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世界遺産と日本/世界の町並み w/IT

世界遺産と日本/世界の個性的な町並みをITを交えた筆致で紹介します。

観光資源としては、さほど満足できませんが、シンガポール独特の目新しさを追求した資源があるかもしれません(シンガポール)

2024-02-18 08:00:00 | 世界の町並み
 コタキナバルの海に面したナイトマーケットは、市民の台所としても、観光客の屋街レストランとしても便利な場所で、規模も大きなものでした。ナイトマーケット(夜市)は、台北でもお目にかかり、マレーシアのクア・ラ・ルンプールやベトナムのカントーでもにぎわっていました。東南アジアでは広く普及している夜市ですが、おそらく筆者が初めて夜市を訪れたのはシンガポールだったように思います。今回は、夜市の写真は残っていなかったのですが、何度か訪れたシンガポールのうち、20年ほど前にマレーシアのデサルビーチに行く途中に立ち寄った時の写真をもとに紹介します。

 世界遺産のシンガポール植物園の紹介の時にも書きましたが、シンガポールは観光立国と言っている割に、観光客には不便で、さほどの観光資源も少ないように思います。大きな空港を持つので、他の観光地への中継基地的な存在のように思いますが、とりあえずはガイドブックに載る目新しいものを中心に観光ポイントを取り上げてみます。

 
 
  20年前の当時に2つの目新しいと思われるものがありました。一つはナイトサファリで、もう一つはダックツアーと呼ばれる水陸両用の観光ヴィークルでした。ナイトサファリは、夜間だけ開園をしている、おそらく世界で唯一の動物園でしょう。訪れたのは20年以上も前ですが、調べてみると以外の早くに開園していて1980年で、2022年には来訪者が1億人を越えたのだそうです。夜間の動物園なので、来園者は自由に歩き回れるわけではなく、ゲートを入るとトラムが停車していて、これに乗り込みます。跡はトラムの中から夜の動物の様子を眺めることになりますが、当時のデジカメは感度がさほど高くなく、ブレで何が写っているのはよくわからくなってしまいました。

 
 
 一方の、ダックツアーは、訪問当時は開始早々だったようですが、そもそもは第2次大戦で数多く使われた水陸両用車両をベースとしたもののようで、外観は大型のボートのようですが、船底部分に4つの車輪がついています。船として浮かんでいるときは、大型のモーターボートのように見えますが、陸上に上がってくると異常に車高の高い車で、かなり威圧感があります。陸上の観光と海からの観光とが乗り換えなしで楽しめ、ボートとしては船足も遅く、物珍しさがだけ取柄で、高い乗車料金を取っているようです。日本でも神戸を皮切りに東京湾などで運行しているようですが、さほどの人気はなさそうです。

 
 
 
 
 シンガポールの観光は、買い物を除けば、マーライオンの像がある海岸一帯のようですが、このマーライオン像は、かつて3大がっかりと悪評されましたが、大きくなって海に向かって水を吐くようになって汚名返上したようです。シンガポールと言えば、イギリスから派遣され植民地支配を行ったのがラフルズですが、腕組みをした偉そうな像が立っていて、これも観光ポイントになっているようです。

 
 
 このラッフルズのな目を冠したホテルは長くシンガポールを代表する最高級ホテルで、宿泊するには庶民としては敷居が高いのですが、アフタヌーンティでレストラン利用すれば、ちょっぴり満足感が得られます。

 シンガポールを見ていると、世界に類を見ない実験国家のように思います。極端に進んだ電子化もそうで、紙の入国カードも廃止して、例外を認めない電子申請ですし、乗り物の乗車券もICカードのみのようです。電子化に着いてゆけない老人は切り捨てたのかもしれませんが、平均年齢が若い国だからでしょうか。ただ、高学歴の両親の子供を優遇するなどの政策は賛同できます。どこかの国のように、格差はいけない、など悪平等では、努力したり優秀な人間は報われません。そうすると、極論すれば優秀な人間は、優遇してくれる国を求めて国を捨てて流出し、残るのは努力しない人間ばかり、これでは誰が国を支えていくのでしょうか。シンガポールの状況を見守りたいと思います。

三大モスクも魅力的ですが、コタキナバルには人工物以外にもラムサール条約認定のウェットランドなどの自然もあります(マレーシア)

2024-01-21 08:00:00 | 世界の町並み
 前回はコタキナバルの三大モスクを紹介しましたが、今回はコタキナバル市内にある博物館などの見どころを紹介します。

 コタキナバルの市街地は、北西の海に面して北東と南西方向に幅4km長さ6km程の斜めの広がりをもっています。南西端にコタキナバル国際空港があり、クア・ラ・ルンプールなどとの国内線だけでなく便数は少ないものの日本との直行便も飛んでいます。マレーシのボルネオ島は、自治権を持っているため、クア・ラ・ルンプールからの便は国内線ですが、到着するとパスポート・コントロールがあります。

 
 
 この空港の近くにあるのが博物館で、とんがり屋根で広い空間を持つ建物が建っています。展示は民族の歴史が中心だったように思いますが、入口から広がるメインホールには恐竜の骨格模型まであります。屋外には、かつて走っていた機関車や客車それに自動車などの乗り物も展示されています。

 
 
 
 町の中央当たりの海沿いにあるのが巨大なマーケットで、地元に暮らす人の台所と観光客の土産やレストラン需要を満たしています。魚、野菜それに果物と市場の中は売っている商品ごとに区画されていて、買うものが決まっていれば、区画を狙い撃ちをして、いくつかの店で商品を比べることができます。海に一番近いところは食堂のエリアで、海鮮料理が手ごろな値段で食べられるので、夕方ともなると、どこからもなく観光客がわいてきて集まってくるようです。宿泊したホテルの近くからも、車の多い道路を渡ることなく横断歩道橋が伸びてアクセスを確保していました。市場は、西向き海に面しているため、天気が良ければ、海に沈む夕日を眺めながら夕食ということもできます。

 
 
 一方、海とは反対側には、シグナルヒルという小高い丘があってコタ・キナバルの中心街の見晴らし台になっています。丘の麓には1905年に建てられた真っ白の姿が美しいアトキンソン時計塔が建っています。若くしてマラリアに倒れた初代の群長を記念して、母君が建てられたそうです。

 
 
 

 
 シグナルヒルの背後には、2017年にラムサール条約に認定されたコタキナバル・ウェットランドがあります。かつてコタ・キナバルの沿岸には広大なマングローブの原生林がありましたが、都市化のために、原罪では、このウェットランドにその面影を残すのみになっています。ウェットランドの広さは24ヘクタールですから新宿御苑の半分くらいの広さのところに、32種類ものマングローブの原生林が広がっています。内部は広大な湿地ですが木道が整備されてて、歩き回るのには困りません。マングローブの木々だけでなく、サギなどの鳥やサルを見かけることもあります。

 マングローブは特定の種類の樹木ではなく、汽水エリアに塩水の環境下で育つ樹木の総省を指すのだそうです。熱帯から亜熱帯に分布して、日本では種子島が最北の生育地で、ここは世界でも北限だそうです。マングローブも、ごt分にもれず伐採が進み、地球温暖化に影響を与えているそうです。地球温暖化を防ぐために、再生可能エネルギーを増やす掛け声が声高ですが、なぜかエネルギーの効率的な使い型にはあまり力が入ってないように思います。これだけAIとやらが発達しているのですから、コンピュータ制御によってエネルギー消費の最適化は難しくなさそうなのですが、このことは政治家にとって金にならないから力が入らないのでしょうか。

コタキナバルにある3つのモスクはバスで回るには難しいですが、外観もみんな違って個性的です(マレーシア)

2023-12-10 08:00:00 | 世界の町並み
 前回はボルネオ島のジャングルの中にあるムルリゾートを紹介しました。周りには空港ぐらいしかないようなジャングルの中に忽然と現れるリゾートは不思議な存在でした。今回と次回は、そのムルリゾートに飛行機が飛んでいるマレーシア第2の都市のコタ・キナバルを紹介します。今回は、コタキナバルにある3代モスクを中心に、次回はその他のコタキナバルを紹介します。

 コタキナバルは、首都のクア・ラ・ルンプールから飛行機で2時間ほど、島の北側がマレーシア領になるボルネオ島の北東、南シナ海に面する都市です。ヴェトナムは、日本との時差が2時間ありますが、首都のクア・ラ・ルンプールがヴェトナムよりも西にあるマレーシアは1時間の時差です。いつも不思議に思ってましたが、ずーっと東のコタキナバルなどがあるために1時間になっているのではないかと思いました。

 首都のクア・ラ・ルンプールは地下鉄などが発達していて、旅行者には便利なのですが、コタキナバルはバスしかなく不便でした。これを救ってくれたのが配車アプリのGRABで、ベトナムに行く時に利用登録しようとして失敗しましたが、今回は完全にGRAB頼りでした。今回紹介の3か所のモスクは、州立モスクが市街の南に、市立モスクが北に、マレーシア大学のモスクはさらに北と分散していて、公共バスでは時間がかかりそうです。

 
 
 
 州立モスクは、博物館の南西にあって、博物館がある丘からドームとミナレットが遠望できます。博物館から直線距離ではさほどではないのですが、マレーシアは車社会なのか、交通システムが歩く人に対して考慮されてなく、目の前の場所にたどり着くのに一苦労します。こちらのモスクは白と金色を基調にしていて、気品を感じますが、巨大なモスクの中は外からうかがうことはできますが、残念ながら信者以外は立ち入ることはできません。

 
 
 
 一方、市立モスクは、入口で信者の着る礼服と帽子を貸し出してくれ、これを着用して入堂できます。こちらのモスクの外観は白、緑などで、周りを囲む池に写る姿もきれいですが、内部はもっときらびやかです。海峡では動物や植物などを模様にできませんから、いわゆる幾何学的なアラベスク模様とアラビア文字で壁が装飾されています。床にはメッカの方角を示しているのでしょうか、八角形の星マークが描かれています。

 
 
 
 三番目の大学モスクは広大なマレーシア大学コタキナバル校の構内に建っているモスクでピンクモスクの別名を持っています。その外観は明り取りの白い窓以外は、全くピンクそのもので緑の木立に映えます。こちらの受付は、どうも学生のようで、服装も露出の多いもの以外は問題なく、女性用のスカーフだけが貸してくれます。市立モスクと同様に、モスクの中は祈りのためrの空間があるだけで、体育館のような雰囲気です。仏像やキリスト像などの偶像類は当然に無く、柱さえありません。
 コタキナバルの市内の移動ではずいぶんとGRABにお世話になりました。スマホのアプリを起動して、どこから、どこまで、のでーたを入れると、近くにいる車を配車してくれます。前もって料金も表示され、支払いもクレジットカードで嘉納ですが、タクシーではないので、該当の車が来ても判別できないので、表示されるナンバープレートの番号が頼りです。車の位置もGPSを使って、どこまで来ているか分かるので、目的の車を見つけるのはさほど難しくありません。ただ、旅先で合った方は、エジプトで配車アプリを使ったけれど、ナンバープレートの文字がアラビア語で読めなくって困ったそうです。配車アプリではドライバと料金交渉は要りませんが、英語が通じないシーンも多く、翻訳アプリも欠かせません。また、シンガポールへの入国は電子申請しかなく、海外旅行ではスマホ必携になってしまったようです。

世界遺産の洞窟へのベースキャンプとしてのムルリゾートですが、テラスから川を行きかう船を眺めながらコーヒーを飲んでのんびりする贅沢な時間も過ごせます(マレーシア)

2023-11-12 08:00:00 | 世界の町並み
 世界遺産の山岳鉄道のレーテッシュ鉄道ベルニナ線がどんどん高度を下げて谷底のような駅に着くのがスイスのクールでした。実は、このベルニナ線の起点は高原リゾートのサンモリッツで、富裕層の保養地として有名です。筆者は、なかなかリゾートには縁が無いのですが、世界遺産のムル国立公園のベースキャンプとなるムルには宿泊施設が少なく、少々奮発をしてマリオットのリゾート・ホテルに泊まりました。

 
 
 
 ムルへは、マレーシア第二の都市のコタキナバルからプロペラ機のATR72でおよそ1時間西南に飛んだところで、ジャングルの中にポツンと滑走路のある飛行場に降り立ちます。海岸寄りにはブルネイがあり、ムルはその南東、海岸から60km程も離れた周りは山ばっかりの場所です。ムル空港は、当然ながら滑走路のみで誘導路が無いので、飛行機は滑走路の端まで行ってUターンし滑走路を通って空港ビルの前に駐機します。当然ボーディング・ブリッジもありませんから、歩いて空港ビルに入ります。マレーシアのボルネオ島では、州が変わればイミュグレーションがありパスポートコントロールがありますが、係官1名の窓口は長蛇の列です。
 やっとイミュグレーションが済んでホテルに向かいますが、公共の輸送機関なんてものはありませんから、ホテルの送迎サービスです。これが、トラックを改造した車で、高級リゾートのイメージとはずいぶんと違います。

 
 
 
 
 
 トラックに揺られて川を橋で越えた処に建つホテルは、ラグジュアリーとまではいかなくても、ゆっくり、のんびりできる施設でした。平地があまりないところに広い敷地を取るために、ジャングルの中にたくさんの木の杭を打ち込んで、その上にコテージ風の部屋やそこへの回廊が作られています。さすがにプールやレストランなどは、少しある平地部分に作られていました。トラックで渡った川にはムル洞窟などに行くためのホテル専用の船着き場も作られています。

 ムルリゾートは、周りはジャングルで陸路でのアクセスもままならないような場所のように見えます。そのためもあって、世界遺産のムル公園への観光客対応の人々が済んでいるだけでは無いかと思うくらい、人と会いません。そのためか、ネット環境が未整備で、ホテルでも衛星かいせんを使ってロビーだけでWi-fiが提供されていました。ラオスのルアンパバーンに行った時には、ネットカフェに観光客が群がっていて、こんなリゾート地に来てまで、ネットを見るのかと、半ば呆れましたが、ムルのように、ネットから遮断された場所が本当のリゾートの要件の一つかもしれません。日本人とは1組の家族としか合いませんでしたが、ネットにつながらない環境を嫌ったというわけではないでしょう。

名前の通りクールな町はベルニナ鉄道から氷河急行に乗り換えるだけでなく滞在してもよいエレガントな町です(スイス)

2023-10-15 08:00:00 | 世界の町並み
 富士山より高い場所まで歩くことなくロープウェイで連れて行ってくれるのが、モンブランのエギューユ・ヂュ・ミディでした。これだけの標高ですから、息が苦しくなるだけでなく、寒さも相当なものでした。コールドが付く地名があるかよくはわかりませんが、クールならばモンブランのずっと東のほう、スイスの東の端あたりにあります。今回は、世界遺産のレーテッシュ鉄道と氷河急行の接続点の駅があるクールを紹介します。

 
 クールは標高600mほどプレスール川埜右岸にある周りを山に囲まれたスイス最古といわれる静かな町です。600mという標高は、暑くも寒くもなく、まさしくクールな環境のようです。イタリアのテラーノからレーテッシュ鉄道のベルリナ線に乗って2253mの山越えでクールに向かうて地の底に降りていく感じがします。クールから西に向かう氷河急行(急行とは名ばかりの遅い電車で休行と行ったほうがいいかも)はプレスール川と合流後のライン川に沿って、しばらくは標高を下げますが、やがてフルカ峠に向かって標高を上げていきます。ちなみにベルニナ線は動力分散で70‰の急坂を粘着方式で走ってますが、氷河急行は機関車方式でラックレールを使ってます。

 
 
 この谷底のような町からロープウェイに乗ると標高2200mほどあるプラムブリュエシュ山に上れます。取り立てて見るべきものはなさそうですが、高原の気持ちよさと、高台からクールの町を見下ろす眺望がきれいです。ロープウェイ乗り場は駅の南のさほど遠くないとこrですから、時間があれば寄り道をしてもよいところです。

 
 
 
 さて、クールの町並みです、駅に続くバーンホフ通りを100mも歩けば旧市街で、エレガントな町並みが広がっています。市庁舎は15世紀に建てられたクリーム色で現役です、どこかの国のように再開発の名目で破壊されることはなかったようです。壁にライオンなどが描かれているホテルもありました。天を突くようなとんがり屋根の時計塔を持つのが聖マルティン教会で、8世紀に創建の教会が15世紀に大火で焼失して再建された建物です。州内にある最大の後期ゴシック建築の一つだそうです、手前のアーチ状の門の向こうにそびえるさまは、なかなか絵になります。紹介した施設以外にも、レーテッシュ博物館や大聖堂などもあって、鉄道の乗り継ぎだけにはもったいない町の一つです。

 クールの東20km程の山の中にダボスという町があります、ラントクアルトからベルニナ鉄道の線路も伸びている町です。ダボス会議と呼ばれる世界経済フォーラムの年次総会が開かれることで有名な人口が1万人程度の小さなリゾート地です。国家元首くらいのそうそうたるメンバが集まります。他の国際会議のように結論が出されることはありませんが、議論されたことは、政治経済に大きな影響を与えるといわれています。科学者は参加していないようですが、最近は気候変動も重要な議題の一つで、話し合われたことは、科学分野やIT産業にも影響を与えそうです。IT分野でのこのような国際会議はあまり聞かないのですが、世界を牛耳る少数の企業の都合だけが通る状況では、議論にはんばらないのかもしれません。

標高差の大きなモンブランのロープウェイは、途中に支柱が無くて、まるでエレベータのように垂直移動です(フランス)

2023-09-17 08:00:00 | 世界の町並み
 ベトナムのカンボジア国境に近いあフーコック島には世界最長のtロープウウェイがあり、ロープウェイに乗って訪れる島は花がいっぱいで水遊びができるテーマパークでした。一方、世界で最も高いところへ連れていってくれるロープウェイはスイスにあって、マッターホルンを展望する標高3883mのクライン・マッターホルンまで登るものです。ヨーロッパアルプスで最も高い山は、マッターホルンではなくモンブランですが、このモンブランの展望台であるエギューユ・デュ・ミディに上るロープウェイは、マッターホルンのロープウェイができるまでは世界一で標高3777mと富士山よりも1m高いところまで乗せていってくれます。今回は、このロープウェイのあるシャモニー・モンブラン近辺を紹介します。

 
 
 
 
 ロープウェイの麓駅のあるシャモニーはフランスの町ですがスイスのジュネーブの近くの東南にあり、フランスのサンジェルヴェ・レ・ヴァンやスイスのマルティニーから登山電車で行くことができます。シャモニーの一つ東寄りの駅が国境で、この駅が両線の接続駅になります。フランス側からは粘着区間としては最も急な90‰の勾配を上っていきます。一方のスイス側からは、ラックレールで上る電車が走っていますが、ともに電気を架線唐ではなく第三軌条から取っていたように思います。踏切もあるような路線に800Vもの電圧のある第三軌条があるわけで、なんでも危険といって排除する日本ではありえないシステムです。ラックレールで谷底にあるマルティニーまで降りていく車窓はなかなか雄大です。ただ、いつも思うのですが、谷の向こう側の山腹に民家が見えるのですが、日常の移動はどうしているんだろうと思ってしまいます。

 
 
 
 さてモンブランですが、標高は4800mあまりでヨーロッパアルプス最高峰ですが、この標高は測量するごとに訂正され2021年9月の測量では4807.81mでしたが21世紀に入って毎年平均で13cmずつ低くなってるそうです。シャモニーからのロープウェイは、途中で一度乗り継ぎがありますが、2800mもの標高差を一気に上ってしまいます。特に乗り継ぎ後の区間は、標高2317mの途中駅から1470mの標高差を支柱無しで上りきるので圧巻です。この様子は、頂上の展望台から見ることができ、まるでゴンドラがエレベータのように垂直に上ってきます。


 筆者は麓のシャモニーに宿泊したので、朝2番のロープウェイに乗ることができましたが、観光客の姿はまばらで、ほとんどはスキー板を担いだ乗客でした。大柄でスキーを持ってる乗客に周りを取り囲まれて、押しつぶされそうな感じがしました。スキーヤの連中は、頂上に着くやいなやスキー板を履いて滑り降りていきましたが、崖のすぐ縁のところを滑っていくので、雪庇のために転落しないか、見ているほうがハラハラします。モンブランへの登山客がいたのかどうか確認はできませんでしたが、頂上駅から標高差にして1000m程なので簡単に登れそうに思いますが、高山病や滑落の危険があり、出来心で上れる山ではなさそうです。

モンブランの頂上はフランスとイタリアとの間にあって、長く国境線の争いがあったようですが、現在はモンブラン山頂は両国の双方の領土ということになっているそうです。国境の山ということなので、フランス側だけでなくエギューユ・デュ・ミディからロープウェイを後次いでイタリアに行くこともできます。現在ではフランスもイタリアもEUで国境でパスポート・コントロールはありませんが、EUが生まれる前には富士山の頂上のようなところでイミュグレーションがあったんでしょうか。

 日本では第三軌条の電車は一部の例外を除いて地下鉄、それも古くに開通した路線で採用されtます。人間が触れる可能性の低い路線で安全が確保できるとの理由ですが、そもそもは架線を張らなくて済むのでトンネルの高さを低くできるメリットから採用されました。シャモニーなどで採用されたのは、架線が無い分景観への影響が少ないとの理由のようです。かつてのユーロスターは、イギリスの走行区間が第三軌条のためユーロトンネルを出るとスピードがガクンと落ちていましたが、現在は路線が変わって架線方式になりました。ヨーロッパでは、国を跨がる多くの特急がありますが、国によって終電方式だけでなく、異なる信号方式をものともせず猛スピードで走り回っています。この切り替えってコンピュータ制御なのでしょうか、人間が判断しているのでしょうか。

フーコック島の南端にあるホントム島では世界最長のロープウェイに乗れるだけでなく、一日水辺でのんびりと贅沢な時間を過ごせます(ベトナム)

2023-08-20 08:00:00 | 世界の町並み
 前回はベトナムの南西部にあるフーコック島の産業ツアー的な部分を紹介しましたが、今回はフーコック島の南端から世界最長のロープウェイと、ロープウェイで渡るホントム島を紹介します。

 
 世界最長というロープウェイは、フーコック島の南端のアントイから海を渡り、いくつかの島に支柱を立ててホントム島までおよそ8kmの海上に引かれたもので、ギネス認定の世界最長のロープウェイです。8kmという距離は、東京駅を起点で考えると新宿を通り過ぎて中野駅近くまでという長大な距離です。これだけ長い距離なので乗っている時間も15分と長く、当然ながら交走式ではなく循環式で乗り場には次々とゴンドラがやってきて、乗り込んで乗り場を出るとかなりの速度で走り出します。距離と時間から計算すると時速は32km/h程度ということになります。

 
 
 
 フーコック島側の乗り場のアントイにはギリシャ神殿風の建物やカラフルな建物が建てられ、海に面して観覧席のあるイベントステージのようなものもあります。巨大なホテルもあって、レジャーランドのようですが、建物の色合いから受けるイメージはぽルドがるの町並みのような印象です。

 

 
 さて、アントイを出発したロープウェイは、どんどん高度を上げて眼下には青い海と数多くのヨットが停泊するヨットハーバーそして、アントイの町並み、これから向かう島々などが見渡せて絶景です。ゴンドラは前面ガラス張りで、どちらを見てもさえぎるものはなく、空いていたせいで30人糊を2人で占領です。ただ、高所恐怖症にとっては、かえってこの状態は少々怖さを助長するものでした。

 
 
 
 
 
 ロープウェイの到着駅のホントム島駅はイコールでウォーターパークの入り口で、ロープウェイの料金にはウォータパークの入場料を含む設定になっています。世界最長ロープウェイということで、ロープェイを乗るためにだけ往復する人もいるそうですが。ウォーターパークは名前の通り水遊びを中心とした公園で、南国らしい花々も魅力です。流れるプールやスライダーなどの遊び道具がそろっていますが、デッキチェアで寝そべってのんびりするのも贅沢な時間かもしれません。

 
 
 島内にはいくつかのレストランがありますが、筆者が入ったのはランチビュッフェを提供するレストランでした。2人で\3,500程度とリーズナブルで、食べ物の内容も豊富で手抜きは見られません、そのためか団体客と思しき集団が数多く入っていました。おまけに、フラダンスのショーまで行われました。我が国のDランドのように、食べ物の持ち込みを禁止して高額な料金を設定し、ハンバーガをかじって飲み物を飲んだだけで同じくらいのコストがかかるのとは大違いです。

 循環式のロープウェイは、ゴンドラを吊り下げるロープと走行させるためのロープがあって、動かすためのロープは常時動いていて、ゴンドラが走行時には、このロープをつかみます。吊り下げるロープではなく、レールが車体を支えるサンフランシスコのケーブルカーと原理は同じです。一方、交走式のロープウェイでは、ゴンドラを動かすケーブルは車体に固定され、2台が行ったり来たりをします。ロープウェイの場合は支えるロープは2台のそれぞれが引かれていますが、ケーブルカーでは中央の行き違い地点を除いて単線です。この行き違い地点で衝突しないか心配ですが、の制御にはコンピュータなんぞは使われていません。通常は車輪の内側にあるフランジに仕組みがあって、レールを挟むようなフランジのある車輪とフランジのない車輪を組み合わせています。一方の車体は右側に両フランジを、もう一方は左にあり、行き違い地点ではフランジに挟まれたレールに引っ張られて、右と左に向かいます、コンピュータのような誤動作はない自然流です。

パッケージツアーでは強制的に連れていかれるお土産屋さんもフーコック島では特産品が多いこともあってこれらを巡るツアーになっています(ベトナム)

2023-07-23 08:00:00 | 世界の町並み
 水上マーケットよりは町を彩る数多くの花々のほうに魅力があるのがベトナム南部、メコンデルタの町のカントーでした。ハノイから徐々に南下して来ましたが、今回と次回に分けてベトナムの最西端の島であるフーコック島を紹介します。フーコック島はベトナム最後の秘境リゾートと言われたこともありますが、さほど秘境といった感じはしませんが、のんびりできる島であることは間違いなさそうです。今回は、島の中に散在する特産品の拠点などを、次回は世界一長いといわれるロープウェイで渡るホントム島を紹介します。

 
 
 
 
 フーコック島は、ベトナムの半島部から西に40km程離れたタイランド湾に浮かぶ島で日本の淡路島ほどの広さを持ちます。島の北側20km足らずのところはカンボジア領でベトナム最果ての島といったところです。ベトナムの観光地の多くは、東シナ海に面していて、海から上がる朝日は見ることができますが、海に沈む夕日を見ることができる数少ない観光地です。夕日が見られるレストランに行きましたが、一番奥の海に面した関は満席でしたが、幸運にも少し後方の席が取れました。また、西に張り出す石山殿と呼ばれるお寺の周辺は、夕暮れともなると数多くに人が集まっていました。日が暮れてしまうと、近くのバクダン通りが夜市でにぎわいます。

 
 
 
 
 さて、島内巡りですが、パッケージツアーでよく見られるお土産屋めぐりだけのようなツアーがあり、これに参加しました。スタートは真珠屋さんで、阿古屋貝の様子や加工の様子が見学できますが、女性客の購入狙いを感じます。っ続いてワイン工房に、フーコックのブドウを使ったもので甕を使って醸造していたようですがよくはわかりませんでした。胡椒の工房には胡椒畑もあって、どのような形に胡椒が生っているか分かります。ツバメの巣の工房は、貴重品とされるしゅばめの巣を養殖」?しているようです。


 
 
 
 
 ここで、工房巡りは一休みで、党内最大の仏教寺院を訪れます。山の麓の傾斜地に巨大な観音像と思しき仏像などが立っています。日本の十六羅漢のような群像もあって、しぐさが滑稽です。そして開発が遅れて人が少ない東海岸のサオビーチで朝食でしたが、たしかに人の数は日本のビーチとは比べようがありませんが、パラセーリングやボート遊びなど道具はそろっているようです。

 
 
 午後は工房巡りはニョクマムの工房です。発酵用の樽が並んでいるのは、日本酒の醸造所の光景と似ています。ただ、胡椒は土産物に持って帰られますが、ニョクマムは液体なので、LCCで機内持ち込みだけの旅行者向きではないかもしれません。そして最後は戦争博物館で、ベトナム各地で見られるベトナム戦争の資料ではなく、インドシナ戦争で宗主国のフランスが作った刑務所跡で、その後のベトナム戦争では、南ベトナム軍のとらえた北の捕虜などを収容する軽ぬしょとして使われた場所です。戦争は人間を悪魔にすることを実感して戦争のむごたらしさをみせつけます。

 ツバメの巣は中華料理では高級食材とされ、高価なものの一つです。アナツバメが唾液だけで作った巣をそのまま食べるもので、主成分の中にシアル酸が含まれ、免疫力を高める効果があって体にいいとのことです。また、細胞表面にあるシアル酸は負に帯電し、これが正に帯電した水分子を引き付け保水効果があり、逆に赤血球の表面のシャル酸は負極同士で反発し、赤血球が凝集するのを防いでいるとのこと。ツバメの巣の健康効果が電気の性質にも関係するとは思いもよりませんが、人間の唾液の中にもシアル酸は含まれているそうです。

関東ではありません、カントー(Can Tho)はホーチミンシティからバスで4時間ほどの花がたくさん咲いていた都市です(ベトナム)

2023-06-25 08:00:00 | 世界の町並み
 ベトナムの町の紹介が続きますが今回もべトナムで、ホーチミンシティのバスステーションからバスで4時間ほどでいけるメコンデルタの都市のカントーです。

 カントーはホーチミンシティの南西160kmほどで、バスはメコン川の支流の端を次々と渡って走ります。本来は4時間足らずでカントーのバスステーションに着くのですが、筆者の場合は7時間近くもかかりました。ことの顛末は、印字した行き先を見せたにもかかわらず、バス乗り場の券売所のおばちゃんが間違った行先のバス券を発行したことに始まります。乗車券には行先が印字してありましたが、当然ベトナム語でです、どれが行先かはわかりません。帰国後に解析して判明した行先はベトナム最南端の都市でした。もう着くころだとスマホで位置を確認したら、カントーの郊外をかすめて南に疾走しているところでした。周りの人に、スマホの翻訳機能を使って、バスの行先を尋ねて、我々の行きたい都市を伝えましたが、とにかく終点まで行けば折り返してカントーに行けるよとのことですが、終点につくのが夕方の5時ころ、すぐに折り返せてもカントーには9時よりも遅くなりそうです。運転士も巻き込んでの大騒ぎは、偶然にやってきたカントー近くを通る対向バスに乗り換えることで決着、車がバンバン走る国道を横切っての乗り換えでした。結果、予定より3時間ほどは遅くなりましたがカントーに到着、運転手さんや同乗者の親切に感謝です。

 
 乗った長距離バスは日本では道交法で認められていない寝台バスでした。中国で見たときには少々引きました、寝台の長さが120~140cmぐらいで脚を曲げないと横になれず、寝台もまるで荷物棚のようでした。ベトナムで乗ったのは、ずっとゆったりで、もちろん乗車定員も少なかったのでしょう、寝台の長さはゆうに180cm以上もあり、ゆっくりと横になって荷物も置けます。中央通路の両側にカプセルホテルのようなユニットが20個ほど並んでいる構造でした。日本でも法律改正してこんなバスが走ってほしいものです。

 
 
 
 さて、カントーの町ですが、取り立てての観光ポイントは水上マーケット暗いかもしれません。8時くらいまでなので早起きをして、船乗り場から小型の船に乗り30分ほど走ってマーケットに到着します。果物や野菜それに麺類などの朝食になるようなものを売る船がひしめいています。値段は決して安くなく、後述するタンアン市場の倍以上はするようです。おそらく、観光船にバックマージンを払うためでしょう。船には舳先に目玉が描かれていて、これは一種のお守りでしょうか。また、船によっては、売っているものを竹竿の先に括りつけて掲げ、遠くから何が売られているかを見えるようにしているのもあります。

 
 
 
 
 
 
 水上マーケット以外には、道教や仏教寺院それに教会などが、小さな町の割にはよく見かけます。

 
 
 観光客がよく行くカントー市場は衣類中心、地元の人が利用するタンアン市場は食料品が通りにまであふれ、そこにバイクで乗り付けるお客が殺到するので、大混雑で、よそ者は邪魔にならないようにするのが精一杯です。カントー市場の近くにはないとマーケットが開かれ、衣料品や食料品の露店が並びますが、昼間にその場所を見ると夜の情景は想像できないただの道路です。

 
 夜といえば、市街地を流れる川にはレストラン船が並び、なかなか人気があって乗船に長い列ができています。市街地の北側の本流に突き出た半島状の周りの遊歩道につながるデッキも展望スペースもライトアップされて、なかなか幻想的です。

 
 
 また、博物館もありますが、昼休みにぶつかって見られないかと思いましたが閉館まで残り5分という状況で入館して駆け足で回りましたが、それなりに見ることができました。

 
 
 
 カントーは、メコンデルタの都市がそうであるように、果物が豊富で、食事の付いていないホテルでは果物は重宝しました。川を向いたりで刃物が必要でしたが、飛行機での移動では果物ナイフ一つも蛍光できませんでしたが、泊まったホテルには調理器具が備えられていて、これも助かりました。果物にまして豊富なのが花々で、様々な花が町中にあふれて咲いています。ホーチミンに近いメコンデルタの町であるミトーの観光ボートは、水郷のクリークの景色が見られ、果物園などを見学と試食ができます。ところが、カントーの水上マーケットの船はマーケットを見るだけでクリークの景色の観光など一切なし、その割に高額な乗船は外して、花を見に行くだけで十分と思います。

 飛行機での移動を伴う旅行でいつも困るのが果物ナイフです。美味しそうな果物を見つけても、ナイフが必要な場合はあきらめるか、前もって細かく切り分けられた物を来うん有するしかありません。果てるで借りることありますが、かなりのホテルでは常備されていません。プラスチック製の果物ナイフを携行しますが、すぐ切れなくなり、歯が立たない果物が多くてだめです。かつては、飛行機への持ち込みは自由でしたが、犯罪が増えたために不自由になりました。搭乗時のセキュリティチェックは単純なX線検査ではなく、刃物を金属で覆っていても検出できるような装置のようです。出国管理はコンピュータが顔写真と照合する顔認証が進んでいて短時間で審査終了しますが、セキュリティは映像を人間が判断していてAI化はされていないようです。このために、小さな裁縫用鋏が引っかかったり通ったりします、審査の人間の判断によるからです。

ホーチミン市1区の南部は東洋のパリと呼ばれるヨーロッパを思わせる町並みが続きますが北部にには七重の塔もそびえる現役の仏教寺院が対照的な姿を見せます(ベトナム)

2023-05-28 08:00:00 | 世界の町並み
 ホーチミン市は元のサイゴンで、空港の3レターコードも鉄道駅名もサイゴンのままです。今回は、このホーチミン市の観光拠点が集中する1区を中心に紹介します。

 
 
 ホーチミン市の人口は首都のハノイよりも多く、ベトナム最大です、このためでしょうか、ホーチミン市の空港のタンソンニャット空港の入国管理の行列はすさまじいものでした。筆者は2時間近くの乗り継ぎを予定していましたが、到着そのものが遅れたせいもあって予定の乗継便に搭乗できませんでした。ベトナムに行かれる人は、ハノイで入国するか、ホーチミンで入国で乗り継ぎの場合は十分な時間を取っておくほうがよさそうです。空港は市街地の北7km程にあって、市内バスで簡単にアクセスできますが、手狭のせいでしょうか北50km程のところに新空港を作る予定だそうです。タンソンニアット空港から市内バスで中心街にむかい川を渡ったって右手に見えるのが永源寺です。観光拠点が集中する1区の南のほうではなく北端あたりに位置するので日本人観光客はほとんど見かけませんが、現役の仏教寺院らしく現地の方がたくさん参詣していました。

 
 
 さて、1区の南、ベンタイン市場の北東に広がる観光拠点です。市場に一番近いのが、北東に400m程の人民委員会庁舎で立法・行政を担う建物ですが、コロニアル建築が美しく日暮れ以降はさらに際立ちます。さらにもう少し北東に行くとオペラハウスがあって、こちらも優雅で見事な建築で、このあたりの風景から東方のパリと呼ばれるに至ったようです。

 
 
 
 人民委員会庁舎から北西方向に行くとまず目に飛び込むのが市の博物館で、様々な色にライトアップされ、後方に見えるビルのライトアップと共演しているようにも見えます。さらに行くと統一会堂で、フランス統治下の総督府で南ベトナムの大統領府として使われた歴史を持ち、ベトナム戦の終わりには北の戦車が突入した場所でもあります。内部は歴史を物語る展示がなされ、豪華な会議室なども公開され、屋上には戦闘ヘリもおかれています。

 
 
 さらに、次は北東方向に行くとカトリック大聖堂と中央郵便局都があります。どちらも19世紀に建てられた美しい建物です。大聖堂はノートルダムを原型とするレンガ造り、ロマネスク様式と言われていますがノートルダムはゴチック用紙j気なんですが。2本の尖塔が空を突き、夜景もなかなかです。一方、中央郵便局は、エッフェルの設計で、外観は荘厳な感じですが、内部に入るとアーチ状の天井が軽やかです。

 
 ホーチミン市を最初に訪れたのは約15年前のクリスマスの頃でした。メインの通りは、これでもかと言わんばかりのイルミネーションが道路を覆っていてびっくりしました。観光拠点となる建物もほとんどがライトアップされ、これにかかる電気代も、かなりのものではないでしょうか。15年前の頃は、LED化されていたか微妙ですが、現在の光源はLEDになっていると思います。ところで、LEDをはじめ世界の半導体市場では中国のシェアが後退してベトナムが伸びているのだそうです。産直なのでしょうかね。