利根川水系烏川の支流「神流川(かんながわ)」は、一部が埼玉県神川町と群馬県藤岡市の県境になっている。11月16日(土)に、妻とその辺りに行ってきた。この地域に行くのは初めてのことだ。
関越道の本庄児玉ICから国道462号を西側に進む。途中から神流川沿いになり、下久保ダムから山を上がると、今回の主目的『城峯公園』。ICから40分強。ただ、季節なので駐車空き待ち。
公園の駐車場とそこまでの道路沿いに車を止めるようだ。午前10時半頃(だと思う)で、待ちは2台。次は自車となってから、なかなかお呼びがかからない。でも、ここで幸運が訪れた。「駐車場まで行ってください」。手前の道路沿いだったら、坂道を上らなければならないところ、たまたま空いた公園の駐車場まで行けた。
『城峯公園』は、冬桜(十月桜)と紅葉が同時に見られるという。しかし、駐車場からはそれらしき景色は無い。レストハウス(キャンプ場も併設しているようで、管理棟でもある)でパンフレットを調達。
展望台があるというので、まずは、上から眺めたら全容が解るのではないかと行ってみた。神流湖・下久保ダムが一望だ(水は濁っているけど)。
先ほど通ったL字に曲がる堤体の天端が珍しい。(重力式コンクリートダムのようだが、天端の道路は狭く歩道は無かったと思う。また機会があれば。ダム目的でもいってみたい。)でも、公園側は見えない・・・。
それから、斜面地に拡がる公園内を散歩する。十月桜と紅葉の光景。(別ブログでもとりあげた)
12時過ぎに駐車場を出て下っていくと、駐車場待ちの車が列をなしていた。早く行って良かった(それほど早くもないけど)。
神流湖畔をクネクネ狭い道路を上流に行き、「金毘羅橋」で駐車。朱色の鮮やかな橋で鋼トラス吊橋。せっかくなので歩いていくと、橋の両サイドには緑色のネットがはられている。ちょっと残念。
橋を渡って、国道462号を下流に向かっていく。トンネルを幾つか過ぎると、右側後方にダムの堤体が見えたので車を止める。(次の機会には近くで見たものだ)
さらに下って「道の駅 上州おにし」(藤岡市)に立ち寄る。敷地内に変わった建物があった。
これは、国指定史跡『譲原(ユズリハラ)石器時代住居跡』。旧譲原小学校の工事中に発見された遺跡で、縄文時代後期から晩期初頭の敷石住居跡。炉あとは4個の結晶片岩で囲まれ、周囲を粘土で固めているそうだ。史跡名勝天然記念物。
神流川流域には、縄文時代の遺跡・遺物が散見されるが、国・県の指定史跡とされている所はこの遺跡だけである・・・そうだ。建物が立派なのも納得。
隣には、小学校の校舎らしき建物あり。これが旧譲原小学校なのだろう。〔1874(明治7)年4月に開校。現在の木造校舎は1934(昭和9)年築。1975(昭和50)年に閉校〕
その後、事前に周辺を調べていて行きたいと思った『ヤマキ醸造』(神川町)へ行く。
直売と喫茶『 糀庵(こうじあん)』でランチ。妻は1番人気の「豆庵汁セット」、私は豆乳を使った蕎麦と油揚げの何ちゃらセット。
それから、予約不要で自由に見られる「醤油もろみ蔵見学」。蔵内は撮影禁止・・・の手前に醤油仕込み樽(直径2.7m)が置いてあった。
コースの途中(地下)には「水の洞窟」という部屋で、「神泉水」が流れていた。
こういう施設があると好感がもてる。
この後は、本庄児玉のICに向かい帰路につく。午後5時前に帰宅した。有意義な一日だった。
城峯公園の十月桜、知っていますが、行ったことがないです。うちから結構遠いのでね。