物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

オカトラノオ 2014

2014-06-30 06:00:00 | サクラソウ科
やっと咲き出しました。
 
 
オカトラノオ(丘虎の尾) <学名 : Lysimachia clethroides Duby >
 
 
サクラソウ科オカトラノオ属で山野の日当りのよい場所に普通に見られるの多年草。
群生していることも多いです。

撮影日 2014.6.27 : 群馬県
 
高さは、50cmから100cm。葉は茎に互し、長楕円形で全縁。
花期は6月から7月で、白色の小さな花を茎の先に総状につけ、
下方から開花していく。花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がる。
みんな同じ方向を向いてたれていますね。
 
花冠は直径10mmぐらいで深く5裂し、裂片は狭長楕円形。雄しべは5個。
 

一つ一つの花は星型の綺麗な花ですね。

 

 
 
和名は、
丘のような場所に多いこと,
白く垂れた花序を虎の尾に見立てたことから付きました。



ネジバナ 2014

2014-06-29 06:00:00 | ラン科
ネジバナ  ( 捩花 )
<学名:Spiranthes sinensis (Pers.) Ames var. amoena  (M. Bieb.) Hara>
 
ラン科ネジバナ属の多年草。別名 モジズリ(綟摺)

良く伺うブログで何人もの方々が取り上げていたので撮りに行ってきました。
もっとも身近な蘭ですね。

日当たりの良い草地などに良く生育している小型の蘭です。
葉は大部分ロゼット状に根生し根茎は短く,太く肥厚した根を束生する。
 
子供の頃家の近くに大群落があり少し栽培したことがあったのですが、
根が太く短かったのを覚えています。

撮影日 2014.6.27 : 群馬県
 
4~8月,高さ10~40cmの茎の先に花序を出し、右または左まきのらせん状に花をにつける。


花は桃紅色で,唇弁は白色,花被は集合して筒状になり距はない。

花がねじれて付いています。
 

こちらはねじれがゆるいですね。
 
花茎の周りに螺旋状に並んで咲くねじれた花序が和名の由来で
「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草」とも呼ばれる事もある。

右巻きと左巻きの両方があり、中には花序がねじれない個体や、
途中でねじれ方が変わる個体もある。
右巻きと左巻きの比率は大体1対1だそうです。
 

 一つ一つの花は小さいですがアップで見ると綺麗な蘭の花です。

 
 
 
さて、この場所で何年か白花を見ていますが今年は見られませんでした。
というか、つぼみが出始めたものが多く見られたので未だこれからなんでしょうか。今年も白花が見られると良いな 



モッコク

2014-06-28 06:00:00 | ツバキ科
モッコク ( 木斛 )<学名 : Ternstroemia gymnanthera>
 
 
去年の12月9日に記事にした中にモッコクの実を載せました。
                                モッコクの実 

そのときにも書いたのですが、花が咲いていたのに
気づいていませんでした。
その後、今年の2月には大雪で太い枝が折れてしまうなどの
被害があり・・・

                    大雪被害            
大雪被害   

でも何とか今年花を観察することができました。

樹高約15mぐらいになる常緑高木。
我が家のモッコクは未だ若木で樹高2m程度です。

葉は互生で、枝先に集まる。長さ4-7cm、
倒卵状長楕円形でしゃもじのような形です。
たくさん花が付いていますが小さくて葉の下になり目立ちません。

6~7月頃、直径2cmほどの黄白色の花を葉腋に単生し、芳香を放つ。
近づくと良い香りがします。

1~2cmの柄があって、曲がって花は下を向く。
(最近の分類体系ではいろいろ科が変更になっていたりしますがモッコクもツバキ科から移動されています)
 
椿の花に  似ていなくもないような・・・
 

庭木として有名で良く植栽されています。
種子は樹上で赤く目立つため、アカミノキの別名もあります。



ウリノキ

2014-06-25 12:22:50 | その他
ウリノキ科 ウリノキ属 <学名:Alangium platanifolium Harms var. trilobum.>
 
 
山道の傍らに咲いていた変わった形の花です。

撮影日 2014.6.22 : 群馬県
 
落葉低木で高さは3~4m。葉は互生して葉身は浅く3~5裂、
長さ7~20cm、幅7~20cm。

葉の形がウリの葉に似ているので名前が付いたそうです。
 
瓜の葉に見えますでしょうか。

6,7月頃、葉腋から集散花序をだし、白い花を数個吊り下げる。
 
花弁は6枚で線形、長さ3~3.5cmで強くそりかえる。
葯は黄色で細長い。


下のは開き掛けです。面白いですね。



コアジサイ(小紫陽花)

2014-06-25 10:13:49 | ユキノシタ科
<Hydrangea hirta (Thunb.) Sieb. et Zucc.>
 
 
アジサイの仲間の落葉低木。別名シバアジサイ(柴紫陽花)とも呼ばれます。
 
たくさん咲き出していました。

日本固有種で、関東地方以西、四国、九州の明るい林内や林縁などに分布する。

撮影日 2014.6.22 : 群馬県
 
樹高は1-2mになり 葉は長さ2-4cmで枝に対生する。葉の形は卵形から倒卵形で、
先は尖り、基部は円形または広いくさび形で、長さ5-8.5cmになる。
縁には規則的で大きな鋸歯があります。


6-7月、径5cmぐらいの花序を枝先に複散房状につける。


アジサイの仲間に特徴的な装飾花はなく、すべてが普通花で両性花だけからなり、
白色から淡青色の5弁花が密集する。


 
 
この木は秋の黄葉も綺麗で見なものなんです。⇒