ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和18年-忠魂碑前で秋季招魂祭

2015年06月01日 04時39分12秒 | Weblog
 今年は終戦70年の節目の年にあたります。この歴史ブログでは、戦前戦中の郷土のようすを当時の文書などを通じて紹介してきましたが、今日は昭和18年(1943)9月24日に行われた秋季招魂祭の案内状を紹介します。

 現在も明治館(元加東郡公会堂)前広場に社町(旧)の忠魂碑があります。朝のウォーキングで参拝していますが、この同じ場所で戦前は招魂祭が行われていました。掲載の写真は現在の忠魂碑です。朝日を浴びて碑が輝いています。ただし、両脇の碑(英霊尊名碑)は戦後の昭和28年(1953)に建立されたものです。


拝啓 秋冷の候 御尊堂愈々御清適奉賀上候
陳者 来る九月二十四日午前七時より本町忠魂碑前(郡公会堂前庭)に於て本町出身戦公歿軍人の第三十五回秋季招魂祭挙行可致候条御繁忙の御事とは存じ候へ共御参列の栄を賜り度御案内申上候 敬具

 昭和十八年九月二十一日
    帝国在郷軍人会社町分会長  菅井良吉
    社 町 軍 友 会 長   神崎福麿

       殿
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする