ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

明治時代の修身教科書-尋常小学校1年生は絵で学んだ

2021年08月21日 05時49分01秒 | Weblog
  

 近隣の旧家のご先祖が使った古い教科書を見せていただきました。このブログで、兵庫県の地誌の教科書の記述を紹介してきましたが、今日は、修身の教科書を紹介します。明治26年発行の『實験 日本修身書入門巻一 尋常小学生徒用』(金港堂書籍株式会社刊)です。
 ご先祖が八城尋常小学校(※後の社尋常小学校)の1年生で使った教科書は、全頁に絵が書いてありました。
 第一課は「親の恩」親鳥が松の木の枝の巣で待つひな鳥に餌を運んでいる図です。親の恩を営巣、子育てをする鳥の姿で教えたのでしょう。
 第二課は「孝行」炉端で暖をとりながら茶を飲む母親の肩をたたく子どもの姿が描かれています。
 修身教科書のはじめには、孝行が挙げられ、親の恩に報いることの大切さを教えています。
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