ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

明治12年の小学校教科書「兵庫縣管内地誌略」に記された加東郡(現加東市・小野市域)②

2021年08月19日 06時06分05秒 | Weblog

 ①に続き、加東郡の記述の続きを掲載します。
 五峰山、加古川(滝野川)の記述に続いて、三草山、御嶽(岳)山、三草川、東條川について記述されています。
 「元暦ノ戦」とは源平合戦の三草合戦のことをさしています。「土井村」の名が出ています。鴨川が流れるこの村は、戦後建設された鴨川ダム(東条ダム)の湖底に沈んでいます。それにしても難しい漢語がでてきますね。

三草山ハ、北境三草村ノ上ニ峙(そばだ)チ、丹波ノ境ニ亘リテ、巘𧮾錯緲タリ、三草川其陽ヲ流レテ滝野川ニ注ク。元暦ノ戦、平氏営ヲ此ニ設く
御岳山ハ、平木村ノ東ニ在リテ、摂津丹波ト界ヲ分テリ、山中清水寺アリ、白雉中ノ勅創ニ係リ、有名ノ古刹ナリ。
二水山ヲ夾ミテ発シ、土井村ニ会合シ、西流シテ東條谷ニ入ル、之ヲ東條川トス
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