ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和14年-佐保神社前で応召・入営の奉告祭

2015年06月27日 04時47分45秒 | Weblog
 昭和14年(1939)年、中国での戦闘が長期化していくなか、郷土から応召・入営する兵士を見送っていました。佐保神社(加東市社)で奉告祭を行い、バス、鉄道、自動車などで出発していく兵士を見送りました。
 当時の社区(現加東市社)の軍事関係文書綴に社町長から区長や関係者に宛てて、奉告祭への参列、見送の通知が綴じられています。
 朝のウォーキングで佐保神社に参拝しますが、70数年前には多くの兵士がこの場所から戦地へ、軍隊へと出発していったことに思いを馳せます。



 昭和拾四年弐月拾五日
               社 町 長

区 長  殿
町会議員 殿
官公衙長 殿 
各種団体長殿

      奉告祭執行ノ件

来ル二月二十日午前七時社佐保神社前ニ於テ左記応召・入営兵ノ奉告祭ヲ挙行可致候条及通牒候也

      記

一、入営兵

  藤本 廣(山国)  松原賢次(上中)  二十日午前八時祭 社駅行バスニテ出発

  檜原竜巳(山国)   二月二十六日午前八時三十分 社発播鉄バスニテ出発

一、応召兵

  松原 保(社)    二月二十日奉告祭終了後 姫路ヘ自動車ニテ出発
コメント
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