富士山より高い場所まで歩くことなくロープウェイで連れて行ってくれるのが、モンブランのエギューユ・ヂュ・ミディでした。これだけの標高ですから、息が苦しくなるだけでなく、寒さも相当なものでした。コールドが付く地名があるかよくはわかりませんが、クールならばモンブランのずっと東のほう、スイスの東の端あたりにあります。今回は、世界遺産のレーテッシュ鉄道と氷河急行の接続点の駅があるクールを紹介します。
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クールは標高600mほどプレスール川埜右岸にある周りを山に囲まれたスイス最古といわれる静かな町です。600mという標高は、暑くも寒くもなく、まさしくクールな環境のようです。イタリアのテラーノからレーテッシュ鉄道のベルリナ線に乗って2253mの山越えでクールに向かうて地の底に降りていく感じがします。クールから西に向かう氷河急行(急行とは名ばかりの遅い電車で休行と行ったほうがいいかも)はプレスール川と合流後のライン川に沿って、しばらくは標高を下げますが、やがてフルカ峠に向かって標高を上げていきます。ちなみにベルニナ線は動力分散で70‰の急坂を粘着方式で走ってますが、氷河急行は機関車方式でラックレールを使ってます。
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この谷底のような町からロープウェイに乗ると標高2200mほどあるプラムブリュエシュ山に上れます。取り立てて見るべきものはなさそうですが、高原の気持ちよさと、高台からクールの町を見下ろす眺望がきれいです。ロープウェイ乗り場は駅の南のさほど遠くないとこrですから、時間があれば寄り道をしてもよいところです。
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さて、クールの町並みです、駅に続くバーンホフ通りを100mも歩けば旧市街で、エレガントな町並みが広がっています。市庁舎は15世紀に建てられたクリーム色で現役です、どこかの国のように再開発の名目で破壊されることはなかったようです。壁にライオンなどが描かれているホテルもありました。天を突くようなとんがり屋根の時計塔を持つのが聖マルティン教会で、8世紀に創建の教会が15世紀に大火で焼失して再建された建物です。州内にある最大の後期ゴシック建築の一つだそうです、手前のアーチ状の門の向こうにそびえるさまは、なかなか絵になります。紹介した施設以外にも、レーテッシュ博物館や大聖堂などもあって、鉄道の乗り継ぎだけにはもったいない町の一つです。
クールの東20km程の山の中にダボスという町があります、ラントクアルトからベルニナ鉄道の線路も伸びている町です。ダボス会議と呼ばれる世界経済フォーラムの年次総会が開かれることで有名な人口が1万人程度の小さなリゾート地です。国家元首くらいのそうそうたるメンバが集まります。他の国際会議のように結論が出されることはありませんが、議論されたことは、政治経済に大きな影響を与えるといわれています。科学者は参加していないようですが、最近は気候変動も重要な議題の一つで、話し合われたことは、科学分野やIT産業にも影響を与えそうです。IT分野でのこのような国際会議はあまり聞かないのですが、世界を牛耳る少数の企業の都合だけが通る状況では、議論にはんばらないのかもしれません。
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クールは標高600mほどプレスール川埜右岸にある周りを山に囲まれたスイス最古といわれる静かな町です。600mという標高は、暑くも寒くもなく、まさしくクールな環境のようです。イタリアのテラーノからレーテッシュ鉄道のベルリナ線に乗って2253mの山越えでクールに向かうて地の底に降りていく感じがします。クールから西に向かう氷河急行(急行とは名ばかりの遅い電車で休行と行ったほうがいいかも)はプレスール川と合流後のライン川に沿って、しばらくは標高を下げますが、やがてフルカ峠に向かって標高を上げていきます。ちなみにベルニナ線は動力分散で70‰の急坂を粘着方式で走ってますが、氷河急行は機関車方式でラックレールを使ってます。
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この谷底のような町からロープウェイに乗ると標高2200mほどあるプラムブリュエシュ山に上れます。取り立てて見るべきものはなさそうですが、高原の気持ちよさと、高台からクールの町を見下ろす眺望がきれいです。ロープウェイ乗り場は駅の南のさほど遠くないとこrですから、時間があれば寄り道をしてもよいところです。
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さて、クールの町並みです、駅に続くバーンホフ通りを100mも歩けば旧市街で、エレガントな町並みが広がっています。市庁舎は15世紀に建てられたクリーム色で現役です、どこかの国のように再開発の名目で破壊されることはなかったようです。壁にライオンなどが描かれているホテルもありました。天を突くようなとんがり屋根の時計塔を持つのが聖マルティン教会で、8世紀に創建の教会が15世紀に大火で焼失して再建された建物です。州内にある最大の後期ゴシック建築の一つだそうです、手前のアーチ状の門の向こうにそびえるさまは、なかなか絵になります。紹介した施設以外にも、レーテッシュ博物館や大聖堂などもあって、鉄道の乗り継ぎだけにはもったいない町の一つです。
クールの東20km程の山の中にダボスという町があります、ラントクアルトからベルニナ鉄道の線路も伸びている町です。ダボス会議と呼ばれる世界経済フォーラムの年次総会が開かれることで有名な人口が1万人程度の小さなリゾート地です。国家元首くらいのそうそうたるメンバが集まります。他の国際会議のように結論が出されることはありませんが、議論されたことは、政治経済に大きな影響を与えるといわれています。科学者は参加していないようですが、最近は気候変動も重要な議題の一つで、話し合われたことは、科学分野やIT産業にも影響を与えそうです。IT分野でのこのような国際会議はあまり聞かないのですが、世界を牛耳る少数の企業の都合だけが通る状況では、議論にはんばらないのかもしれません。