ホオズキ(鬼灯)は、ナス科ホオズキ属の一年草または多年草。ぶら下がった赤い袋(萼)姿が独特で印象的。
7月の第2週にホオズキの鉢植えを頂いたことを以前とりあげた。我が家で初となるホオズキなので、育て方などをWebで調べていると、「透かしほおずき」「スケルトンホオズキ」というものがでてきた。その作り方をざっと見て、自分でもできそうだと思い試すことにした。
8月3日(土)、鉢の植え替えをする際に、赤い袋部分を柄の付け根から6個取った。それを、何かの菓子が入っていた蓋のできる容器に入れる。鉢底網を加工し浮かんでくるのを押さえるようにした。これをキッチンの片隅に置く。
「透かしほおずき」は、膨らんだ袋部分(萼)を水に浸けておくことで葉肉が溶け(腐らせ)、丈夫な葉脈だけが残った状態にしたもの。
数日で水が濁ってきて、揺らすと赤い部分が剥がれ始めているのが確認できたので、水を流し、シャワーを当て洗い流し、また水に浸す。これを数日おきに繰り返した。汚れた水を流す時は腐臭が強いので注意。
Webでは10日とか2週間で出来るとしているが、なかなか赤い部分が落ちきれない。
4週間ほどしてからは、水替え作業時にブラシで落とすことを試みるが、それほど変わらない。袋の中にたまったのは先の裂けた所から洗い出す。その後も週末ごとに確認するがキレイに落ちないので、8週間後の9月28日(土)に浸すのを止めた。洗い流し、一晩乾かす。
9月29日(日)の朝、テーブルに置いて記念撮影。中の丸い果実は、萎んでいたり無くなっているのもある。
縦に伸びる太めの脈や網目状の脈が残る。赤味のある部分は多少残っている。
今年の4月に頂いた「オウギバショウ(扇芭蕉)」の果実を入れた透明の容器に、「透かしほうずき」も入れてみた。賑やかになった。
なお、透かしほうずきをよりキレイにするために漂白剤を使う方もいたり、より短期間に仕上げるのに重曹を使う方法もあるらしい。
来年、またホオズキを育ている機会があったら、透かしほうずきにチャレンジしようと思う。