世界遺産と日本/世界の町並み w/IT

世界遺産と日本/世界の個性的な町並みをITを交えた筆致で紹介します。

パッケージツアーでは強制的に連れていかれるお土産屋さんもフーコック島では特産品が多いこともあってこれらを巡るツアーになっています(ベトナム)

2023-07-23 08:00:00 | 世界の町並み
 水上マーケットよりは町を彩る数多くの花々のほうに魅力があるのがベトナム南部、メコンデルタの町のカントーでした。ハノイから徐々に南下して来ましたが、今回と次回に分けてベトナムの最西端の島であるフーコック島を紹介します。フーコック島はベトナム最後の秘境リゾートと言われたこともありますが、さほど秘境といった感じはしませんが、のんびりできる島であることは間違いなさそうです。今回は、島の中に散在する特産品の拠点などを、次回は世界一長いといわれるロープウェイで渡るホントム島を紹介します。

 
 
 
 
 フーコック島は、ベトナムの半島部から西に40km程離れたタイランド湾に浮かぶ島で日本の淡路島ほどの広さを持ちます。島の北側20km足らずのところはカンボジア領でベトナム最果ての島といったところです。ベトナムの観光地の多くは、東シナ海に面していて、海から上がる朝日は見ることができますが、海に沈む夕日を見ることができる数少ない観光地です。夕日が見られるレストランに行きましたが、一番奥の海に面した関は満席でしたが、幸運にも少し後方の席が取れました。また、西に張り出す石山殿と呼ばれるお寺の周辺は、夕暮れともなると数多くに人が集まっていました。日が暮れてしまうと、近くのバクダン通りが夜市でにぎわいます。

 
 
 
 
 さて、島内巡りですが、パッケージツアーでよく見られるお土産屋めぐりだけのようなツアーがあり、これに参加しました。スタートは真珠屋さんで、阿古屋貝の様子や加工の様子が見学できますが、女性客の購入狙いを感じます。っ続いてワイン工房に、フーコックのブドウを使ったもので甕を使って醸造していたようですがよくはわかりませんでした。胡椒の工房には胡椒畑もあって、どのような形に胡椒が生っているか分かります。ツバメの巣の工房は、貴重品とされるしゅばめの巣を養殖」?しているようです。


 
 
 
 
 ここで、工房巡りは一休みで、党内最大の仏教寺院を訪れます。山の麓の傾斜地に巨大な観音像と思しき仏像などが立っています。日本の十六羅漢のような群像もあって、しぐさが滑稽です。そして開発が遅れて人が少ない東海岸のサオビーチで朝食でしたが、たしかに人の数は日本のビーチとは比べようがありませんが、パラセーリングやボート遊びなど道具はそろっているようです。

 
 
 午後は工房巡りはニョクマムの工房です。発酵用の樽が並んでいるのは、日本酒の醸造所の光景と似ています。ただ、胡椒は土産物に持って帰られますが、ニョクマムは液体なので、LCCで機内持ち込みだけの旅行者向きではないかもしれません。そして最後は戦争博物館で、ベトナム各地で見られるベトナム戦争の資料ではなく、インドシナ戦争で宗主国のフランスが作った刑務所跡で、その後のベトナム戦争では、南ベトナム軍のとらえた北の捕虜などを収容する軽ぬしょとして使われた場所です。戦争は人間を悪魔にすることを実感して戦争のむごたらしさをみせつけます。

 ツバメの巣は中華料理では高級食材とされ、高価なものの一つです。アナツバメが唾液だけで作った巣をそのまま食べるもので、主成分の中にシアル酸が含まれ、免疫力を高める効果があって体にいいとのことです。また、細胞表面にあるシアル酸は負に帯電し、これが正に帯電した水分子を引き付け保水効果があり、逆に赤血球の表面のシャル酸は負極同士で反発し、赤血球が凝集するのを防いでいるとのこと。ツバメの巣の健康効果が電気の性質にも関係するとは思いもよりませんが、人間の唾液の中にもシアル酸は含まれているそうです。


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