物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ヤドリギ

2023-02-27 05:00:00 | その他

ヤドリギの付いた木がありました。

ヤドリギ(宿り木)

<学名:Viscum album L. subsp. coloratum Kom.>

ヤドリギ科ヤドリギ属

 

 

沢山ついていますね。

 

上の方にはアカミヤドリギも見られます。

アカミヤドリギ(赤実宿木)
<学名:Viscum album L. subsp. coloratum Komar.
      f. rubroaurantiacum (Makino) Ohwi>

 

 

 

 

沢山実が生っています。


フサザクラ

2019-04-03 07:00:00 | その他
フサザクラ(房桜)
<学名:Euptelea polyandra Siebold et Zucc.>
フサザクラ科 フサザクラ属 落葉高木 
 


撮影日 2019.3.24: 群馬県
日本でフサザクラ科に属するのは本種のみで、「一属一種」です。
本州,四国,九州の山地、湿気の多い谷沿いや、渓流沿いに生える。
高さは10~15mになる。
葉が出る前に、赤い花が枝に付く様子は、樹全体が赤くなり目立つ。
 
赤い房状の花が垂れ下がって咲く様子を、 満開のサクラに見立て
房桜の名になった。
別名:タニグワ、サワグワ、ヤマグワ、ナナカマド、
ナナカマス、メメスギ
幹は褐色、横長の皮目がある。
 
葉は互生し、葉身は広卵形長さ6~12㎝。先端は急に尾状に尖り、
縁には不揃いの粗い鋸歯ががある。
この鋸歯の不揃い具合が、フサザクラの特徴でもある。
 
雌雄同株、両性花で、3~4月に葉の展開より早く開花する。
 
花弁が無く、暗紅色の葯をつける雄しべが10本以上垂れ下がる。
 
雌しべは短く、、雄しべの根元に隠れて目立たず多数ある。
 
原始的な被子植物で、古代植物の一つと言われている。
果実は長い柄がある扁平な翼果で、翼を持ち、秋に熟すと
黄褐色となり、風に乗って散布される。



ダンコウバイ

2019-03-27 07:01:00 | その他
休みの日に撮りに行ってきた早春の黄色い花。
続いてはダンコウバイです。

ダンコウバイ(檀香梅)
<学名:Lindera obtusiloba Blume>
クスノキ科 クロモジ属 落葉小木


撮影日 2019.03.24: 群馬県
本州(新潟県、関東以西)、四国、九州に分布
成木は樹高2.5~6 m、幹の直径約18 cm。
葉は互生し、柄があって葉身は幅広い楕円形で
先端が浅く三裂する。
葉の長さは5-15 cm、幅は4-13 cm、基部が幅広く
丸い。
葉質はやや厚く、表面はつやのない緑、若葉の
裏面には
毛が生えている。

花期3~4月。春、芽吹く前に黄色い小さな花を
枝に無数に付ける。

雌雄異株で、葉が展開する前に小さな黄色い
花を散形花序につける

花被片は6個で楕円形。

種子に強い香りが有り檀香梅と書く。葉も揉むと
わずかに芳香がある。
ダンコウバイの冬芽は葉芽は楕円形、花芽は球形を
しているが柄は無く、
葉芽・花芽ともに大柄でぼってりしている。





同じクスノキ科のアブラチロャンとよく似ているが、
花柄がつくので区別できる。













アブラチャン

2019-03-27 07:00:00 | その他
休みの日に早春の黄色い花を撮りに行ってみました。
狙いは "アブラチャン" "ダンコウバイ" でした。
どちらも盛りとたくさん咲いていました。
まずはアブラチャンからご登場願いましょう。

アブラチャン(油瀝青)
<学名:Lindera praecox (Siebold et Zucc.) Blume>
クスノキ科 クロモジ属 落葉低木


撮影日 2019.03.24: 群馬県
本州・四国・九州に分布し、高さは6メートルに達する。
葉は互生。質は薄く卵型から楕円形。全縁で葉先はとがり、
葉柄は赤みを帯びる。冬になっても枯れ葉が枝に残って
いることが多い。枝や実にはクスノキ科に特有の芳香が
あるが、どことはなしに油っぽい。葉も揉むとわずかに
芳香がある。



花期3月~4月。早春、葉に先立って淡黄色の花をつける。

雌雄異株。花は3-5個の花が散形花序に集まってつく。

淡黄色の花被片は6個。

種子は茶色で、油を多く含む。


花は同時期に咲く同じクスノキ科の
ダンコウバイとよく似ているが、花柄がつくので区別できる。

(ダンコウバイは花柄がないので、枝から直接散形花序が
でているように見える。)


また、冬芽の形が明らかに違うので、 冬芽に着目した方が
区別は容易。







アブラチャンの葉芽は小さく細長く花芽は球形。
冬期は同じ木に二種類の芽を確認できる。花芽には当然柄が
ついている。