シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

川場村:永井酒造、吉祥寺(臨済宗建長寺派)

2020-03-11 | お出かけ

2月22日(土)14:10頃~ 〈前回からのつづき。川場村紀行〉
虚空蔵堂・展望台・清岸院の後は、車で5~6分ほどの永井酒造に行く。水が豊かでキレイなところには良い酒蔵があるはずだ。自分へのお土産と、泊まるコテージでゆっくりと飲むためにも寄ろうと思った。

永井酒造株式会社
(後で改めて調べてみると)創業明治19年。ブランドは「水芭蕉」や「谷川岳」、シャンパンと同じ瓶内醗酵でつくられた世界初のスパークリング清酒「MIZUBASHO PURE」もある。その方面では有名な酒蔵のようだ。

大きな建物の隣に趣のある建物があり、ここが売店かな?と思いながら入る。オーっと、中も雰囲気が良い。聞いたところ、旧蔵を改装したもので百数十年前の建物らしい。階段の先は麹室だったという。梁があらわになった天井は高い。


岡本太郎氏から頂いた暖簾が飾られていた。


隣には、料理にあわせて日本酒を提供する「蔵カフェ」があるのだが、スタッフが体調を悪くして長期休業することなったそうだ。


ここでは、300mlのお酒を3本購入。内1本は娘婿へのお土産にと。
店を出ると、天気は曇りになっていた。ここからは、車で2分ほどの吉祥寺に向かう。


吉祥寺(臨済宗建長寺派)
お寺のホームページによると~吉祥寺創建は南北朝時代の暦応二年(1339)中巌円月禅師を開山和尚とし大友氏時により創建された。建長寺派四百有余かヶ寺の寺院の中で一番北域に位置することから、建長寺北の門とも呼ばれている。

吉祥寺(きちじょうじ)よく聞く名前だが、ほとんど関係ないようだ。ここの吉祥寺は、山号が青龍山、寺号が吉祥寺。宗派は臨済宗、本山は建長寺で、「臨済宗 建長寺派 青龍山 吉祥寺」の名前のお寺はここだけ。

駐車場から拝観所(500円)により参道を歩いていくと、二層建ての山門がどーんと。日光など寺社仏閣が多い地域なら珍しくもないだろうけど、ここで!?(失礼)と思う(皆、そう思うのではないだろうか)。

・吉祥寺山門(川場村指定重要文化財)
説明板によると~文化十二年(1815年)に関寧大器和尚によって再建。間口8.5m、奥行き5.5mの入母屋造りで、12本の丸柱仕上げ。「青龍山」の勅額は後光厳天皇の筆による。楼上には文殊菩薩を中央に配し、左右に十六羅漢像が安置されている~。

山門右手に楼上へ上がる階段があり、昇ってみる。↓参道側の光景。右側の『姫小松』は県の天然記念物。目通り3.8m、樹高約22m、推定樹齢300年の巨木で、地上3m位から幹が枝のように分かれている。


『古月庵』は宝物殿でもあり、一番近代的な造り。中には様残な像が安置され、いろいろなものがあった。建物を出ると小雨が降り始めたので、車に傘を取りに行く。


本堂前の前には枯山水。ここで見られるとは思わなかった。本堂内の縁側からも眺めることができる。


入口の方には、冬の風物詩の雪吊り。今年は必要なかったようだ。


本堂の中では、庭や滝を見ながら抹茶(季節の菓子付き:500円)もいただける。


水の流れが画では分かりにくいけど『昇龍の滝』。


本殿裏側には広い池と『青龍の滝』。


「不動の滝」に近い池からの光景。右は「釈迦堂」、左奥は先ほど入った「本堂」。


「釈迦堂」の前にはフクジュソウが咲いていた。


可愛いお地蔵さん。高さ10センチもない。


山門への帰り道。小雨の中、しっとり落ち着いた帰り道。


名残惜しい山門を見ていると、仁王像は独特だった。↓は吽形像だが、両像とも○が短い。

 

吉祥寺の境内内は、とにかく水が豊富。滝も池も多い。浅い池や小川には水芭蕉が芽吹き始めていた。
また、境内は吉祥寺百花園となっており、関東1都6県の「花の寺」と称される寺院が集まり、平成13年3月に発会した「東国花の寺百ヶ寺」に加盟している。緑の季節はより楽しめるだろう。

吉祥寺は15:40頃出発し、コテージに向かった。


※追記:川場村紀行のリンクをまとめておく。

★川場村紀行
川場村:2月22日~23日(全体行程など)
川場村:虚空蔵堂、展望台など
川場村:永井酒造、吉祥寺(臨済宗建長寺派)
川場村:武尊神社、土田酒造、ふれあい橋
川場村:名水の里 天神、兜滝、コテージ

 

コメント (8)
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