ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

天を衝く銃の忠魂碑-滝野村の忠魂碑

2015年06月05日 03時57分10秒 | Weblog
           

 4日(木)、梅雨入りした模様という気象台の発表があったばかりですが、今日は一転透明な空気に覆われ、空の青さと山の緑が本当にきれいな好天となりました。

 午後遅く、加東市河高に用事があって集落の中を通る旧道を車で走りました。集落を抜け、加古川を跨ぐ中国自動車道の橋の下を過ぎると旧滝野村の役場跡のところにさしかかります。城跡を思わせる石垣が残っています。ここを過ぎてカーブを曲がったところで車を止めて階段を上りました。そこは旧滝野村の忠魂碑や奉公碑が立っている広場になっています。
 
 ここにある忠魂碑は他の地にある自然石の石碑とは違い、銃の形をしています。台座の上にまっすぐ天を衝くように銃が立っており、銃の中央には「忠魂」の2文字が刻まれています。以前にもこのブログで紹介したことがありますが、この忠魂碑は紀元2600年記念として昭和15年(1940)3月に建立されたものです。「忠魂」の文字は明治神宮宮司海軍大将有馬良橘の揮毫です。

日本が戦争に敗れたのち、占領期間中は、この忠魂碑を台座から降し地中に埋めておいたと聞きました。そして、講和独立後に再び元に戻したということでした。

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