ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

忠魂碑前で終戦70年の慰霊祭

2015年07月29日 05時05分36秒 | Weblog
             

             

 28日(火)、曇り空の下、加東市社の明治館の広場にある忠魂碑の前で加東市遺族会社支部の皆さんによる慰霊祭が行われました。
 この慰霊祭は今年が終戦70年の節目にあたるため、遺族会として戦没者の慰霊、感謝と平和への祈りをこめて行ったものです。
 この忠魂碑は大正15年3月に建立されたもので、両脇の英霊尊名碑は昭和28年に建立されています。戦前は忠魂碑の前で、在郷軍人会による春季、秋季の慰霊祭が行われていました。
 近年は遺族会会員の高齢化、減少などで忠魂碑の維持・管理も難しい状況になっていました。昨年、遺族会社支部の主だった方が集まり、終戦70年に向けて、慰霊祭の執行や英霊芳名録の編纂などが話し合われましたが、今日、慰霊祭が実現したわけです。芳名録の編纂も最終段階にあると聞いています。
 社の持寶院の田村住職による読経が行われ、参列者が焼香を行いました。遺族の皆さんも高齢化が進み、英霊尊名碑に刻まれた名前を探すのにも苦労されているようでした。私の母方の2人の叔父の名前も刻まれています。田村住職によると、終戦50年の頃は法事が多かったそうです。
 これからは、若い世代の人にも呼びかけて、忠魂碑の維持・管理をはじめ、郷土の歴史や平和を考える場、機会を設けていきたいと思いました。
 写真は慰霊祭のあとの記念写真です(中、下段)。何人かは先にお帰りになってしまって全員ではありません。上段の写真は62年前の昭和28年の忠魂碑整備記念の写真です。
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