シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

川場村:虚空蔵堂、展望台など

2020-03-08 | お出かけ

失礼ながら、川場村および村の観光スポットは全国区ではないし、関東でも知らない方は多いと思う(私は知らなかった)。しかし、事前に調べて実際に行ってみたところ、ほ~っと感心し面白く楽しめた。
前回、全体のスケジュールを記したので、今回からは順に訪問先を取り上げる。

2月22日(土)11:30頃~
お目当ての蕎麦屋が休業中だったので、『道の駅 川場田園プラザ』の『そば処 虚空蔵』に行く。東日本1位の道の駅は駐車場が広く、飲食店も多いが、時節柄と12時前ということもあり、ちょうど良い空き方だった。

それでも、そば処はいつも混むようで注文をするときに「お時間をいただきます」との案内があり、数種類のお茶と白菜の浅漬けが2か所に置かれ自由に頂けるシステムだ。

店員さんに、山の上にある『虚空蔵堂』のことを聞くと、「展望台がすぐ近くにあるので是非行ってみてください」と大推薦。『後山』の散策コースはいくつもあり、道の駅からも歩いていけるし、一番早いのは近くのお寺の方まで車で行って上ることもできると、いろいろなお話を伺う。
食後、妻の意見を尊重し車でお寺の方へ行く。(事前に調べていた私としては、店員さんに聞いたことも確認に過ぎないが、後で私のせいで・・・と言われるのは嫌なので、シメシメと内心思った。何故かというと・・・)

『虚空蔵堂』(こくうぞうどう)
車をとめて、『清岸院』の横を通り、山道(参道)に入る。清岸院は、虚空蔵堂を管理し広い寺域を持つようだ。
針葉樹の林で緩やかな斜面を進むとすぐ、ほぼ直角に右に曲がる。すると先の見えない石段が目の前に。「何これ~!」と妻、「これか!」と思う私。この石段と灯ろうの光景を見たかった。


案内板によると~456段にわたる石段の創設は室町時代と言われ。「そんなにあるの~!え~!」と案の定のお言葉。「大丈夫、去年の4月は浦山ダムで500段上ったじゃん」となだめて上り始める。


最初は、踏面が広くてテンポの合わないダムの階段に比べて、踏面が狭いのでまだ上りやすいと言っていたものの、すぐ辛くなって踊り場みたいなところでは立ち止まる。さらに途中から勾配がきつくなり、辛さが増す。もうすぐ!で写真を撮った辺りから妻の方が先に行きゴーーール。


一番上の石段に座って小休憩。上から見ると急な勾配と分かるし、やはり下の方は枝葉で見えない。


『能満山 虚空蔵堂』(川場村指定重要文化財) 所在:川場村大字立石後山、管理者:能満山清岸院

案内板の縁起によると ~間口10米、奥行9.5米の寄棟造りで、正面に唐破風の向拝を付け、銅板葺屋根は、軒が長く二重繁垂木で、丸柱四面四本建である。/堂は永禄三年(1560年)に建立、承応二年(1653年)真田内記信正の家臣、鎌倉重継の発願により、沼田城の鬼門除けとして改築された。/参道の石段456段は、天明五年(1785年)に着工、寛政九年(1797年)に完成した。堂の虚空蔵菩薩を中心とした十三佛のうち、十二佛尊像が石段左右に安置されている。

堂の西側をみると、岩山を削って建てられているのが分かる。岩山の上にも灯ろうがあり、何かありそうだが登るのはやめておく。

 

『虚空蔵展望台』
堂の東側から裏手(北向き)に歩くと、携帯の基地局(アンテナ)が3本?建っている脇を通り、すぐに展望台に着く。


展望台はとても見晴らしが良い。正面は北側で川場村の中心地やその後ろには武尊山。(東側後方に赤城山、西側は平らな山並み)


武尊山(標高2,158m)をズーム。雪が少ないとはいえ、高い山は真っ白だ。


下には吊り橋が見える。ここは翌日行ってみようと考えていた。


先ほど食事をした道の駅のそば処もぎり見えた。

 

■帰りの石段~清岸院
登ってきた石段を今度は下りる。急だし手すりなど無いので気を付けながら・・・と、下から3人が上がってくるのが見えた。
そういえば、車をとめてからここまで他の人を見ていない。ついに他の観光客が来たのかと思ったが、よく見るとご年配の女性で、おしゃべりをしながらゆっくり上っている感じ。観光客ではないようだ。でも、この石段で上までくるのか?まさか?・・・行き交い、ある程度進んでから振り返る。

70代・80代に見える。荷物はないし、地元の方の散歩なのだろうか。石段下に着いてから再度振り返ると、お婆さんたちは変わらずに石段を登っていた。凄い。
清岸院の入り口には、来るときにはなかったピンク系の軽トラが止まっていた。3人の内のどなたかはこの軽トラに乗って来たのだろう。

そもそも、長い石段に灯ろうが設けられているということは、これを使う時があるわけで、地域の村民にとっての参拝は不思議ではない。それにしても、の石段ではあるが。

『清岸院』の入り口近くの石仏が印象的だった。

↑石仏の右側、後方の山は赤城山だ。ここからでも眺め良し。
この後、酒蔵に向かう。

※追記:川場村紀行のリンクをまとめておく。

★川場村紀行
川場村:2月22日~23日(全体行程など)
川場村:虚空蔵堂、展望台など
川場村:永井酒造、吉祥寺(臨済宗建長寺派)
川場村:武尊神社、土田酒造、ふれあい橋
川場村:名水の里 天神、兜滝、コテージ

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12 コメント

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Unknown (ringo)
2020-03-08 22:34:21
川場村は、沼田の近くにあるのですね。
お蕎麦が美味しそうです。
456段にわたる石段を登られたんですね。
息切れしそうですが、展望台へ登り切った達成感は忘れられないでしょう。いい眺めですね。
行けたらいいなって思います。
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川場村 (kawa)
2020-03-09 17:26:54
川場村の北にある片品村には立ち寄ったことがありあすが、川場村はスルーしてました。
ここなら、安心して、観光できそうです。
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東日本1位の道の駅 (地理佐渡..)
2020-03-10 06:20:44
おはようございます。

たぶん近くまで行っているのにここには
来ていない。と思っています。長岡にい
ますと高速を使えば、山を越えるとすぐ
が沼田です。いずれ訪問の地としましょう。

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こんにちは (hiiragi)
2020-03-11 19:00:00
ご無沙汰です。

精力的に散策していますねぇ。
当方、休日はひたすら寝てますわ(笑)

エアコン、親しい取り付け業者(後輩)がいたのだけれどなぁ〜
彼によれば廉価でシンプルなやつが一番だそうです。
我が家もそろそろ・・・・
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ringoさん こんばんは (KAEDE)
2020-03-11 23:24:51
私は蕎麦好きなので、水が良さそうなら食べたくなります。
石段はなかなかのものでした。時間にしたら短いのですけどね。登った甲斐がありました。
普段、運動しないので、たまにはちょっと無理をして身体を確認するのも良いかもしれません。
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kawaさん こんばんは (KAEDE)
2020-03-11 23:25:21
片品村にはスキー場が多いですよね(たしか)。全国区の尾瀬もありますし。
川場村は沼田インターから近いです。近さは助かります。
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地理佐渡さん こんばんは (KAEDE)
2020-03-11 23:25:40
道の駅は、その土地を表す場でもありますね~。
そちらからも沼田は近いですよね。玉原高原も沼田からです。
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hiiragiさん こんばんは (KAEDE)
2020-03-11 23:26:06
お~ご無沙汰ですね~。お元気ですか。
こちらは、ちまちま散歩してますよ~。
そうそう、廉価でシンプルが良いとは聞きます。でも何かと楽ですよ~。
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Unknown (ディック)
2020-03-20 11:53:58
なかなかおもしろいルポでした。
456段の階段の脇に等間隔で灯篭がずっと並んでいるというのはすごいですね。
川場村にちょっと興味を持ち始めたところです。
さあっとスクロールした感じでは写真もなかなか興味を惹きます。
引き続き読んでいくつもりです。
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ディックさん こんばんは (KAEDE)
2020-03-24 00:11:45
その昔、この山の上に社を造る。石段を造る。灯ろうを設置する。大変なことだな~と。すごいな~と。
コメントありがとうございます。
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