物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

アワコガネギク ~2017~

2017-10-31 16:00:00 | キク科
今年も綺麗に咲いています。

アワコガネギク(泡黄金菊)
<学名:Chrysanthemum seticuspe (Maxim.) Hand.-Mazz.
                f. boreale (Makino) H.Ohashi et Yonek.>

キク科キク属多年草






撮影日 2017.10.28: 群馬県

花期は10月~11月、黄色い小菊で花がひしめき合うように密につくので
{泡黄金菊}と呼ばれる。    
別名キクタニギク(菊渓菊)
本州(岩手県~近畿地方)、九州北部の山麓のやや乾いた崖などに
生える。

茎はそう生し、高さ1~1.5mの多年草。

葉の形は栽培菊に似ていて深い切れ込みがあり互生。

今年も綺麗に咲いていました。






ミコシグサ ~ゲンノショウコ~

2017-10-30 18:00:00 | フウロソウ科
ミコシグサ(神輿草) = ゲンノショウコ(現の証拠)
<学名:Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton>

フウロソウ科 フウロソウ属 多年草


赤花                   (↓画像クリックでゲンノショウコの記事にどうぞ)

撮影日 2015.9.13: 群馬県

日本全土の山野や道端に普通に見られるフウロソウ科の植物。
和名はゲンノショウコ(現の証拠)といいます。
夏から秋にかけて野山で、白色や紅紫色、淡紅色などの花を咲かせる。
白花

撮影日 2017.8.17: 群馬
果実は、次第に先端が長く嘴のように伸びて、
ロケットとか鉛筆の様な種の入った実が出来ます。

撮影日 2017.10.28: 群馬県


種子は下の萼片の中にでき熟して黒褐色になると、
下方からバネのように捲れ上がり、種子を遠くに
飛ばすため果実が弾け飛び、弾けた後の姿が、このような形
(神輿の屋根の四隅に付いている飾り似ている)
になることから「神輿草」と呼ばれている。







図書紹介  ~おすすめの本①~

2017-10-30 06:00:00 | 図書資料
いくつか参考となる図書を紹介します。

もうだいぶ紅葉が進んできています。
綺麗に色付いたサンカクヅルをご覧いただきながら
紹介していきます。

サンカクヅル(三角蔓)
<学名:Vitis flexuosa Thunb.>
ブドウ科ブドウ属


撮影日 2017.10.28: 群馬県
まずは植物学全般についての本です。


形態や生態、分類など植物全般について体系的に
解説されています。





以前、たねに関する図書をいくつか紹介したことが
あるのですが、今回2冊追加で紹介します。

子供用に漢字には振り仮名がついています。
写真も大きく、断面も載っている種の図鑑です。




色々な種の巧みな知恵についての解説本です。

種のいろいろな生態、散布方法、動物たちとの
かかわりなど面白い読み物です。

今日の夕方には神輿のようになって種を飛ばす神輿草の記事を予約しています。



図書紹介  ~全巻そろいました。~

2017-10-29 06:00:00 | 図書資料
一度紹介していますが全5巻すべて発行されましたので
再度 紹介しておきます。



『30年ぶりの改訂。新分類体系APG3による最新植物図鑑。
 新しい知見を加え、検索表や写真も一新!』
だそうです。

大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司/ 編



1:ソテツ科~カヤツリグサ科




2:イネ科~イラクサ科



3:バラ科~センダン科



4: アオイ科~キョウチクトウ科




5:ヒルガオ科~スイカズラ科(+総索引)

旧版と違い新しい系統分類体系APGⅢによって分類されています。


APGⅢとは
DNA解析にもとづく新しい分類体系。被子植物系統研究グループ (Angiosperm Phylogeny Group)の略称。
分子系統学の発展にともない、形態にもとづく旧来の
エングラー体系やクロンキスト体系に代わって、APG体系が
主流となった。
1998年のAPGⅠからはじまり、現在は2009年のAPGⅢに
改変されている。

第1巻   2万4000円(税別)
第2~4巻  2万2000円(税別)
第5巻    2万4000円(税別)
ちょっとお値段が・・・


1) 被子植物の新しい系統分類体系APGⅢを採用。
2) 属の検索表、種の検索表を一新。
3) 旧版の知見をもとに、新しい情報を付加。
4) 南西諸島、小笠原諸島の植物にも重点を置く。
5) 帰化植物、外来植物にも配慮した解説。
6) 美しい新写真によるカラーページ増補。
7) 充実した総索引(別冊)によりレファランス性がさらに向上。

さて、このブログも科別の書庫を作っていますが
分類体系はエングラー体系になっています。
APGに変えていかないといけないのですが・・・
なかなか