シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

さいたま市:武国神社と狛犬

2015-03-12 | お出かけ

前回取り上げた三貫清水緑地を後にして北に向かうと、カーナビの表示に『武国神社』の文字。“ぶこく”と呼ぶようだが、武の国とは何とも勇ましい名前の神社と思い、立ち寄ることにした。(2月28日)

周辺は東から西に向かって斜面になっているが、神社の敷地は周辺の開発から取り残されたように高台の上にある。


道路からやけに幅のある階段を上ると境内で、すぐに狛犬と石造りの鳥居があり真っすぐな参道が続く。

 

社殿。画で見ると屋根瓦がずれているのがちょっと気になる。


正面からは分からなかったが、横に回ると奥に小さな社があった。ということは、手前は拝殿で奥のが本殿なのであろう。


本殿は小さいものの、手の込んだ造りのように思えた。


神社の縁起によると~元来は氷川神社と称し、村の開発に伴い、武蔵国一宮の氷川神社を勧請して祀ったものと推測される。明治40年に周辺の3社を合祀したのを機に武国神社と改称した。社名について伝えはないが、かつて武蔵国一宮の分霊であったことに由来すると思われる。~ということで、特に勇ましいわけではなかった。


ところで、ここの狛犬はちょっとディフォルメの効いた、おちゃめな感じ(個人的偏見です)。
向かって右は、毬のような玉を踏んでいる。


左のは、顔つきの悪い子供の狛犬(?)を踏みつけているように見える。


カチャってみると、玉は中国の故事によるもので「良いことが長く続く」という意味があり、子供の方は踏まれているのではなく「抱いている」「あやしている」のであって子孫繁栄の意味があるようだ
これらはそれぞれ「子取り」、「玉取り」と呼ばれ、一対となっているのが一般的とのこと。知らなかった~。

さらに、本来は「獅子・狛犬」といい、向かって右側が口を開いた角なしの「阿像」で獅子、左側が口を閉じた角ありの「吽像」で狛犬。現在では必ずしもこの形式にとらわれておらず、呼び方も「狛犬」が定着しているようだ
ん~獅子と狛犬だったんだな~。勉強になった。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ディック)
2015-03-14 21:20:05
へぇ〜、ぼくも、おかげさまでとてもよい勉強になりました。
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ディックさん こんばんは (KAEDE)
2015-03-16 22:33:26
それはそれは役立って良かったです。恐縮です。
これからはもっと狛犬を注意して見ようと思います。
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