物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ツリフネソウ

2016-10-28 06:00:00 | ツリフネソウ科
花とその造りの記事は     
何度か記事にしていますが、今回は実と種です。





撮影日 2016.9.17: 群馬県




ツリフネソウ(釣船草、吊舟草)
<学名:Impatiens textorii Miq.>
ツリフネソウ科 ツリフネソウ属 一年草










高さ40-80 cm程度。葉は楕円形から広披針形。
夏から秋、茎の先端部に赤紫色の花が釣り下がるように多数咲く。
距が長く筒状になっている。
その花が帆掛け船を釣り下げたような形をしていることが
名前の由来と考えられている。

実がたくさん成っていました。

撮影日 2016.10.23: 群馬県


種子が熟すと、ホウセンカなどと同様に弾けて飛び散る。


飛び出した種です。


種を飛ばした後はこうなります。

どんな構造?仕組みなのか・・・

種と一緒にくるくると丸まったものも飛び出しました。





カラスウリ

2016-10-26 06:00:00 | 表紙

カラスウリ(烏瓜)
<学名:Trichosanthes cucumeroides (Ser.) Maxim. ex Franch. et Sav.>
ウリ科 カラスウリ属 多年草








林や草木にからみついて成長するつる性の多年草。雌雄異株。
葉は互生し,3~5裂して茎とともに細毛が密生している。
花期7月~9月、花は白く夕方から開花し花冠の先は細長くレース状に広がる。

⇒   記事 
 
受粉のため夜行性のガを引き寄せるためであると考えられており、
ポリネーターは大型のスズメガの仲間である。






色づき始めていました。


撮影日 2016.10.23: 群馬県

果実は直径5~7cmの卵型形状で、楕円形や丸いものなど様々。


熟す前は縦の線が通った緑色をしており光沢がある。


10月から11月末に、オレンジ色ないし朱色に熟す。
冬に枯れたつるにぶらさがった朱色の実が目立つ。








鮮やかな色の薄い果皮を破ると、黄色の果肉にくるまれた、
カマキリの頭部に似た特異な形状をした黒褐色の種子がある。

⇒   種子記 

種子はその形から打ち出の小槌にも喩えられる。
そのため財布に入れて携帯すると富みに通じる縁起物として扱われることもある。
果肉は舐めると一瞬甘みを感じるものの非常に苦く、人間の
食用には適さない。鳥がこの果肉を摂食し、同時に種子を飲み込んで
運ぶ場合もある。しかし名前と異なり、特にカラスの好物という
観察例はほとんどない。

別名:玉章(たまずさ)・ツチウリ・キツネノマクラ・ヤマウリ。
昔はしもやけの薬として実から取れるエキスが使用されていた。



ヒヨドリジョウゴ ~実~

2016-10-25 06:00:00 | ナス科

    




ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
<学名:Solanum lyratum Thunb.>
ナス科 ナス属 多年草

ヤマホロシの実を記事にしましたが、

その時にヒヨドリジョウゴに似ていると記しました。
で、今日はそのヒヨドリジョウゴを撮ってきました。


撮影日 2016.07.31: 群馬県



本当にそっくりさんです。



ヒヨドリジョウゴは柄に毛がたくさん生えているので
区別できます。



ところで写真の中に黒い実が写っていたのに
気づかれたと思います。





この黒い実は同じナスの仲間『イヌホオズキ』の実です。






センブリ  #2

2016-10-23 18:00:00 | リンドウ科




今年見かけたセンブリの花  その2 です。
冬に咲く桜      ” 冬 桜 ”      で有名な
群馬県藤岡市鬼石にある「桜山公園」で撮ったものです





センブリ(千振)
<学名:Swertia japonica (Schult.) Makino>
リンドウ科 センブリ属 二年草














撮影日 2016.10.23: 群馬県








センブリの花は雄蕊の付け根に緑色の蜜腺があるのがわかります。



センブリ

2016-10-21 06:00:00 | リンドウ科
今年は綺麗に開いたセンブリの花をまだあまり見ていません。
蕾をたくさんつけた株もよく見かけていますが、きれいに開いたものに
出会えていません。





センブリ(千振)
<学名:Swertia japonica (Schult.) Makino>
リンドウ科 センブリ属 二年草









草丈5-30 cm。日当たりの良く、やや湿り気のある山野の草地に生育8-11月に多数の白い花を咲かせる。
薬草として利用され、生薬名及び別名は当薬(とうやく)。最も苦い生薬といわれる。

今年見かけたセンブリの花をご覧ください。


撮影日 2016.10.9: 群馬県









影日 2016.10.16: 群馬県