ルーマニアのスチャバはヨーロッパの中では比較的田舎っぽさの残るルーマニアの中でものんびりとした田園風景が広がる町でした。一方、イギリスは大都市ばかりのイメージですが、核となる都市を外れると意外と緑の丘が綿々と続くところが多いようです。これは、同じ島国の険しい山の多い日本とは違って、丘陵地帯が多く利用できる国土が広いため、人の少ない田舎っぽさがあちこちに広がっているのかもしれません。田舎っぽさを売りにした所はコッツウォルズなどが有名ですが、今回はもう少し遠くで、英国のナショナル・トラストの一つになっている湖水地方を紹介します。
湖水地方はイングランドの北西部、ロンドンの北北西300km、海から20kmほど入った高原に多数の湖水のある地域です。列車で行く場合は、ロンドンのユーストンからICでオクセンホルまで行き、そこから支線に乗り換え湖水地方の中心地のウィンダミアまで行けます。4~5時間の行程でしょうか。筆者は、現地催行のパッケージツアーに参加して、ロンドンからバスで行きましたが、同行者はさすがに英国人ばかりでした。このシステムが合理的で、同日に目的地の異なる複数のパッケージが用意されています。ロンドンから乗ったバスは、最終目的地の湖水地方までは行かず、途中のハブとなるバスステーションまでで、このバスには目的地の異なるお客が混乗します。ハブに着くと、そこで、最終目的地に行くバスに乗り換えます、帰路はその逆となります。道路の渋滞が無くて、到着時間に誤差が少なくないと採れない仕組みですが、一つの観光地に対して、多くの出発地が選べる便利なやり方のように思いました。
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さて、湖水地方ですが、これが16年前で、自由行動日以外は、ウンダミアのホテルをベースにバスであちこち連れてってくれたので、あまり分解能が上がっていません。断片的な記述をお許しください。湖水地方は、名前の通り大小の湖水が散らばっていて、その中の代表格がウンダミア湖です。この湖の西側、ウンダミアの町並みの対岸には、ピーター・ラビットの舞台になったニアソーリーの草原が広がっています。丘の上には作者のビアトリクス・ポターが住んでいたヒルトップの田舎屋が残されています。ニアソーリーにはウインダミア湖をフェリーで渡るか、湖岸の道路を北に行って廻りこむルートがありますが、このフェリーがちっと変わってます。このフェリーは、ケーブルカーと同じ原理で、スクリューではなく、ワイヤーで引かれて行き来をしています。
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湖水地方は、ピーターラビットの舞台になっただけでなく、ウンダミアの北のグラスミアは詩人のワーズ・ワースが生まれた土地であり、湖水地歩の南東のハワースは嵐が丘の舞台になったところです。どちらも、バスで連れて行ってもらったようなのですが、あまりよくは覚えていません。他にも、小さな滝や、かわいらしい町並みの中に立つお城などがあったように思います。ただ、バスの窓から見えた綿々たる丘の連なりやその間の湖などのすばらしい景色だけが印象に残っています。
ピーターラビットは世界的に有名なウサギですが、もう一匹、世界的なウサギが居ます、ご存知イソップの亀と競争をしたウサギです。イソップの話では、過信をしすぎたウサギが、地道な亀に負け、「油断をしてはいけない!」といった寓意を持つものです。この話にはリーマスじいやの話という別の話があるそうで、亀が勝った理由が勤勉さではなくずるがしこさにあった、となっています。亀は外形から個体認識が難しいことを利用して、走路の途中に家族の亀をたくさん配置し、ゴールにも前もって行っていたというのだそうです。イソップにしてもリーマスの話にしても、昼寝を起こす電子アラームや個体認識技術があれば、ウサギは負けることはなかったでしょうに。どうもイソップの話は擬人化された動物のイメージを歪めるようで好きになれません。
湖水地方はイングランドの北西部、ロンドンの北北西300km、海から20kmほど入った高原に多数の湖水のある地域です。列車で行く場合は、ロンドンのユーストンからICでオクセンホルまで行き、そこから支線に乗り換え湖水地方の中心地のウィンダミアまで行けます。4~5時間の行程でしょうか。筆者は、現地催行のパッケージツアーに参加して、ロンドンからバスで行きましたが、同行者はさすがに英国人ばかりでした。このシステムが合理的で、同日に目的地の異なる複数のパッケージが用意されています。ロンドンから乗ったバスは、最終目的地の湖水地方までは行かず、途中のハブとなるバスステーションまでで、このバスには目的地の異なるお客が混乗します。ハブに着くと、そこで、最終目的地に行くバスに乗り換えます、帰路はその逆となります。道路の渋滞が無くて、到着時間に誤差が少なくないと採れない仕組みですが、一つの観光地に対して、多くの出発地が選べる便利なやり方のように思いました。
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さて、湖水地方ですが、これが16年前で、自由行動日以外は、ウンダミアのホテルをベースにバスであちこち連れてってくれたので、あまり分解能が上がっていません。断片的な記述をお許しください。湖水地方は、名前の通り大小の湖水が散らばっていて、その中の代表格がウンダミア湖です。この湖の西側、ウンダミアの町並みの対岸には、ピーター・ラビットの舞台になったニアソーリーの草原が広がっています。丘の上には作者のビアトリクス・ポターが住んでいたヒルトップの田舎屋が残されています。ニアソーリーにはウインダミア湖をフェリーで渡るか、湖岸の道路を北に行って廻りこむルートがありますが、このフェリーがちっと変わってます。このフェリーは、ケーブルカーと同じ原理で、スクリューではなく、ワイヤーで引かれて行き来をしています。
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湖水地方は、ピーターラビットの舞台になっただけでなく、ウンダミアの北のグラスミアは詩人のワーズ・ワースが生まれた土地であり、湖水地歩の南東のハワースは嵐が丘の舞台になったところです。どちらも、バスで連れて行ってもらったようなのですが、あまりよくは覚えていません。他にも、小さな滝や、かわいらしい町並みの中に立つお城などがあったように思います。ただ、バスの窓から見えた綿々たる丘の連なりやその間の湖などのすばらしい景色だけが印象に残っています。
ピーターラビットは世界的に有名なウサギですが、もう一匹、世界的なウサギが居ます、ご存知イソップの亀と競争をしたウサギです。イソップの話では、過信をしすぎたウサギが、地道な亀に負け、「油断をしてはいけない!」といった寓意を持つものです。この話にはリーマスじいやの話という別の話があるそうで、亀が勝った理由が勤勉さではなくずるがしこさにあった、となっています。亀は外形から個体認識が難しいことを利用して、走路の途中に家族の亀をたくさん配置し、ゴールにも前もって行っていたというのだそうです。イソップにしてもリーマスの話にしても、昼寝を起こす電子アラームや個体認識技術があれば、ウサギは負けることはなかったでしょうに。どうもイソップの話は擬人化された動物のイメージを歪めるようで好きになれません。