浜松市楽器博物館、東京芸大と音楽の話題が続きましたが、音楽分野がテーマとなった朝ドラには「ピアノ」や音楽家が主人公の「エール」をはじめ4作品ほどがありました。ピアノで舞台となった大分県の杵築はすでに紹介していますので、今回は作曲家の古関裕而負債の主人公のエールで舞台となった愛知県の豊橋を紹介したいと思います。
豊橋は、先に紹介の浜松が静岡県の西の橋で、愛知県の東の橋の豊橋とは浜名湖を挟んで向かい合っています。JR豊橋駅から東に一駅の二川駅の近くには東海道の二川宿跡が残っており、こちらも豊橋市内ですが、二川宿も紹介済みなので、豊橋市の中心部、吉田城跡の周りを紹介します。


豊橋には豊橋市営の電車(狭義の市電)ではありませんが豊鉄の市内線という路面電車が残っています。東海道で唯一の路面電車ではないでしょうか。この路面電車を駅前から乗って、市役所前と電停と豊橋公園前電停の間に広がる公園が豊橋公園で、東西が500m、南北が300mほどある吉田城の跡になります。豊橋城は16世紀に構築され、江戸時代には吉田藩の居城として東海道の重要な防衛拠点としての役割を担ったようです。明治時代にまで城が存続しましたが、明治6年に火災によってほとんどの建物が失われました。戦後になって本丸跡に隅櫓が模擬再建され豊川沿いに建っているお城はこの建てんので内部は資料館になっています。

豊橋城が築城されるよりも前にあったのが安久美神戸神明社で、明治期に陸軍の用地となったために現在のように公園の南に移転させられたそうです。建国記念の日に行われる豊橋鬼祭は国の重要無形文化財にもなっている平安時代から続く田楽で、徳川家康も観覧したのだそうです。

ところで朝ドラとなったエールですが、公園の南西隅に吉田城三の丸御門跡が公園の入り口のようにありますが、ここから少し公園に入っていくと、エールテーマダーデンという花壇があります。

エールテーマガーデンの真南の公園外には、ハリストス正教会の真っ白な建物と尖塔があります。ハリストス正教会は函館が有名ですが、こちらの教会もなかなかきれいです。


正教会を西に行くと昭和初期に建てられた公会堂があります。スパニッシ・コロニアル・リバイバルという20世紀初頭にカリフォルニアで流行した様式で建てられ、600名収容のホールは現役で利用されています。この公会堂の西側には三角屋根がかわいいカトリック豊橋協会があり、下見板張りのレトロな洋館の喫茶店も建っています。また、公会堂の背後には市役所があり、庁舎の最上階にあるレストランは豊川を眺めながら美味しいランチが食べられます。
路面電車は一時期は交通渋滞の元凶として追いやられましたが、公害の少ない乗り物として新規に導入される都市も出てきています。何本もエスカレータを乗り継いで地下深く潜らないと乗せてもらえない地下鉄よりもずっと楽に乗れるのも魅力です。日本の路面電車は乗車券のチェックのためか編成の短いのが泣き所ですが、ヨーロッパでは乗車券のチェックは入口の機械に券を差し込むだけなので、長い編成でも各車両に乗降口があって問題はありません。周りの乗客の目を不正乗車のチェッカーに使っているのでしょうか。多くの乗客が利用するので、出入国管理のようにコンピュータによる顔認識は無理でしょうね。
豊橋は、先に紹介の浜松が静岡県の西の橋で、愛知県の東の橋の豊橋とは浜名湖を挟んで向かい合っています。JR豊橋駅から東に一駅の二川駅の近くには東海道の二川宿跡が残っており、こちらも豊橋市内ですが、二川宿も紹介済みなので、豊橋市の中心部、吉田城跡の周りを紹介します。




豊橋には豊橋市営の電車(狭義の市電)ではありませんが豊鉄の市内線という路面電車が残っています。東海道で唯一の路面電車ではないでしょうか。この路面電車を駅前から乗って、市役所前と電停と豊橋公園前電停の間に広がる公園が豊橋公園で、東西が500m、南北が300mほどある吉田城の跡になります。豊橋城は16世紀に構築され、江戸時代には吉田藩の居城として東海道の重要な防衛拠点としての役割を担ったようです。明治時代にまで城が存続しましたが、明治6年に火災によってほとんどの建物が失われました。戦後になって本丸跡に隅櫓が模擬再建され豊川沿いに建っているお城はこの建てんので内部は資料館になっています。


豊橋城が築城されるよりも前にあったのが安久美神戸神明社で、明治期に陸軍の用地となったために現在のように公園の南に移転させられたそうです。建国記念の日に行われる豊橋鬼祭は国の重要無形文化財にもなっている平安時代から続く田楽で、徳川家康も観覧したのだそうです。


ところで朝ドラとなったエールですが、公園の南西隅に吉田城三の丸御門跡が公園の入り口のようにありますが、ここから少し公園に入っていくと、エールテーマダーデンという花壇があります。


エールテーマガーデンの真南の公園外には、ハリストス正教会の真っ白な建物と尖塔があります。ハリストス正教会は函館が有名ですが、こちらの教会もなかなかきれいです。




正教会を西に行くと昭和初期に建てられた公会堂があります。スパニッシ・コロニアル・リバイバルという20世紀初頭にカリフォルニアで流行した様式で建てられ、600名収容のホールは現役で利用されています。この公会堂の西側には三角屋根がかわいいカトリック豊橋協会があり、下見板張りのレトロな洋館の喫茶店も建っています。また、公会堂の背後には市役所があり、庁舎の最上階にあるレストランは豊川を眺めながら美味しいランチが食べられます。
路面電車は一時期は交通渋滞の元凶として追いやられましたが、公害の少ない乗り物として新規に導入される都市も出てきています。何本もエスカレータを乗り継いで地下深く潜らないと乗せてもらえない地下鉄よりもずっと楽に乗れるのも魅力です。日本の路面電車は乗車券のチェックのためか編成の短いのが泣き所ですが、ヨーロッパでは乗車券のチェックは入口の機械に券を差し込むだけなので、長い編成でも各車両に乗降口があって問題はありません。周りの乗客の目を不正乗車のチェッカーに使っているのでしょうか。多くの乗客が利用するので、出入国管理のようにコンピュータによる顔認識は無理でしょうね。