週末になると、特に目的が無い時は「どこに散歩に行こうかな~」とは考える。北本自然観察公園には月に一回以上は行くとして、それ以外の所にも行かないとな~と思うわけだ。過去に訪れた冬の公園を思い浮かべ、そういえば「見沼自然公園」に長らく行ってないと思い当たり、久しぶりに行ってみることにした。
さいたま市緑区の「見沼自然公園」は、“見沼田んぼ”呼ばれる広大な田園地帯の一角にある。調べてみると、敷地面積は109,000㎡、平成6年(1994年)3月開設とのこと。
この日記で確認すると、2011年冬~2015年冬までは何度も行っている。最後は、2015年2月7日だった。けっこうご無沙汰になる。
1月30日(日)午前9時半頃「見沼自然公園」に着く。広い芝生広場を突っ切ると大きな池があり、ここにカモなどの水鳥がたくさん訪れる。
カモ達の中で一緒に泳いでいるのをよく見る黒いのはオオバンだが、陸上で似たようなのが器用に歩いていた。最初はオオバンかと思ったけど、額が白くないのでバンだった。
バン(鷭:クイナ科バン属)には、カモ達のような水かきは無いし、オオバンのように指の一つひとつにヒレがついている「弁足」でもない。泳ぐことよりも歩く方を選んだようだ。
池の中に杭が並べてあった。そこにカモが休んでいた。一匹が独占できる格好のお休み処だ。
池の中の小島の岸にカルガモが数匹と小さいのは赤ちゃんか。
身体が丸くて鏡餅のよう。ズームで確認。
以前、立入禁止になっていた木道は、とてもキレイになって復活していた。
ラクウショウの前の池は水をたたえていたのだが、草地状態。どうしたのだろう。
この公園内には大きな高圧鉄塔が建っている。入口に近い鉄塔は高さのある土台の上に載っている。
個人的には、電線がある風景は好きではないけど、鉄塔自体は様々な形があり面白い建造物だと思っている。この鉄塔は真下からも見上げることができ、過去にもとりあげたことがある。この直角の張り(荷重)を支えるってスゴイ!と思う。
江戸中期の頃、新田開発のため見沼たんぼの西縁と東縁の台地にそって水路が開削され、農業用水が供給された。これが「見沼代用水」で、新田と用水を開発したのが井沢弥惣兵衛為永(いざわやそべえためなが)さん。立派な銅像がある。
当園の東側沿いには東縁の用水路がある。今回、その用水路はカラッカラに乾いていた。この時は、何でだろう?と思った。
水路の反対側は『さぎ山記念公園』で、そちらにも寄ってみた。その後、当園の北側に位置する『七里総合公園』に立ち寄った。見沼代用水の上流に沿いにあり、直線距離で2.5kmほど。そこでは、水が流れていた。
どうやら七里総合公園から見沼自然公園にいたる途中で、取水されている状態のようだ。
(次回は、見沼自然公園で見かけた他の野鳥をとりあげる)