5月20日、27日は北本自然観察公園で散歩をしてきた。
この公園の北側の一帯には、様々な落葉広葉樹に混じってクワの樹がそこそこある。
クワ(桑)はクワ科クワ属の総称で、絹糸を作るカイコの餌として古くから栽培されてきた。地図記号にも桑畑があるくらいだ。
桑の実が熟してくると遊歩道に落ちて黒い跡を残すので、下を向いていても分かる。
草地にある桑の実を見上げていると、おばちゃんが近づいてきて、桑の実を食べ始めた。これまでにも、こういう地元らしいおばちゃんがいたので、よく食べるな~と思っていたら、「美味しいわよ~、食べてごらんなさい」。
エッ私、食べろってか。そっそうですか~と1粒食べた。懐かしい味がした。子供の頃は直接食べた記憶はあるが、イイ大人になってからは・・・無いと思う。
株立ちの大きな樹もある。おばちゃんも「これは桑にしては大きいわよね~」と。
園内にある埼玉県自然学習センターの館内では、この時期になるとカイコの幼虫が繭になるまで飼育展示する。
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天気が良く、緑が濃くなってきた園内の風景。
冬には様々なカモさん達がいた「高尾の池」は静かになった。大砲に三脚の方たちもいなくなった。
「八つ橋」からは、遠くにカルガモと倒木にはいつものカメ。
草地のエノキ。今年の草地はシロツメクサが多い。左の方にクワがある。
右側はススキ、左側はオギ。ススキは根元から多数の茎が伸び株立ち状になる。
この小さい池でカルガモを見るのは初めてカモ。
生物多様性保全のため、外来種のオオブタクサやシンジュを刈り取ったようだ。お疲れ様です。
これはこれは、つまみ甲斐のあるたわわなみのりですね。
といっても全部とってジャムにしちゃおうなんて、不埒なことはできません。
冬は葉を落としているので山桑の木は気が付きませんでした。
本当に久しぶりの桑の実でした。
たぶん、この公園は持ち出し持ち込み禁止だと思います。