ヤマシャクヤク(山芍薬)
<学名:Paeonia japonica (Makino) Miyabe et Takeda>
ボタン科 ボタン属 多年草
5月最後の日曜日、長野の山に遊びに行ってきました。 ヤマシャクヤクが綺麗に咲いていました。
北海道~九州の山地帯、落葉広葉樹林下などに生える。 (石灰岩の地を好む傾向がある。 )
高さ30~40 cm。 葉は3~4枚が互生、小葉は楕円形~倒卵形。
撮影日 2019.05.26: 長野県
花期は4~6月。茎の先端に上を向いて直径4~5 cmの花を1個開く。
緑色の葉形の萼片がふつう3枚あり、花弁は白色で5~7枚、 花が開いているのは3~4日程度。
バナナに似た形状の3本の雌しべの周りに先端が黄色の葯を持つ 雄しべが多数付く。
秋に実が熟すと結実しない赤色と結実した黒色の種子ができる。
和名の由来は、山地に生え全体がシャクヤクに似ていることによる。
山野草として栽培され、苗が販売されていることもあります。
環境省のレッドリストの準絶滅危惧(NT)に指定されている。
減少の主要因は園芸用の採集、森林の伐採、林道工事等であると 推定されている。