ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

大正7年-町費完納への感状

2016年01月13日 04時50分09秒 | Weblog
  

 ここに大正7年(1918)に社町(旧社町、現在の加東市立社小学校区域)の区事務所から社町下町第二部に与えられた町費完納の感状があります。(写真)
 大正7年といえば、今から98年前のことであり、1918年は第一次世界大戦が終わった年でもあります。感状はA3判ほどの和紙に墨で書かれており、「木盃 壹箇」と書いた紙片と一緒に「感状」と表書きされた和紙に包まれていました。
 納税の大切さ、そして、下町第二部の町内会の町費完納実績を美挙、模範と高く評価しています。


   感状

国家ヲ経営スル基礎ハ須ク納税ニ在リ町村
ヲ経営スルモ亦然リ茲ニ貴町内ハ積年町費
之負担ヲ一言之異論ナク厘毛之滞納ナク各
戸挙テ納期ニ完納セラル是レ実ニ本町ノ美
挙ニシテ一般之模範タル事誠ニ嘉スベシ
猶ホ将来モ一層奮励アラン事ヲ望ム
茲ニ評議員会之決議ヲ経テ感状ヲ呈ス

 大正七年拾二月廿五日

    社町事務長  肥田磯七 印

社町下町
 第二部御中
コメント
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