物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

セリバオウレン

2015-02-20 08:48:44 | キンポウゲ科
オウレンの仲間  ④セリバオウレン
(芹葉黄蓮)
<学名:Coptis japonica (Thunb.) Makino var. major (Miq.) Satake>
キンポウゲ科オウレン属 常緑多年草 


本州から四国にかけて分布する日本固有種
薄暗い林の下に群生していましたが花はすでに終わり実ができていました。

撮影日 2008.4.20: 長野県

花は先のウスギオウレンに似ていて真っ白い花です。
オウレン(広義) Coptis japonica (Thunb.) Makinoの葉の形には
変異が多く、セリバオウレンは2回3出複葉で変種とされます。


オウレン属は原始的な植物と言われ、花の後にできる実は
袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
矢車状に並んだ果実の先が開いていて、そこから種子がこぼれ出る。







キンポウゲ科の仲間の実って みんなこんな形をしていますね。
 

ちなみにセツブンソウの実も似ていると思いませんか


撮影日 2011.4.10: 埼玉県



もうセツブンソウも咲き出しているでしょうね。





ウスギオウレン

2015-02-19 08:59:26 | キンポウゲ科
オウレンの仲間  ③ウスギオウレン
(薄黄黄蓮)<学名:Coptis lutescens Tamura>
キンポウゲ科オウレン属 常緑多年草 


撮影日 2014.5.25: 長野県

雪が溶けたばかりの薄暗い林下の、苔むした場所に生えていました。


フォッサマグナ要素の植物といわれます。

根出葉は、コセリバオウレンと同じく 3回3出複葉で、小葉は卵形、
羽状に中裂し、裂片には不揃いな鋭い鋸歯か、欠刻状鋸歯があります。
1〜2回3出複葉もあるようです

花色が薄黄色なのが名前の由来です。


花が終わり際で色も悪くはっきりとした特徴が出ていない写真になっちゃいました。
いつか撮り直ししたいです。



ミツバオウレン

2015-02-18 07:33:01 | キンポウゲ科
オウレンの仲間  ②ミツバオウレン
(三葉黄蓮)学名:Coptis trifolia

キンポウゲ科オウレン属 
別名 カタバミオウレン


本州中部以北から北海道の亜高山帯から高山帯の針葉樹林内や
林縁、湿地などに生育する常緑多年草。
根茎は細長く、横に這って繁殖する。

撮影日 2014.6.15: 群馬県

根出葉は3出複葉で、小葉は倒卵形でやや厚くて光沢がある。
基部の葉柄はほとんど無く、縁には鋭い重鋸歯がある。
花期は6-8月。花茎は緑色で、高さは5-10cm程度、
1個の花を上向きにつける。
花は7-10mm、白い花弁にみえるのは萼片で5枚、長楕円形。
花弁は蜜を分泌し、黄色で萼片より小さい


果実はほぼ卵形の袋果で矢車状に開出し、袋果の長さ3-8mm、
袋果の柄の長さは4-7mmになる。

葉の分かる写真が無かったです。
    かろうじてこれが・・・

葉が3小葉を持つことから、ミツバオウレン(三葉黄蓮)
の名になった。
別名のカタバミオウレンも3小葉に基づいています。




バイカオウレン

2015-02-17 09:18:03 | キンポウゲ科
高知県のリサ・ママさんのブログ「別冊・雲になろう」
”シコクバイカオウレン”が載せられていました。
そういえばバイカオウレンを記事にしていなかったのを思い出して
オウレンの仲間をいくつか投稿することにしました。
まだ 花の時期ではないのですが・・・・

オウレンの仲間 ①バイカオウレン
(梅花黄蓮)<学名:Coptis quinquefolia Miq.>
キンポウゲ科オウレン属 常緑多年草

本州福島県以南と四国に分布し、山地帯から亜高山帯の
針葉樹林の林床や林縁に生育する日本固有種。

撮影日 2008.4.20: 長野県

細長い根茎が横に這い、地下で匍匐枝を出す。
根出葉は鳥足状複葉5小葉で、倒卵形。光沢がありやや厚い。
3中裂し、基部はくさび形で葉柄はほとんど無く、縁には
鋭い鋸歯がある。


花期は4-6月。高さ4-15cmで褐色を帯びた花茎の先に
1個の花を上向きにつける。


花の径は12-18mm、
白い花弁にみえるのは萼片で普通5枚あり、倒卵形。
花弁は蜜を分泌し、黄色で萼片より小さい。




果実は舟状の袋果で矢車状に開出し、袋果の長さ6-9mm。
葉の姿がウコギ(五加木)に似ているのでゴカヨウオウレン
(五加葉黄連)の別名があります。
花が梅(うめ)の花に似ていることから、バイカオウレン(梅花黄蓮)
の名になった。



四国に分布するバイカオウレンについては

シコクバイカオウレン(四国梅花黄蓮)
<学名:Coptis quinquefolia Miq. var. shikokumontana Kadota>
今までバイカオウレン(ゴカヨウオウレン)とされていましたが、
バイカオウレンの変種としてシコクバイカオウレンと呼ばれるように
なりました。
シコクバイカオウレンの特長は、花弁の舷部(上部の先端の広がった部分)が
コップ状で深いこと。
花柱が強く反曲することで四国以外のものと区別されるそうです。
((  画像はリサ・ママさんのブログ「別冊・雲になろう」でご覧くださいね。 ))







立春

2015-02-04 08:16:40 | 表紙
昨日は 節分 でした。 ・・・・と言うことは   今日は立春ですね。 
まだまだ寒いですが暦の上では春になるんですね。
昨日は鰯が食卓にのぼりました。
豆まきはしなかったんですけどね。

ネタ切れなんで過去記事(節分関係)でもご覧ください。

『 すみれ world 』    雑草日記  と
プロフィール画像統一することにしました。