カナダのカルガリー動物園には、緑一杯の自然の中に、自然ではない恐竜(の模型)がにゅーっと顔を出してビックリします。一方、韓国南端の順天湾は葦が茂る湿原が広がる自然そのもので、人工物は木道ぐらいしか見当たりません。今回は、この順天湾を含む順天市の近郊を紹介します。
順天市は、韓国南部の中央当たり、ソウルから南に300kmほどの27万人都市です。現在はソウルからKTXが乗り入れていて3時間足らず、筆者が訪れた頃は、在来線特急のセマウルで4時間ほどでした。10年ほど前に訪れた時には、シティーツアーと称して、順天近郊をバスで回ってくれるツアーが駅前から出ていて、ちょっと前までは無料で、参加した時は\300くらいでした。安いからといって、土産物屋に寄ったりして、ろくに観光地に寄らない代物ではありません。ほぼ一日かけて、4か所ほどを、ゆったりした時間配分で案内してくれました。現在も、曜日によってコースが少し変わるり、値上がりをしたようですが続けられているようです。欠点は、韓国人対応のツアーなので、ガイドの内容は、事前や事後にネットやガイドブックで調べて、ようやく分かった、というところです。では、そのガイドツアーで訪れた順に紹介しましょう。
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最初は、順天ドラマ撮影場です、京都の映画村ってところでしょうか。2006年に作られて、数多くの韓国ドラマが撮影されたようですが、日本人には、ちょっとなじみがありません。1950年代から80年代にかけてのソウルや順天の町並みがオープンセットで付か作られ、看板の字などはハングルですが、日本の昭和期の町並みを見るようです。
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続いては、松広寺で韓国の仏教最大勢力の宗派の発祥の地だそうです。仏教は、中国から朝鮮半島を経由して日本に伝わったのですが、中国にも韓国にも、我が国に残るような古い仏教施設は少ないようで、松広寺の建物も1980年代の再建です。ただ、境内の雰囲気は、掘割やせせらぎがあって、古刹の雰囲気を醸し出していて悪くありません。
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次は、楽安邑城民俗村です。邑城とは、集落を土塁などで囲った出城のようなもので、楽安邑城は城壁内に数多くの伝統的家屋が残り、現在も現役の住居として使われています。この伝統的な風景から、日本でも放映されたチャングムの誓いでロケに使われたそうです。世界遺産にもなっている河回マウルとも似ていますが、河回マウルでは両班の家屋が幅を利かせていた感じですが、こちらは庶民の藁ぶきの家並です。訪問した時には、伝統衣装に身を包んだ一行の行列に会いましたが、後日行われるお祭りのリハーサルのようでした。
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最後に訪れたのが順天湾でしたが、芦原に木道が伸びているだけです。ツアーのメンバの中に、日本語が堪能な韓国の人が居て、この観光地は何を見るのか尋ねたところ、この自然を見るらしい、との答えでした。後で分かったのですが、この順天湾は世界5大沿岸湿地の一つで、ナベヅルの飛来地でもあり、ラムサール条約の保護地だそうでしたが、鶴の姿は無くどこまでも続く芦原でした。
順天ドラマ撮影場はレトロな雰囲気ですが、そこで撮影される映画の大部分は、フィルムを使わないディジタル撮影と思います。TV放送を前提とするチャングムなどは当然でしょうし、劇場で映写される映画も、撮影技術が4K、8Kと高精細化されてフィルムと同等か、それ以上になってきています。ディタルで記録された映画は、テレビと同様にコンピュータによる加工が簡単なのもメリットです。ただ、上映館によっては、アナログの映写機を使うところも残るため、最終段階でフィルムにコピーするのだそうです。
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最初は、順天ドラマ撮影場です、京都の映画村ってところでしょうか。2006年に作られて、数多くの韓国ドラマが撮影されたようですが、日本人には、ちょっとなじみがありません。1950年代から80年代にかけてのソウルや順天の町並みがオープンセットで付か作られ、看板の字などはハングルですが、日本の昭和期の町並みを見るようです。
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続いては、松広寺で韓国の仏教最大勢力の宗派の発祥の地だそうです。仏教は、中国から朝鮮半島を経由して日本に伝わったのですが、中国にも韓国にも、我が国に残るような古い仏教施設は少ないようで、松広寺の建物も1980年代の再建です。ただ、境内の雰囲気は、掘割やせせらぎがあって、古刹の雰囲気を醸し出していて悪くありません。
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次は、楽安邑城民俗村です。邑城とは、集落を土塁などで囲った出城のようなもので、楽安邑城は城壁内に数多くの伝統的家屋が残り、現在も現役の住居として使われています。この伝統的な風景から、日本でも放映されたチャングムの誓いでロケに使われたそうです。世界遺産にもなっている河回マウルとも似ていますが、河回マウルでは両班の家屋が幅を利かせていた感じですが、こちらは庶民の藁ぶきの家並です。訪問した時には、伝統衣装に身を包んだ一行の行列に会いましたが、後日行われるお祭りのリハーサルのようでした。
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最後に訪れたのが順天湾でしたが、芦原に木道が伸びているだけです。ツアーのメンバの中に、日本語が堪能な韓国の人が居て、この観光地は何を見るのか尋ねたところ、この自然を見るらしい、との答えでした。後で分かったのですが、この順天湾は世界5大沿岸湿地の一つで、ナベヅルの飛来地でもあり、ラムサール条約の保護地だそうでしたが、鶴の姿は無くどこまでも続く芦原でした。
順天ドラマ撮影場はレトロな雰囲気ですが、そこで撮影される映画の大部分は、フィルムを使わないディジタル撮影と思います。TV放送を前提とするチャングムなどは当然でしょうし、劇場で映写される映画も、撮影技術が4K、8Kと高精細化されてフィルムと同等か、それ以上になってきています。ディタルで記録された映画は、テレビと同様にコンピュータによる加工が簡単なのもメリットです。ただ、上映館によっては、アナログの映写機を使うところも残るため、最終段階でフィルムにコピーするのだそうです。