物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ミヤマダイコンソウ<Geum calthaefolium Smith var. nipponicum (F.Bolle) Ohwi >

2014-01-30 06:00:00 | バラ科

7月:八ヶ岳頂上の岩場

本州中部以北、奈良県の大峰山、四国の石鎚山の
亜高山帯~高山帯の岩隙や砂礫地に分布する高山植物。

 

高さは30cm程度で頂小葉は直径2~12cmと非常に大きくてめだち、
1枚の葉のように見え、端が鋸歯(ギザギザ)で光沢があります。

良く葉の形を観察していませんでした。
一枚の葉とばかり思っていました。
 

花は直径2cm前後で、ハート型の花弁5枚、光沢があります。

雄しべがたくさん見えます。



ミヤマシオガマ<Pedicularis apodochila >

2014-01-29 06:00:00 | ゴマノハグサ科
中部地方以北の高山の砂礫地や乾いた草地に生え、高さは15cm程度。

7月:八ヶ岳にて
 
切れ込んだ葉は、同じ仲間のタカネシオガマに似ていますが、
小葉が更に細かく切れ込んでいることなどで区別ができます。

 
花は、7~8月頃、長さ2~3cmの唇形で鮮やかな紅紫色の花が固まってつきます。
面白い形の花です。

 
 
 
 
同じ八ヶ岳のちょっと下の草地で見かけた同属の
ヨツバシオガマ<Pedicularis chamissonis var. japonica>

これは葉が3枚ですが4枚が輪生するので四葉塩釜となったそうです。

塩釜とは「浜で 美しいのは 塩竈(海水から塩をつくる釜 )、
   葉まで 美しいのは 塩竈」

といわれていますが、本当なんでしょうか
 
もう少し予約投稿で7月に八ヶ岳などで見た高山植物たちが登場します。