ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和12年-佐保神社で国威宣揚皇軍武運長久祈願祭

2016年01月05日 05時22分30秒 | Weblog
 初詣や毎朝のウォーキング、秋祭りなど氏神である佐保神社(加東市社)にお参りすることが多いのですが、神前では、日々の感謝とご守護を祈願しています。このブログでは佐保神社に関する記事の投稿を多く行ってきましたが、特に戦前、戦中は出征軍人の奉告祭や戦勝祈願祭などがよく行われたことを当時の地区文書で紹介してきました。
 そうした時代があったことを忘れないためにもこのブログで紹介しています。今日も昭和12年(1937)の晩秋に行われた祈願祭の案内通知を紹介します。
 この年の7月に支那事変が起き、多くの郷土兵が召集され、出征しました。その奉告祭や祈願がよく行われました。当時の社地区の軍事関係文書綴に綴じられている案内通知は次の通りです。



 昭和十二年十一月二十七日
               社町長  大 橋 實 次
各官公衙長 殿
各町会議員 殿
各 区 長 殿
各学校 長 殿
各団体 長 殿
各団体役員 殿

     祈願祭参列方ノ件

来ル十二月一日午前八時ヨリ社佐保神社前ニ於テ国威宣揚皇軍武運長久ノ祈願祭ヲ執行可仕候条御参列相成度御案内申上候

 尚 県ヨリハ知事代理代参セシメラルルニ付御部(公衙)(団体)内多数御参列相成様御伝へ下サレ度願上候
コメント
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