シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

川場村:武尊神社、土田酒造、ふれあい橋

2020-03-14 | お出かけ

2月23日(日)10:10頃~〈川場村紀行のつづき。コテージでのことは次回に〉
コテージを出発し、最初に川場村の中心街の北側、川場温泉地域に位置する武尊神社へ行く。

武尊神社(川場村指定重要文化財)
案内板によると~享保3年(1718年)に湯前薬師堂として建立され、宝歴5年(1755年)に修復、享和4年(1804年)現在の本殿が完成した。三間四面造りの大床勾欄を四面に回すお堂造り。屋根は、唐破風の向拝部と正面上部の千鳥破風、銅板(元々は茅葺)入母屋造り。~

山では朝から降っていた雪が、ここまで運ばれてきた。
小さいながらも立派な神社で、歴史もありそう。なのに、何故こんなに敷地が小さくなったのだろう。南側と東側はすぐに車道だ。周りの温泉・宿泊施設が優先されたのだろうか。

柱上部の2対の龍は、阿吽で、梁を巻くように彫られている。欄間彫刻も細かい彩色仕上げ。(この時は風が強く、ビニール傘を支えるため片手で撮ったら案の定・・・)

組み物(三手先?)には、狛犬など3種類の彫刻。垂木の並びがキレイ。

内部の天井には龍の墨絵が描かれ、落款から狩野探雲(かのうたんうん)が描いたものとされている。龍の周囲は様々な植物の天井画。

向拝上部には、赤い鬼がいた。(邪鬼)


神社の屋根部は改修されているが、それ以外は経年劣化が激しい。濡れ縁というか廻り縁は傾いているところもあり「歩いていいの?」と。彫刻も本来の彩色をとりもどせれば見応えが数倍アップするはずだ。改修するのも大変なことだとは思うけど。
この後、車で2~3分ほどの土田酒造へ向かう。雪は止んだ。

土田酒造株式会社
土田酒造は、創業明治40年(1907年)。ブランドは「誉國光(ほまれこっこう。誉は難しい漢字)」や「土田」など。
着いたものの駐車場が広くてどこに車を止めてよいのか迷った。観光ツアーでも立ち寄るのだろう、観光バスの3~4台分は余裕だ。
立派な庭の正面に仕込蔵、左に食事処、右に売店がある・・・と分かったのは後のことで、まずは大きな建物に売店があると思い左側の食事処に入る。


2階が食事処で1階は大吟醸ソフト販売コーナーや様々な賞状が掲示されていて、少し離れた所に木版と古そうな掌状が独立して飾られていた。

ここの説明によると~誉國光の名前は「我が国が、誉れ高く、光り輝きますように」と二代目当主が国の繁栄を願ってブランド名にした。
誉國光は、戦前に行われていた日本酒の品評会で、関東で唯一「名誉賞」を受賞している。名誉賞は連続で入賞した蔵だけに与えられる名誉ある賞で、全国で84蔵しか受賞されておらず、現在では約50蔵が残るのみ。

団体さんがもうすぐ着くという社員間の声が聞こえ、早々に移動する。
食事処から通路でつながる仕込蔵を見学し、蔵の前に出る。この蔵の中が売店になっていた。

前日の永井酒造もそうだが、蔵の中はオシャレなものだ。
それぞれのブランドで試飲を勧められるが、飲めないのがとても残念。代わりに?妻は4~5種類飲んでいた。チックしょー!だ。でも、「家で試飲したら」と、300mlを3本買ってもらった。ヨシとしよう。


この後、車で5分ほどのふれあい橋へ向かう。前日、虚空蔵展望台から見えた所だ。

 

ふれあい橋
歩行者専用の吊り橋で、長さは200m以上ありそう。


橋の上からの北側。武尊山の方は雪でかすむ。大きな釣り堀あり。


南側の虚空蔵堂・展望台のある山。ズームで展望台を探す。田では「田んぼアート」が行われるらしい。


橋を渡った先から、橋を眺める。背後の山並みは赤城山。

 

川場村歴史民俗資料館あたり
対岸を少し散策する。広い芝地があり、見まわすと校舎らしき建物があった。

建物は『川場村歴史民俗資料館』で、旧川場尋常高等小学校の校舎を移築して造られたもの。国の指定登録有形文化財。
この辺りは「川場村中央公園」で、近くには水車小屋や桒原吉右衛門の館などもあった。

背中に薪を背負った金ちゃんがいた。今では希少かもしれない。
そういえば、何年か前に「子供が真似したら危険だから撤去しろー」とかって批判があったけど、まぁ、確かに今の子がむやみに薪を背負ったら転ぶだろう・・・(そこじゃないか)。

戻るため橋を渡っていると、また雪が降ってきた。前日から、天気が忙しい。
この後、ランチ目的で近くの「道の駅 田園プラザ」に向かう。
(川場村紀行はあと1回)

※追記:川場村紀行のリンクをまとめておく。

★川場村紀行
川場村:2月22日~23日(全体行程など)
川場村:虚空蔵堂、展望台など
川場村:永井酒造、吉祥寺(臨済宗建長寺派)
川場村:武尊神社、土田酒造、ふれあい橋
川場村:名水の里 天神、兜滝、コテージ

 

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2 コメント

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川場温泉 (地理佐渡..)
2020-03-16 06:52:54
おはようございます。

群馬は近いので良く訪ねます。
県北部の中山間部に良い温泉が
ありますから、毎年少しずつ
場所を変えて訪ねています。

今回の紹介で川場温泉は候補
になります。ただ、今は新型
コロナウイルスですね。困っ
たものです。

返信する
地理佐渡さん こんにちは (KAEDE)
2020-03-19 12:45:20
私も、関東北部には初めて訪れる地を増やしています。
川場のように、規模は小さくとも面白い処に出会えると嬉しくなります。
旧型のことは知りませんけど、新型にはまいりますね。
返信する

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