One-Leg Playerの奮闘記

障害を持っていても松葉つえ1本でいろんなスポーツにチャレンジしています。

誰もが、いつでも、どこでも楽しめるパラスポーツへ。!!

2021-12-27 20:40:10 | 障害者スポーツの原点

東京パラリンピック2020でパラスポーツが多くの皆さんに注目され、とても印象に残っておられるのではないでしょうか。
日本代表選手たちの大活躍で無事に成功裏に終わり、それに伴いパラスポーツの日本における現状やパラ選手たちの苦労や思いを知っていただく為の「パラスポーツトークイベント」が、2022年2月23日(水・祝)に京都市北文化会館ホールにて開催されます。(詳細は、京都市障害者スポーツセンターのホームページから、申込みの締め切りは2022年1月19日までです。)

パラスポーツを通して障害のある人と無い人が一緒に活動できる環境をつくる切っ掛けとなるよう、パラスポーツの魅力を発信するイベントなのです。
このイベントのタイトルが「誰もが・いつでも・どこでも楽しめる未来をめざして」となっていることから、
私も一人の障がい者スポーツを愛好する者として、パラスポーツの盛んなドイツのクラブ組織に興味を惹かれ、障害者の40%近くが日常的にスポーツをしているドイツにスポットを当てて見ました。

ドイツにある法人組織の約9万のスポーツクラブは、ドイツオリンピックスポーツ連盟の傘下に組織化されています。国内のクラブを規模別にみると、会員300人以下が63%、301~800人が21%、801~2,000人が12%、2,000人以上が4%となっており、これらの地域のスポーツクラブが活動をする場について、半数以上のクラブが学校の体育施設を含めた公共スポーツ施設を利用して活動しています。

クラブの運営においては、スポーツ活動の提供、その指導をするコーチの獲得、活動施設の確保、競技会への参加、クラブの催しもの、補助金確保を含めた財政等の色々な課題があるようです。ドイツのスポーツクラブは、ボランティアなどの無償でクラブのために活動する人たちによって運営されているが、中には、運営、スポーツ指導、技術・施設管理の部門などで有償の職員がいるクラブもあり、そのようなクラブは全体の約25%にのぼるとのことです。

参加する人は障害の程度や練習できる頻度などそれぞれの事情に合わせてチームを選ぶことができ、ドイツのトップリーグで活躍する女子車いすバスケットボールの網本麻里選手は、日本に比べて気軽に参加できる環境があると言う。「初めてやりたいと思っている人や経験が浅い人が気軽に行ける環境があるのは、凄くいいことだと思う。」と語っておられた。

練習の場所を探す苦労もない。地域にあるスポーツ施設をそのまま使うことができる。参加者の経済的な負担が少ないのも大きな特徴で、ほとんどのチームに地元の企業がスポンサーとしてついているため、ユニフォームやチームが所属するクラブの会費などは低く抑えられています。

競技用の車いすは普通のものに比べるとかなり高額だが障害の程度によって健康保険が適用され少ない負担で購入することができるそうです。また車椅子を貸し出してくれるクラブもあり、プレーを始めるための資金が非常に低いのも特徴です。そして、学校現場でも障害がない子どもたちに理解を深めてもらうため、ドイツのある小学校では地域のスポーツクラブによる車いすを使った遊びが毎週行われていて、障害者だけでなく障害がない子も多く参加して、子どもの頃からのこうした体験が障害者への偏見をなくすことにつながると言う。

こう言うスポーツクラブが日本にも増えるとパラスポーツも、誰もが、いつでも、どこでも楽しめるんですけどね。

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