オタカラコウ(雄宝香)
<学名:Ligularia fischeri (Ledeb.) Turcz.>
キク科 メタカラコウ属 多年草
本州(福島県以西)四国九州の山地から亜高山帯の湿った草地、 湿原に生える 。
沢沿いに沢山群生していました。
撮影日 2019.09.07: 長野県
茎の上部には短縮毛があり、下部には蜘蛛毛がある。 根出葉は数個つき、フキに似て長い葉柄があり、心円形で径40~60 cm 葉の縁は鋸歯状。
茎につく葉の葉柄は茎を抱く。
花期は7~9月、高さ1~2 m程度になる茎の上部に黄色い頭花を総状につけ 下から上へ開花していく。
花序には苞がある。
黄色い舌状花が5~9個あり、 中には黄色い筒状花が10個以上固まってつく。
舌状花は5~9個。筒状花は約20個。
総苞は長さ10~12㎜、筒状鐘形。
総苞片は1列、8~9個。
痩果は円柱形。冠毛は長さ6~10㎜、褐色を帯びる。
タカラコウ「宝香」というのは、防虫剤や香料にする竜脳香のことである。 根や茎の香りが竜脳香に似ていることと、
近縁種のメタカラコウに比べて大形であることなどが名の由来となっている。
メタカラコウに良く似ているが、.
「 メタカラコウの頭花は舌状花が3個程度」
「オタカラコウの頭花は8個程度 また全体的に大ぶり。」
「メタカラコウの根出葉の基部はほこ形になるが、オタカラコウは尖らない。」