と言える。
情報の取捨選択や、本質を深く掘り下げた考え方をしないと
国の方向性を誤る危険性がある。

ところで私は本や雑誌、webを中心にメディアを作る立場。
はっきり言って売れるものは簡単に作れる。
誰かを傷つけることを気にせず、よりキャッチーに演出して、
野次馬根性をくすぐればいいからだ。
しかし私はそういうものを作りたくはない。
ぼろ儲けする気はないし、意にそぐわないものを世に出したくない。
一部の人たちでいい。
誰かの背中をそっと押してあげるものを作りたい。
誰かの心の支えになるものを作りたい。
そういう企画はなかなか通らないんだけど(^^;
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8月15日

2020-08-15 | 世界・平和

先日、1968年公開の映画「あゝひめゆりの塔」が
NHK-BSPで放送された。
まだ沖縄が本土復帰する前の映画だ。
師範学校女子部の生徒たちが主人公となっている。
当時私の母も盛岡師範学校女子部在学中。
そういう意味では他人事とは思えない。

私も含めて戦争を体験していない世代も、
これから生まれる子どもたちも
絶対に忘れてはいけない日。
親が、祖父母が、親類が、先祖が
当時どんな体験をしたのか
ちゃんと聞かなくてはいけない。
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花巻空襲から75年

2020-08-10 | 世界・平和
3月10日の東京大空襲、6月23日の沖縄戦終結から
この8月にかけては忘れてはいけない日がいくつもある。
もちろん戦禍はそれだけではないけれど
それぞれ人類の愚かさを象徴する日ではある。

そして今日は花巻に空襲があった日。
市街地はほとんど焼け、花巻駅には爆弾と機銃掃射、
釜石線似内駅に停車した汽車にも機銃掃射が浴びせられた。
大工町(今の双葉町の文化タクシー付近)に住んでいた私の親父も
家族もろとも焼け出されたのだが
その時、すぐ裏にあった宮澤清六さん(賢治さんの弟)とともに
賢治さんの原稿を守るべく土蔵の中に運んだのだと
高校生の頃に聞いたことがある。
清六さんは戦時中からの文芸同人仲間だったとのこと。
私が大人になってからも時々親父に連れられて清六さんを訪ね
貴重な資料を見せられたり、蔵書をいただいたこともある。

さて空襲。
花巻市花城町には、当時の爆弾で傷ついた橋がまだ残っている。


大堰川にかかる花川橋だ。
かつては上町にも空襲の痕跡が残った建物があった。


今は災害復興住宅隣の老健施設になっているところ。
以前はここに井形酒店があり、
その蔵の壁に火災の痕跡が残っていた。
そんな歴史の物言わぬ証人もだんだん消えていく。
花巻空襲体験を語れる人ももう皆さん80歳を超えた。
記憶が風化しないように、
直接体験した世代に育てられた私たち世代が
次の世代に語り継がなければと思う。
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