調査が進むと世界一の規模になりそうな鍾乳洞窟があるのがムル国立公園でした。前回は、ジャングルウォークとデア洞窟を紹介しましたが。今回は、ジャングルウォークという歩いてのアクセスではなく船に乗ってのアクセスが必要なウィンドケーブとクリアウォータケーブとを紹介します。


この二つの洞窟は、ホテルの横を流れるクリアウォータ川を船に乗って洞窟のふもとまで行きますが、西表島で乗った仲間川の遊覧船を思い起こす景色です。周りを深い木立に囲まれた中を行き、船着き場に着くとそこから洞窟の入り口まで上って入洞します。特にクリアウォータケイブでは、船を降りるといきなり200段の階段を上らなければならず、くたびれます。また、洞窟の中も上り下りが激しくって、足に来るツアーになります。



ウィンドケイブは名前の通り洞窟の中を始終風が吹いていて、観光コースには入っていませんでしたが、その後に行くクリアウォータケーブとつながっているそうです。洞内は鍾乳石のオンパレードで、ところどころに天井が開いて外交が射しています。日本の鍾乳洞ではあまり見かけない光景なので、外の緑が印象的です。これは、次のクリアウォータケイブでも、あちこちに空や緑が見えていて、妙に感動します。





少し船に乗って次はクリアウォータケイブで、いきなりの上り階段です。そして、入洞したら、目の前には巨大な空間で、おそらく東京ドームよりも広いと思います。洞の入口は天井近くなので、そこから地の底に降りていく感じです。戻るときは降りただけ登りになるわけです。こちらの洞の中にはクリアウォータの名前の通りきれいな水の川が流れていてます。こちらにも鍾乳石はありますが、ウィンドケイブと違って巨大な空間に感動する洞窟のように思えます。広い空間を見学するのですから、入口までの階段程ではありませんが、洞内のいたるところに上り下りがあり、外の階段より歩きにくく、油断できません。この洞窟は、現在のところ東南アジアで最長の洞窟と言われていますが、調査がまだ完了した暁には、世界最大の洞窟の一つになるかもしれません。

二つの洞窟探検が終わると、船着き場近くでピクニック・ランチです。ツアー・コンダクターは弁当や飲み物、おやつまで船に積んで来ていました。泳げる人は、船着き場近くで水泳をしていましたが、筆者は足をつけてみただけでした。熱帯の川の割に冷たいのは、洞窟から流れ出た水も加わっているからでしょうか。
クリアウォータケイブの調査が進んでいるとのことですが、どのような測定手法なのか興味があります。洞窟の中には電波は届きませんからGPSはつかえないでしょうし、トンネル工事などで使われるレーザビームによる測量は曲がりくねって、狭い空間もある洞窟では使いづらいでしょう。方うての三角測量をコツコツ積み上げるのでしょうか。おそらく、可能性の高いのはイナーシャナビゲーション方式(INS)の一種ではないかと思います。GPSも無く、地上の航行援助システムの乏しい頃はジャンボもほとんどINSの誘導のみでハワイまで飛んでいました。INSは加速度センサとコンピュータ、それにジャイロの組み合わせでできていて、現在の飛行機も、かつての装置より小型になったINSを積んでいるそうです。加速度を2回積分すると変位になるという原理を使いますが、センサもコンピュータも小型になって地震計にもこの原理が使われているようです。




この二つの洞窟は、ホテルの横を流れるクリアウォータ川を船に乗って洞窟のふもとまで行きますが、西表島で乗った仲間川の遊覧船を思い起こす景色です。周りを深い木立に囲まれた中を行き、船着き場に着くとそこから洞窟の入り口まで上って入洞します。特にクリアウォータケイブでは、船を降りるといきなり200段の階段を上らなければならず、くたびれます。また、洞窟の中も上り下りが激しくって、足に来るツアーになります。






ウィンドケイブは名前の通り洞窟の中を始終風が吹いていて、観光コースには入っていませんでしたが、その後に行くクリアウォータケーブとつながっているそうです。洞内は鍾乳石のオンパレードで、ところどころに天井が開いて外交が射しています。日本の鍾乳洞ではあまり見かけない光景なので、外の緑が印象的です。これは、次のクリアウォータケイブでも、あちこちに空や緑が見えていて、妙に感動します。










少し船に乗って次はクリアウォータケイブで、いきなりの上り階段です。そして、入洞したら、目の前には巨大な空間で、おそらく東京ドームよりも広いと思います。洞の入口は天井近くなので、そこから地の底に降りていく感じです。戻るときは降りただけ登りになるわけです。こちらの洞の中にはクリアウォータの名前の通りきれいな水の川が流れていてます。こちらにも鍾乳石はありますが、ウィンドケイブと違って巨大な空間に感動する洞窟のように思えます。広い空間を見学するのですから、入口までの階段程ではありませんが、洞内のいたるところに上り下りがあり、外の階段より歩きにくく、油断できません。この洞窟は、現在のところ東南アジアで最長の洞窟と言われていますが、調査がまだ完了した暁には、世界最大の洞窟の一つになるかもしれません。


二つの洞窟探検が終わると、船着き場近くでピクニック・ランチです。ツアー・コンダクターは弁当や飲み物、おやつまで船に積んで来ていました。泳げる人は、船着き場近くで水泳をしていましたが、筆者は足をつけてみただけでした。熱帯の川の割に冷たいのは、洞窟から流れ出た水も加わっているからでしょうか。
クリアウォータケイブの調査が進んでいるとのことですが、どのような測定手法なのか興味があります。洞窟の中には電波は届きませんからGPSはつかえないでしょうし、トンネル工事などで使われるレーザビームによる測量は曲がりくねって、狭い空間もある洞窟では使いづらいでしょう。方うての三角測量をコツコツ積み上げるのでしょうか。おそらく、可能性の高いのはイナーシャナビゲーション方式(INS)の一種ではないかと思います。GPSも無く、地上の航行援助システムの乏しい頃はジャンボもほとんどINSの誘導のみでハワイまで飛んでいました。INSは加速度センサとコンピュータ、それにジャイロの組み合わせでできていて、現在の飛行機も、かつての装置より小型になったINSを積んでいるそうです。加速度を2回積分すると変位になるという原理を使いますが、センサもコンピュータも小型になって地震計にもこの原理が使われているようです。