8月、昭和20年(1945)の終戦から76回目を迎えます。
加東市社の市街地の南端にある明治館(元加東郡公会堂)の広場には、旧社町(現社小学校区)の忠魂碑があります。大正15年(1926)に建立され、戦前は、碑の前で靖国神社の祭礼にあわせて在郷軍人会が祭礼を行っていました。戦後、昭和28年(1953)に、大東亜戦争の戦没兵士の尊名を刻んだ英霊碑が建立されました。
毎年夏に碑を取り巻くひらどつつじの生け垣の剪定と草引きの奉仕作業をしています。朝のウォーキングでも忠魂碑にお参りします。
中央の忠魂碑の両側の碑には、西南の役から大東亜戦争まで、郷土から戦地に赴き、斃れた英霊240余りの英霊の御尊名が刻まれています。その中には、母方の叔父2人の名もあります。
戦後76年。わが国と郷土が平和のうちに復興を遂げ、発展、繁栄の日々を享受することができているのも英霊の犠牲が礎となっているからです。しかし、未だ隣国に不法に占拠されたままの領土や拉致されたままの同胞、日本の歴史や伝統、文化を貶める言説など敗戦、占領時代に起因する問題が解決できないまま続いています。
草を引きながら、さまざまな思いが浮かんできます。今年も暑い夏の終戦の月を迎えます。