因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

ミナモザ公演『夜の花嫁』

2006-04-05 | 舞台

*瀬戸山美咲作・演出 サンモールスタジオ
 昨夏以来二度めのミナモザである。ミナモザ=実際の事件+自分の心さがしという図式がアタマにあって、チラシにあったウェディングドレス姿で椅子に縛られている花嫁と「しゃべり続けなければ殺される」というコピーに、一夫多妻制の新興宗教か、若い女性を次々に誘拐監禁していた事件や、少し前になるが小学生の女の子を拉致して自宅に監禁していた事件などを思い浮かべたが、すべて違っていた。
 幕開けから予想を裏切り、このあたりでまとめにはいったかと思わせて、考えもつかなかった終幕にしばし茫然。
 この舞台のことは次号の因幡屋通信で詳しく書きたいため、今夜はここまで。
 
 この日は夕方から激しい雨が降り続いたが、終演後そとに出ると雨はやんでおり、夜の新宿御苑近くの町はいっそう静かであった。心の中を言い表せないもどかしさを、むしろ心地よく感じながら駅に向かった。
 
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タテヨコ企画『春のズボンと... | トップ | 文学座3月アトリエの会『エス... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

舞台」カテゴリの最新記事