ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和30年の県会手帳

2016年05月05日 04時06分05秒 | Weblog
  

 机の引き出しに古い手帳が入っていました。父のもので、表紙は一部が破れていますが、「1955」の数字、「HYOGO」「Prefechual Assembly」の文字が読めます。裏表紙には、「兵庫県会」「昭和三十年版」と記されています。

 これは、兵庫県会の昭和30年の県政日誌、すなわち県議会手帳です。当時、社町の助役だった父、藤本豊治の手帳で、手帳にはスケジュールなどが書き込まれています。3月29日の項には「解町式」、4月1日の項には「新[社町]開町式10時」とあります。昭和の大合併で、社町、福田村、上福田村、米田村、鴨川村の1町4ヶ村が合併して新社町が誕生した歴史的な日の書き込みです。

 手帳は、当時加東郡選出の県会議員だった石井武夫氏(社町社)の関係で使っていたのでしょう。手帳の裏表紙見開きには、当時(昭和29年11月1日現在)の県議会議席図が掲載されています。扇形に議席が4列に配置され、石井武夫議員は議長席から見て4列目の左から2番目(77番)、3番目に近藤次氏(加東郡選出)の名前がありました。

 
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