江迎も二川もかつての宿場の本陣の建物が残されていましたが、多くのかつての宿場町では石碑が立っている程度です。中には、建物の一部が残っていても、現役の民家などのために非公開ということもあります。今回はそれらの中で、首都圏に近い埼玉県で、座敷構えの一部などが残されいる桶川宿を紹介します。

桶川は都心から北北西に30~40kmほど、旧中山道(「いちにちじゅう、やまみち」ではありません、間違って読んで威張ってるプロのアナウンサーも居ましたが)の宿場町です。かつて、ゴールデンウィークの頃に都心から35kmを歩いていったことがありますが、さすがに疲れて、帰りは電車です。昔の人は、毎日20kmを越える距離を歩いて旅をしたわけで、歩くより他に手段が無いとは言え、旅は大事件だったんですね。日本橋から数えて、中山道の6番目の宿場で、通常の旅人は早朝に日本橋を立って、夕刻に桶川に到着したのだそうです。


旧中山道は、JR高崎線の東側に並行した県道になり、車の行き来が激しいので、あまり町並み散策をのんびり、といった雰囲気ではありませんが、かなり古い町家などが残っています。上尾宿寄りの木戸近くにはかつての旅籠の上村旅館が現役で営業をしています。北へ進むと黒漆喰の壁が見事な島村家の土蔵が3階建てという存在感で建っています。さらに北には、元は旅籠であった小林家と、元は穀物問屋の矢部家とが向かい合わせに建っています。小林家は格子の並ぶ建物で、矢部家は黒漆喰の土蔵造りです。これらの古民家の大部分は国の登録有形文化財になっています。さらに北に進むと、本陣の遺構と脇本陣跡とが続きます。

鴻巣寄りの木戸近くには、女郎買い地蔵という汚名を着せられた地蔵がある大雲寺があり、この近くにレンガ造りの立派な倉庫もあります。地蔵は、女郎通いをする若い僧侶への戒めのためで、とんだ濡れ衣で不名誉な名で呼ばれることになったようです。レンガ倉庫は、木造の町家を見てきた目には、新鮮な驚きで、かつては酒蔵として使われていたとのことです。深谷に近いことから、渋沢栄一の日本煉瓦製造製ではないでしょうか。
町歩きには万歩計を付けて行く事が多く、無理をして歩きすぎない目安にもなります。万歩計は、歩数の他に歩いた距離の目安や消費カロリ数などが表示され便利です。かつてのものは、特定の方向の振動にしか反応せず、ベルトなどに着ける事が必須でした。そのため、かなりの万歩計を引っ掛けるなどして紛失しました。最近のものは、あらゆる方向の動きを感知してくれるので、ポケットに入れておけば良く、失うことはなくなりました。ケータイやスマホにも搭載され、GPSなどの情報と共にネットに送って加工もできるようです。ただ、この傾向が進むと、これらのデータが悪意で利用されないか心配です。


桶川は都心から北北西に30~40kmほど、旧中山道(「いちにちじゅう、やまみち」ではありません、間違って読んで威張ってるプロのアナウンサーも居ましたが)の宿場町です。かつて、ゴールデンウィークの頃に都心から35kmを歩いていったことがありますが、さすがに疲れて、帰りは電車です。昔の人は、毎日20kmを越える距離を歩いて旅をしたわけで、歩くより他に手段が無いとは言え、旅は大事件だったんですね。日本橋から数えて、中山道の6番目の宿場で、通常の旅人は早朝に日本橋を立って、夕刻に桶川に到着したのだそうです。




旧中山道は、JR高崎線の東側に並行した県道になり、車の行き来が激しいので、あまり町並み散策をのんびり、といった雰囲気ではありませんが、かなり古い町家などが残っています。上尾宿寄りの木戸近くにはかつての旅籠の上村旅館が現役で営業をしています。北へ進むと黒漆喰の壁が見事な島村家の土蔵が3階建てという存在感で建っています。さらに北には、元は旅籠であった小林家と、元は穀物問屋の矢部家とが向かい合わせに建っています。小林家は格子の並ぶ建物で、矢部家は黒漆喰の土蔵造りです。これらの古民家の大部分は国の登録有形文化財になっています。さらに北に進むと、本陣の遺構と脇本陣跡とが続きます。


鴻巣寄りの木戸近くには、女郎買い地蔵という汚名を着せられた地蔵がある大雲寺があり、この近くにレンガ造りの立派な倉庫もあります。地蔵は、女郎通いをする若い僧侶への戒めのためで、とんだ濡れ衣で不名誉な名で呼ばれることになったようです。レンガ倉庫は、木造の町家を見てきた目には、新鮮な驚きで、かつては酒蔵として使われていたとのことです。深谷に近いことから、渋沢栄一の日本煉瓦製造製ではないでしょうか。
町歩きには万歩計を付けて行く事が多く、無理をして歩きすぎない目安にもなります。万歩計は、歩数の他に歩いた距離の目安や消費カロリ数などが表示され便利です。かつてのものは、特定の方向の振動にしか反応せず、ベルトなどに着ける事が必須でした。そのため、かなりの万歩計を引っ掛けるなどして紛失しました。最近のものは、あらゆる方向の動きを感知してくれるので、ポケットに入れておけば良く、失うことはなくなりました。ケータイやスマホにも搭載され、GPSなどの情報と共にネットに送って加工もできるようです。ただ、この傾向が進むと、これらのデータが悪意で利用されないか心配です。