ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

六角形の縦穴住居跡(弥生時代)ー社・大塚遺跡

2022年07月11日 05時54分01秒 | Weblog
 

 この写真は、滝野図書館2階のギャラリー「伝」で開催されていた加東市収蔵品展の社・大塚遺跡の発掘調査の解説の中にあった弥生時代後期の住居跡です。
 今回のバスターミナル建設現場で行われた調査で出たものではなく、過去の調査で発掘されたものですが、今は埋め戻されて田圃になっています。わが家の田圃に近いところです。
 円形の竪穴住居はよく見ますが、このように多角形、六角形の住居跡は珍しいものだそうです。柱と思われる穴が規則的に位置しているところから、上部の家の形をいろいろに想像してみました。
 二千年ほど前にこの一帯で稲作が行われ、人々が暮らした痕跡がある、というだけでも何か「歴史」を感じます。その場所で、今、私たちはやはり稲作をしています。当時の風景はどんなであったのでしょうか。これらの住居跡の家、石包丁を使って稲穂の刈り取りを行う人々の姿、周囲の風景など想像図で描いてあればもっと想像力がかき立てられるでしょう。
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