過去記事
『ネコノメソウ+ ヤマネコノメソウ』
の更新です。
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ヤマネコノメソウ(山猫の目草)
<学名:Chrysosplenium japonicum (Maxim.) Makino>
ユキノシタ科 ネコノメソウ属 多年草
<学名:Chrysosplenium japonicum (Maxim.) Makino>
ユキノシタ科 ネコノメソウ属 多年草
北海道の西南部から九州まで広く分布する小型の多年生草本。
森林の林床から林縁や湿ったところに生える。高さ10~20cm。
森林の林床から林縁や湿ったところに生える。高さ10~20cm。
撮影日 2015.4.19: 長野県
全体に長毛が散生する。走出枝はなく、茎葉は互生し、腎円形で長さ1~3cm、縁は浅く切れ込む。
(匍匐茎を出さないが、花が終わった後に楕円形で表面に毛の生えた珠芽を生じ、これによっても繁殖する。)
花期は3~4月。花茎を出して頂きに淡緑色の花をつける。
花は直径5mm程度、顎片は4枚で黄緑色で、長さ約1.3mm。花時には平開し、花後直立する。
雄しべは8個、ときに4個、葯は黄色。
葉は互生し、匍匐茎を出さないことでネコノメソウと区別できます。
識別のポイント
雄蕊の数なんかも違いが有りますが、小さいし紛らわしかったりしますので
ポイントとしてはお勧めしません。
過去記事
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ネコノメソウ(猫の目草)
<学名:Chrysosplenium grayanum Maxim.>
ユキノシタ科 ネコノメソウ属 多年草
ユキノシタ科 ネコノメソウ属 多年草
北海道、九州の山地林縁や谷間の半日陰地の湿ったところに
走出枝をよく伸ばし、マット状に群生することが多い。
走出枝をよく伸ばし、マット状に群生することが多い。
撮影日 2015.4.19: 長野県
高さ5-20cm。葉は対生し、淡い緑色で広卵形、長さ5~20mm、
3~8対の鈍鋸歯がある。花の近くの葉は黄色になる。
花期は3~4月、茎の頂に淡黄色の小花が集まってつく。
花は直径2mmほど、蕚片は4つで淡黄緑色。花弁はない。
苞は茎葉と同形で黄緑色を帯びる。萼裂片は直立し、淡黄色。
おしべは4本で蕚片よりも短い。
深く2つに裂けた実がネコの目のように見えるところが和名の由来である。
同属のヤマネコノメソウとは、茎葉が対生することで区別される。
クサイチゴ(草苺)<学名:Rubus hirsutus>
バラ科 キイチゴ属 落葉小低木
バラ科 キイチゴ属 落葉小低木
花盛りでした。
明るい林縁や草地に普通な小低木。高さ20-60cmと低く、
草本のように見えるため、クサイチゴと呼ばれるが、
実際は木本である。生命力は強く、刈っても、根から生えてくる。
全体に短い軟毛が密生し、茎には小さい刺がある。
葉は奇数羽状複葉で、花枝には3小葉、徒長枝には5小葉がつく。
頂小葉は卵形または長楕円状卵形、側小葉は卵形、先はとがり、
縁には細かい重鋸歯がある。
撮影日 2016.4.4: 群馬県
花期は3-4月。花は白色で、5弁花。
花弁は卵円形で、長さは15-20mm。花の中央に雌蕊が多数あり、その周囲にやはり多数の雄蘂を持つ。
果実は大型で初夏に赤熟し、食用となり、酸味は少なく、とても甘い木苺。
以前撮った実です。
撮影日 2009.6.9: 群馬県
別名、ワセイチゴ(早稲苺)とも呼ばれます。
シロバナタンポポ(白花蒲公英)
<学名:Taraxacum albidum>
キク科 タンポポ属 多年草
キク科 タンポポ属 多年草
温暖化の影響か当地でもたくさん見かけるようになって来ました。
在来種のタンポポ。本州関東以西、四国、九州に分布し、
西の方ほど多い。 (「北限は定かではないが、北海道松前町
龍雲院の境内で確認されている。」そうです。)
撮影日 2016.4.8: 群馬県
2月~5月にかけて白い花をつける。
頭花(花に見える部分全体)のサイズは直径3.5~4.5cmほどになる。
白く見える部分は舌状花(1つ1つの小さな花)の花冠
(「花びら」に見える部分)で、中央の花柱部は黄色である。
舌状花は1つの頭花におよそ100個ほどで、他種と比べて比較的少ない。
ゆえに結実する種子も比較的少ないが、
他の日本在来種の主なタンポポとは違い、
55倍体で単為生殖が可能である。
カンサイタンポポとケイリンシロタンポポが交雑して出来た種である事が
確認されているそうです。
他のタンポポより舌状花が少なく白色なので区別は容易である。
萼のような総苞片はやや反り返る場合もあるが、ほとんどめくれない。
萼のような総苞片はやや反り返る場合もあるが、ほとんどめくれない。