航空機も輸出をするインドネシアの首都であるにも関わらず、地下鉄などの輸送システムが不備で、町中が渋滞しているのがジャカルタでした。インドネシアの首都は、誰もが知っているジャカルタですが、オランダとの独立戦争の軌間、1945年から5年間、臨時の首都が置かれたのはジョグ・ジャカルタでした。今回は、郊外に2つの世界遺産があるジョグ・ジャカルタの市街地を紹介します。
ジョグ・ジャカルタは、ジャカルタの東400kmほどで、飛行機で1時間ほど、空港は市街地の東6~7kmくらいで、トランス・ジョグジャというジャカルタ市内を走るバスウェイと似たバスで簡単にアクセスできます。空港ビルには、列車の駅まで隣接しています。ところが、30年前に訪れたときは、市内には、公共輸送機関が無く、乗り合いタクシーのようなバンを利用したコルトという乗り物だけで、到着時にはこれを利用しました。ところが、帰りの市内から空港まではコルトが見つからず、タクシーで移動した記憶があります。このタクシーとて、乗れる場所を探すのに大汗で、現在は旅行者にとって随分と便利になりました。
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ジョグ・ジャカルタには、実質的にスルタンが現存する唯一の地域で、オランダとの独立戦争に協力したスルタンの息子が王宮(クラトン)に住み、州知事を務めています。王宮の一部は博物館として公開されており、メインのパビリオンではガムラン音楽や伝統舞踊が演じられます。筆者が訪れたときは、ガムラン音楽の演奏があり、脳に良いとされる高調波の多い音楽を楽しめました。華やかな場所は金の王座のパビリオンで、赤と金色とで彩られ、装飾には仏教、ヒンドゥ教それにイスラム教のモティーフが取り込まれています。
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この王宮の西にあるのが、水の宮殿(タマンサリ)で、かつての離宮ですが、王が沐浴をする女性を品定めする場所だったそうです。30年前の時には、荒れるに任されていましたが、現在はジャワ島中部地震で被害を受けたものの、水をたたえたプールを取り巻く建物はなかなか綺麗です。
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一方、王宮の北にはソノブドヨ博物館では、ワヤン・クリという世界無形文化遺産に登録されている影絵芝居が見られます。公演は2時間ほども続き、その間の人形使いは一人の人が、複数の人形や仏像の光背のような背景を立てたり動かしたり、はたまた立てかけたりと、大忙しです。入場の時に、演目の簡単な説明文をくれますが、はっきり言って、内容はチンプンカンプンに近く、2時間はちょっと退屈します。しかし、演者の側から見たり、裏側に回って影絵を見たり、オーケストラ役のガムランの演奏を聴いたり見たりで、なかなか面白い経験です。
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市街地の中心は、王宮などがある地域の北1.5kmほど、中心駅やマリオボロ通りあたりですが、この通りで、民族衣装を着た人たちのパレードを見ることができました。インドネシアのいろんな地域からの参加のようで、なかなかバラエティに富んで面白かったのですが、ネットで調べても、何のお祭りなのかは解りませんでした。同じ年に、このようなパレードが何度かあったことは解りましたが、それらのパレードもあったという事実しかわからずじまいです。さすがに、広い地域に広がる国だけあって、形も色合いも様々でした。
ガムラン音楽は、数多くの金属の打楽器が使われ、高い周波数成分を多く含むことで知られています。人間の耳に聞こえる音は、耳の良い若い人で20kHz程度までですが、ガムラン音楽を聴くと、耳では聞こえないはずの高い周波数の音が脳に良い影響を与えるのだそうです。アナログのオーディオ機器では、条件さえ良ければ、20kHzを越える音も再生されますが、CDなどのディジタル音響機器の大部分は、この部分を切り捨てているので、CD録音のガムラン音楽では効果は望めないと思います。ディタル技術は、ある一定の品質を満たすためのコストは安くなりますが、最高の品質は、高価につきますがアナログなんです。
ジョグ・ジャカルタは、ジャカルタの東400kmほどで、飛行機で1時間ほど、空港は市街地の東6~7kmくらいで、トランス・ジョグジャというジャカルタ市内を走るバスウェイと似たバスで簡単にアクセスできます。空港ビルには、列車の駅まで隣接しています。ところが、30年前に訪れたときは、市内には、公共輸送機関が無く、乗り合いタクシーのようなバンを利用したコルトという乗り物だけで、到着時にはこれを利用しました。ところが、帰りの市内から空港まではコルトが見つからず、タクシーで移動した記憶があります。このタクシーとて、乗れる場所を探すのに大汗で、現在は旅行者にとって随分と便利になりました。
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ジョグ・ジャカルタには、実質的にスルタンが現存する唯一の地域で、オランダとの独立戦争に協力したスルタンの息子が王宮(クラトン)に住み、州知事を務めています。王宮の一部は博物館として公開されており、メインのパビリオンではガムラン音楽や伝統舞踊が演じられます。筆者が訪れたときは、ガムラン音楽の演奏があり、脳に良いとされる高調波の多い音楽を楽しめました。華やかな場所は金の王座のパビリオンで、赤と金色とで彩られ、装飾には仏教、ヒンドゥ教それにイスラム教のモティーフが取り込まれています。
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この王宮の西にあるのが、水の宮殿(タマンサリ)で、かつての離宮ですが、王が沐浴をする女性を品定めする場所だったそうです。30年前の時には、荒れるに任されていましたが、現在はジャワ島中部地震で被害を受けたものの、水をたたえたプールを取り巻く建物はなかなか綺麗です。
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一方、王宮の北にはソノブドヨ博物館では、ワヤン・クリという世界無形文化遺産に登録されている影絵芝居が見られます。公演は2時間ほども続き、その間の人形使いは一人の人が、複数の人形や仏像の光背のような背景を立てたり動かしたり、はたまた立てかけたりと、大忙しです。入場の時に、演目の簡単な説明文をくれますが、はっきり言って、内容はチンプンカンプンに近く、2時間はちょっと退屈します。しかし、演者の側から見たり、裏側に回って影絵を見たり、オーケストラ役のガムランの演奏を聴いたり見たりで、なかなか面白い経験です。
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市街地の中心は、王宮などがある地域の北1.5kmほど、中心駅やマリオボロ通りあたりですが、この通りで、民族衣装を着た人たちのパレードを見ることができました。インドネシアのいろんな地域からの参加のようで、なかなかバラエティに富んで面白かったのですが、ネットで調べても、何のお祭りなのかは解りませんでした。同じ年に、このようなパレードが何度かあったことは解りましたが、それらのパレードもあったという事実しかわからずじまいです。さすがに、広い地域に広がる国だけあって、形も色合いも様々でした。
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